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瞑想について

2016年7月22日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

 

東京板橋ではこの2日間、梅雨らしい雨が降り続いていて、ベランダで育てている草木が嬉しそうです。

いかがお過ごしでしょうか。

 

「瞑想って何ですか」というご質問をいただくことが、たびたびあります。簡潔にお答えすることが、なかなか難しいテーマです。

以前に具体例として、自己の本質についての瞑想と、マインドフルネスという瞑想についてお話をさせていただいたことがあります。しかし、避けていた訳ではないのですが、瞑想とは何かということを直接ご説明したことは、今までありませんでした。

 

参考記事:「自分とは何か-自己の本質の瞑想」

http://www.amorc.jp/blog/?p=718

 

参考記事:「マインドフルネスという瞑想」

http://www.amorc.jp/blog/?p=520

 

いずれご説明をさせていただこうと思っていたこのテーマについて、最近、当会のフランス代表が文章を書きました。そこで、今回はその翻訳をご紹介させていただきたく思います。

 

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バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサンのブログ

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

Serge Toussaint

記事「瞑想について」

 

瞑想は、長い歳月にわたって東洋で重視されてきた実践ですが、最近は西洋でも多くの人が行なうようになりました。しかし、西洋の国々では、精神修養のためというよりは、主としてリラックスのために用いられています。

そして多くの人が、瞑想の効果は体や心をリラックスさせることだけだと考えたり、そのように語ったりしています。これらの効果が有益なことに間違いはありませんが、それは瞑想の二次的な要素でしかありません。

しかし実際には、日々の生活で蓄積されたストレスを解放するために西洋人の多くが瞑想を用いており、内面的に何かを達成するために瞑想を用いているわけではありません。

 

バラ十字会の考えでは、体を緩め、心をくつろがせる練習や、日々の生活に関する気がかりを忘れるために心を空にしたりするテクニックだけが瞑想なのではなく、瞑想はそれを以上のものです。

もちろん、これらのテクニックを緊張の緩和や心のバランスを取り戻すために役立てることはできますが、それを「瞑想」と呼ぶことは、私には間違っているように思えます。

瞑想とは、神秘学的な意味で言えば、普遍的ソウル(Universal Soul:宇宙の魂)が所有している英知を受け取るために、それと親しく心を通わせることにあたります。

 

参考記事:「宇宙の魂について(その1)」

http://www.amorc.jp/blog/?p=575

 

ですから瞑想は、心の深奥にある崇高さに密接に関連している実践であり、多くの人が最近行なっているようなリラックス法をはるかに超える行いです。この観点から見ると、唯物論(世界の根本原理は物質だけであるという考え方)を信奉している人が瞑想をするということに、私はやや矛盾を感じます。

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瞑想は、多くのバラ十字会員が日常的に練習している実習のひとつです。その具体的な方法をこの記事に含めることはできません。というのもそれは、バラ十字会AMORCの会員制の教育システムの内容の一部だからです。

ここでお話しできるのは、このテクニックの基礎になっているのが、リラックスする方法、視覚像を作る方法、ある対象を凝視する方法の組み合わせであり、特定の種類の呼吸が、それと一緒に用いられることもあるということです。

この瞑想のテクニックを定期的に繰り返すと、体と心をリラックスさせることができるだけでなく、心の深い部分を、それ本来の崇高さに同調させることができ、自身が浄化・再生され、新たな事実が明かされつつあるという感覚を心の奥に感じるようになります。

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しかし、瞑想が意図しているのは、心の奥に崇高な状態をもたらし、物質的な事柄から一時的に離れることだけではありません。瞑想は、日々の生活で私たちが直面しているさまざまな課題を解決するために用いることもできます。なぜなら、自身の分析や推論の能力を超えたレベルの意識に、瞑想によって達することができるからです。

ですから、そのような瞑想を行なっているときには、問題の解決のために望ましいインスピレーション(inspiration:直感的知識)を受け取ることができます。この点から見ると瞑想は、とても実用的なテクニックであり、自身の望みにできるだけ一致した状況を実現するための貴重な助けになります。

 

バラ十字会AMORCフランス本部代表
セルジュ・ツーサン

 

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。本稿はそのブログからの一記事。

 

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いかがでしたでしょうか。今まであなたが「瞑想」という言葉で思い浮かべていたものと、今回のセルジュ・ツーサンのご説明は、おおむね一致していたでしょうか。それとも大きく異なっていたでしょうか。

ご参考になる点が少しでもあったとお感じいただけたなら、心から嬉しく思います。

 

次回もよろしくお付き合いください。ではまた。

 

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