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ストレッチと視覚化

2016年1月8日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

バラ十字会日本本部代表、本庄のポートレイト

 

新春のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いします。

朝晩が一層寒くなりましたね。いかがお過ごしでしょうか。

恥ずかしい話ですが、正月のこの時期は、どうしてもお酒と食事の度を過ごしがちになります。そのせいか、仕事をしていて、午前中に少しだるかったり、胃がもたれたりすることもあるのですが、控え目をある程度心がけると、数日で元に戻ってくれます。そして、体が実にうまくできていて、愚かなことを多少したとしても、うまく回復してくれることに感謝する気持ちにさせられます。

 

人の体はおおむね37兆個の細胞からできているそうです。そしてその中には、たとえば赤血球や内臓の細胞もあれば、血管や消化管の細胞、筋肉や骨の細胞もあり、それぞれが別の役割を果たし、互いに支え合いながら、全体として調和して働いています。

ちなみに、37兆個のうち26兆個が赤血球だそうです。赤血球は肺で空気から酸素を受け取りますが、バラ十字会に伝えられていることによれば、そのとき同時に、宇宙の根源的エネルギー(essence:エッセンス)も受け取って、酸素と一緒に、体のあらゆる場所の細胞に運んでいます。

 

さて、以前も使ったたとえですが、人の体のことをオーケストラだと考えてみましょう。そして、それぞれの細胞が楽器だとします。すべて楽器がふさわしいリズムとテンポで役割を果たし、全体として生命という絶妙な音楽を奏でています。

ストレッチをする若い女性

 

このように考えると、それぞれの楽器を扱っている素晴らしい演奏家がいて、演奏家全員に指示を与えている指揮者もいると考えるのは自然なことではないでしょうか。

バラ十字会では、この演奏家にあたるのが潜在意識(sub-consciousness:下意識)であり、指揮者にあたるのが宇宙意識であるとされています。

 

潜在意識というと何かピンとこないように感じられるかもしれませんが、要するに、私たちの思い通りにはならない意識のことです。たとえば、私たちは自分の手足を思い通りに動かすことができますが、心臓の動きは止めようとしても止めることはできません。これは、手足をどのように動かすか決めている心が顕在意識であり、心臓をどのように動かすかを決めている心が潜在意識だからだと考えることができます。

 

生命を守るための体の働きの大部分は、潜在意識によってコントロールされています。つまり、ほとんど私たちの思い通りにはなりません。しかし、これは幸いなことです。もし私たちが勝手に、たとえば腎臓の働きを速めたり遅くしたり、消化液を出したり止めたりできたとしたら、体のバランスは、あっという間に目茶苦茶になってしまうでしょう。

なぜなら、人の知性は体の各部の働きとその絶妙な関連の大部分を理解していませんし、それをコントロールするのに十分な能力も持っていないからです。

 

一方で、宇宙意識とは、宇宙のあらゆる場所に行き渡っている高度な意識のことです。神の意識と言ってもいいのですが、宗教のように感じられてしまいますし、擬人化するのも、あまり望ましいことではありません。むしろ、物理学者や数学者や哲学者が研究しているような真実のおおもとになっている意識があると考えるのが望ましいようです。

そしてこの意識には、想像もできないほどの能力と聡明さがあり、体の活動をコントロールしている潜在意識に、決して間違うことのない指示を直接与え続けています。ですから、人の命どころか、すべての生き物の命を保つのに十分な働きをしているスーパー指揮者だと見なすことができます。

 

さて、私たちは、いや私だけかも知れませんが、お正月は特に、健康にとってあまり良くない行いをしてしまいがちです。最初に話題にしたように、お酒を飲み過ぎたり、食べ過ぎたりすることもあります。また、運動をほとんどせず室内で同じ姿勢をとり続けたり、スマートフォンを長時間操作し続けたりして、首や腰の筋肉に負担をかけて、こわばらせてしまうこともあります。

このような筋肉のこわばりは、健康にとって無視することのできないマイナス要因になります。

たとえば、首の付け根にある筋肉(僧帽筋)がこわばると、高血圧や不眠症の原因になるとのことです。また、太腿の裏側の筋肉(ハムストリングス)がこわばると、膝や腰の痛みとして現れたりします。ふくらはぎの筋肉(腓腹筋とヒラメ筋)が固くなると、冷え性が起こることも知られています。

 

