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宇宙の魂について(その1)

2015年1月16日


 

こんにちは。バラ十字会日本本部の本庄です。寒い日が続きますね。いかがお過ごしでしょうか。

バラ十字会日本本部代表、本庄のポートレイト

 

これは、あるたとえなのですが、長い電気コードに、とてもたくさんの電球がつながれている様子を、ちょっと思い浮かべていただきたいのです。

ちょうど、クリスマスツリーに飾り付ける電球のような感じです。

 

そして、これらの電球には、青いものや赤いもの、長いものや短いもの、大きなものや小さなもの、明るいものや、それほど明るくないものがあるとしましょう。

Christmas lights in ring on dark background with copy space.Deco

 

これは、バラ十字会でよく使われる、人間のなりたちを表すたとえです。

 

電球は人の体を表しています。そして、電球が輝くということが、物質である体に命の働きが表れることにあたります。

電球が輝くのは、つながれているコードに電流が流れるからですが、この電流のエネルギーが魂にあたります。

 

つまりバラ十字会では、人は、体と魂という2つの異なる性質のものからできていると考えていることになります。

このことは、会のシンボルであるバラ十字にも表わされています。赤色のバラは、人の魂を表します。黄金色の十字は、宗教的な意味合いはなく、人の体を表す哲学的な象徴です。

 

魂は精神的なエネルギーであり、部屋の隅々にまで空気が満ちているように、体のすべての細胞にこのエネルギーが満ちているとされます。

物理学で知られているように、エネルギーには保存法則が働いています。つまり、新たに生じることも失われることもありません。このことは魂というエネルギーにもあてはまると考えられます。

 

そして、このエネルギーによって体には命が生じ、生理的な活動がコントロールされ、意識が生じています。

 

先ほどのコードにつながれた電球のたとえで考えると、電球のひとつひとつには個性がありますが、すべての電球が、同じ電流、同じエネルギーの源によって輝いていることになります。

ですから人の魂は完全に他の人の魂と別々になっているわけではなく、すべての人の魂に同じ源があることになります。

 

バラ十字会だけではなく、古代の哲学者や神秘家もこの魂の源について語っています。そして、この人たちが使っていた言葉を現代語に訳すと、「オーバーソウル」(Over-soul)という言葉がおおむね当てはまるとのことです。また、「普遍的ソウル」(Universal Soul)、「宇宙ソウル」(Comic Soul)などという用語も使われることがあります。

これらの用語によって表されていることは、人の魂の源は、全宇宙の空間に充満している魂だということです。しかし、人の魂とオーバーソウルを無条件に同じだと考えることはできません。

バラ十字思想を詳しく研究していたルドルフ・シュタイナーは、このことを次のように語っています。

「内なる自己が神なのではない。内なる自己は神的なるものと同じあり方をしているのだ。一滴の水が海水と同じ性質だからといって、海から取ってきた一滴の水を、海だと主張する人がいるだろうか。」

ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)

ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)

 

 

オーバーソウルは完全な性質を持っていると考えられています。しかし、私たち人間は、自身の魂に内在している完全性に気づいていないので、自己の本来の性質に背いて、自由意志を適切でない方法で使い、悪を行うことがあります。

この考え方によれば、この世は、まさに学校です。そして、自分の内部にひそんでいるこの最良の自己に気づき、その性質を自身の考えと言葉と行いに表すことができるように、学び練習することが、この世で私たちが生きている目的にあたります。

 

参考記事:『宇宙の魂について(その2)』

http://www.amorc.jp/blog/?p=722

 

以上、ひとつの仮説のご紹介でした。もし仮にこのように考えたら、どのような疑問が解決し、どのような疑問が新たに生じるでしょうか。この機会に、このことをあなたにじっくりと考えていただけたなら、心から嬉しく思います。

 

それでは、また。

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