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古代ハワイの神秘家カフナと自己実現

2015年1月23日


 

こんにちは。バラ十字会日本本部の本庄です。この2日ほど、東京板橋では、冷たい雨が降り続けています。昨日の朝には、雪もちらちらと舞っていました。北国にお住まいの方には笑われてしまうかもしれませんが、朝起きるのに気合いがいる寒さになっています。そちらはいかがでしょうか。

バラ十字会日本本部代表、本庄のポートレイト

 

以前にこのブログで書いたことがあるのですが、まだ文字も発明されていない超古代、人類は長い歳月の間、とても厳しい自然環境の中で生き続けてきました。飢餓など、日々がまさに生と死をかけた戦いでした。そしてその間に人類が蓄積した生きる知恵は、世界のさまざまな地域で、先住民の文化に跡をとどめています。

 

このような知識の継承のひとつの例なのですが、古代ハワイにはカフナと呼ばれる人たちを育成する専門の学校がいくつもありました。カフナたちは、子供のころに才能を見いだされて、多くの場合アリィ(Ali’i)と呼ばれていた支配階級から選ばれ、20年以上も特殊な教育を受けた人だけが、高い地位に就くことができました。

 

このような古代の学校と、現代の専門教育には大きな違いがいくつかあります。

第一の違いは、古代では知識が専門の分野に分かれておらず、全体的なものだったことです。つまり、生きるために役立つという観点から選ばれた実用的な知識が、すべて一体のものとして継承されていたのです。多くのカフナたちは、医学、法律、建築、科学、教育、農業、天文と航海術などをすべて身につけ、人々のために役立っていました。

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もうひとつの違いは、カフナたちの学校で扱われていた知識には、人間の心と、そこに秘められている能力についての知識が豊富に含まれていたということです。

このような知識の大部分が現代では失われてしまいました。なぜなのでしょうか。現代的な懐疑主義をその理由のひとつにあげることができます。

しかし、別の理由もあります、神学が権威を失った近代以降は、主にヨーロッパで、実験によって何度も繰り返して確認できる種類の知識が、特に重視されるようになったからです。

この考え方は、物理学や化学のような分野で威力を発揮し、私たちの生活を豊かにすることに役立ちましたが、すべての分野で同じように有効なわけではありません。

 

人の心は流れる川のようなもので、過去のある時点と現在で、同じ状態になることはありません。

また、2人の人の心の状態を完全に合わせることも決してできません。

ですから、人の心に関する事柄を探究する場合、条件を統一して実験をするという方法は、うまくいかない場合が多いのです。

 

さて、カフナの持っていた、人の心についての知識を簡単にご紹介しましょう。カフナたちは、人の心には別の性質を持つ3つの部分があると考えていました。

 

一番目は、ウニヒピリと呼ばれる低位の自己です。

このウニヒピリは、現代の言葉では潜在意識にあたります。心のこの部分の最大の働きは、体の生理活動を自動的にコントロールすることです。

また、このウニヒピリには、以前の人生と現在の人生の感情、習慣、記憶が含まれており、それらには、個人的な性質のものと、集団的な性質のものの両方があるとされます。

 

第2番目の部分は、ウハネと呼ばれる中位の自己で、顕在意識にあたります。私たちが日常的に「精神」と呼んでいる部分です。五感を使って外界を知覚したり、言語を用いたり考えたりします。

 

第3の自己は、アウマクアと呼ばれる高位の自己です。このアウマクアは、まるで神のような働きをする部分であり、内面の進歩と幸せのために、その個人を導き援助していると考えられています。

先ほど説明したウニヒピリが、人の生理活動を絶妙なバランスでコントロールできるのは、このアウマクアが指揮者のように直接指導しているからだと言われます。

アウマクアが神にたとえられることには他の理由もあります。心のこの部分には莫大な創造力があり、その個人の進歩のために最良の環境を、時々刻々と周囲に創造しているからです。

アウマクアの創造力を活用するための知識を持っている人は、自己実現のために、つまり自分の望む方向に、周囲の状況を変えるために、アウマクアの創造力を役立てることができます。

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カフナには特殊な方法の深呼吸が伝えられていて、この呼吸によってマナ(mana)と呼ばれる生命力のエネルギーでウニヒピリを満たすことができたと言われています。

そして、このエネルギーを用いてアウマクアの創造力を解放して、自分や依頼者のために、望んでいることを実現することができたとされています。

 

バラ十字会で学習されている方は、カフナたちのこれらの知識が、神秘学通信講座「人生を支配する」の教材で、最初の15ヵ月の間に扱われる内容とそっくりなことにお気づきのことと思います。カフナたちの知識と同じように、バラ十字会に継承されている知識も、起源をたどると、古代に人類が得た知識が含まれています。

もしあなたが、この分野にご興味をお持ちであれば、下記のページで内容を知ることができ、一ヵ月間、無料で受講することもできます。

http://www.amorc.jp/learning_course.html

 

「カフナ」という古代ハワイ語の語源には2つの説があります。「カ」と「フナ」という2つの部分に分かれ、「秘密にされている事柄」を表すという説と、「カフ」と「ナ」に分かれ、「何かを守護する人」を表すという説です。この両方が、いわゆる“かけことば”になっていて、カフナは全体としては、「秘密の知識を守護する人」を指すという説もあります。

この最後の説を取ると、カフナはまさに現代の言葉でいう「神秘家」にあたります。つまり、大自然の法則や人生の謎について探究し、その知識を、時代の荒波の中で守り継承し、人々のために役立ててきた専門家を表しています。

 

いかがでしたでしょうか。古代ハワイの神秘家カフナについての簡単な説明でしたが、あなたに少しでも興味をお持ちいただけたなら、心から嬉しく思います。

それでは、また。

 

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