ご存じの通り、このような筋肉のこわばりを緩和するためには、ストレッチが役に立ちます。

インターネットで調べていただければ、筋肉を伸ばすさまざまなストレッチ方法を知ることができます。ユーチューブでは、分かりやすい動画を見ることができます。

一例として、座ったまま行える簡単な太腿の裏側のストレッチをご紹介しましょう。椅子に浅く腰掛けて、片方の膝を伸ばします。伸ばした側の足の前面に両手を置いて、ゆっくりと足先に向けて滑らせながら、背筋は丸めずに伸ばしたまま上体を倒していきます。痛みを感じない範囲内で、太腿と膝の裏が伸びていると感じられるところまで、息を止めずに、無理をせずに倒していってください。

 

さて、ここまでならば、ごく普通に知られているストレッチです。そこで、今までご説明してきた、顕在意識、潜在意識、宇宙意識という見方を生かして、このストレッチをさらに効果的にすることに、チャレンジしたいのです。

 

繰り返しになりますが、体の働きを司っている潜在意識は、宇宙意識というスーパー指揮者に直接コントロールされています。しかし、顕在意識、つまり自分の思いによっても、潜在意識に影響を与えることができます。

このようなことを考えるとき、鍵となる言葉が2つあります。それは、「視覚化」(visualisation)と「呼吸」です。

視覚化というと難しく感じられてしまうかもしれませんが、要するに、何かを「思い浮かべる」ことです。人類の歴史を考えると、言葉が使われるようになるよりもずっと以前から、人には潜在意識が備わっていたので、この意識には、言葉よりも図形や絵や感情に強く反応する性質があります。ですから、視覚化は潜在意識に働きかける有力な方法であり、バラ十字会の通信講座でも扱われる重要なテーマになっています。

次に呼吸ですが、ヨガや武道で呼吸法が重視されていることを、きっとあなたもご存じのことと思います。その理由のひとつは、呼吸が顕在意識と潜在意識の両方に支配されている体の働きだからです。私たちは、意図して呼吸を速くしたり遅くしたりすることができますが、意図していないときには、潜在意識の働きによって、体の状態にとって最適になるように呼吸のリズムが調整されています。具体的には、運動したり緊張したりしていれば速くなりますし、リラックスし安静にしていれば遅くなります。

ヨガや武道では、この中間的な呼吸の性質を利用して、意図的に潜在意識に影響を与えています。

夕凪を背景に弓を射る男性

 

さてそれでは、呼吸と視覚化を用いて、ストレッチの効果を高めることを試みたいと思います。実際に体験していただければ嬉しく思います。

 

まず、先ほどのストレッチを始める前に、これから伸ばそうとしている場所、この場合は太腿と膝の裏のことを、自分の最も親しい友人だと想像します。そして体の一部としての役割を果たしていれていることに、深い感謝の思いを送ります。

なぜこのようなことをするかというと、顕在意識が感謝の念を抱くと、その性質が宇宙意識に近づくからです。そうすると、宇宙意識に主にコントロールされている潜在意識が、顕在意識からの指示に従いやすくなります。

次に、先ほどご説明したストレッチを行ないます。そして、太腿と膝の裏が伸びていると感じたら、深呼吸を始めます。息を吸うときに、空気と一緒に宇宙の新鮮なエネルギーが肺の中に入ってくるのを思い浮かべて(視覚化して)ください。息を吐くときには、そのエネルギーが、肺からお腹、そして、さらに下の方に運ばれて、太腿と膝の裏に届くのを思い浮かべて(視覚化して)ください。

深呼吸と視覚化を何回か繰り返し、もう十分だと感じたら、ストレッチを終えて、普通に椅子に座ります。気持ちよく筋肉が緩んで、太腿と膝の裏がエネルギーに満たされているのをじっくりと味わってください。

 

深呼吸と視覚化を使ったこの方法によって、ストレッチの効果がさらに高まります。

この方法は太腿の裏のストレッチに限らず、他のストレッチとも組み合わせることができますので、体のあらゆる場所のケアに役立てることができます。

 

生き生きと日々を過ごすことに、あるいは、スポーツをより楽しむために活用していただければ心から嬉しく思います。ただし、筋肉を緩める効果がかなり高いので、激しいスポーツをされる方は、スポーツ前ではなく、スポーツ後に行なう方が良いようです。

それでは、次回もお付き合いくだされば嬉しく思います。

 

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