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喜びと快楽について

2016年11月11日


こんにちは。バラ十字会の本庄です。

東京板橋では、朝から冷たい雨が降っていました。

お変わりはありませんでしょうか。

 

今日は11月11日です。1が4つ並んでいて、NHKの朝のニュースで紹介されていましたが、きりたんぽの日、麺の日だそうです。また、私たちはNHKでないので平気で商品名を出すことができますが、ポッキーとプリッツの日だそうです。

実は3年ほど前から、健康のために炭水化物を控えているのですが、甘いものを食べる喜びにはときどき負けてしまいます。一昨日は外食をしていて、美味しそうに焼き上がったフランスパンに敗北し、おかわりをしてしまいました。

 

つい先日、バラ十字会AMORCのフランス代表が、喜びと快楽についてのブログ記事を書いていますので、その翻訳をご紹介させていただきます。

 

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バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサンのブログ

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

Serge Toussaint

記事「喜びについて」

現代社会は、さまざまな心配ごとにあふれていて、多くの人が、ふだんの喜びを失ってしまっているようにも思えます。もちろん、さまざまな種類の困難に直面している人、たとえば仕事が得られなかったり、生活費が不足していたりする場合には、幸せや心の平安を感じることが、不可能とまでは言わないまでも難しいということは事実でしょう。

一方、心配ごとなどひとつもないというのでは、現実を見ていないか、他の人たちに対する同情心が欠けている場合さえあるかもしれません。イスラム過激派によって起こされているテロはもちろんのこと、世界各地で起きている戦争や衝突に心を悩ましたり、心配を感じたりしないことが、どのようにしたらできるというのでしょうか。

 

現在の状況に対して、多くの人が心を悩まし、悲しいことだと感じているのは理解できることです。しかし、マスメディアが社会や経済や政治などのマイナス面をひっきりなしに報道することで、この風潮を助長していることを承知していなければなりません。このような報道が世の中の暗いムードに油を注ぎ、不信、疑惑、悲観主義、敗北主義などがはびこり続ける原因になっています。

確かに、社会でどのような問題が生じているかを知らせることはマスメディアの責任でしょう。しかし少なくとも、元気やインスピレーションを与えてくれる肯定的な情報を伝えることで、バランスを取るべきではないでしょうか。そのようにすれば間違いなく、多くの人が明るい気持ちになり、心に落ち着きを取り戻し、おそらくは今より幸せになることに役立つことでしょう。

笑顔の家族

 

もちろん、気持ちが暗くなるような情報を、読んだり、聴いたり、視聴することが強制されているわけではないのですから、世の中の暗い風潮をマスメディアだけの責任にすることはできません。さらにいえば、ある個人が、必需品を手に入れることができないことも、職業や家庭などで問題をかかえていることも、マスメディアの責任ではありません。

しかしそうだとしても、喜びは心の状態ですから、何よりも心全体のあり方に左右されます。ですから、貧しい人や病気の人の中にも、あふれるような喜びを感じている人がいます。

参考記事:『楽観的な人と悲観的な人

 

先ほど、「喜びは心の状態ですから、何よりも心全体のあり方に左右されます」と言いました。なぜでしょうか。それは喜びが、知性的な働きを司る大脳ではなくて、人の心の奥底に根ざしているからです。そのため喜びは、人が感じ、表現し、伝えることのできる、極めて高貴な感情のひとつです。

それに対して快楽は、むしろ身体や大脳が満足した結果です。そのため、尊いところがなく向上もない気晴らしや活動であっても、そこから快楽を得ることができます。自分本来の性質を無視し、自分自身を傷つけていることにもかまわず、快楽を得ようとする人もいます。

 

一方、喜びというものが、心の奥深くにある魂そのものに根ざしているということを認めるならば、スピリチュアリティ(spirituality:心の深奥にある美しさと高貴さ)にとって喜びが欠かせないということを理解することができます。

参考記事:『スピリチュアリティについて

 

人はスピリチュアリティのために喜びを探求することができますし、そうしなければなりません。広く言えば神秘家、特にバラ十字会員の多くはそのようにしています。また、スピリチュアリティのために喜びを探求するということは、適切な快楽を拒絶した生活をするということではありません。人生で出会うさまざまなことがらを通して、人は自分を完全な状態に近づけていくのだと神秘家は考えています。

人生で体験することは、とても困難だったり、挑戦的なことだったりしますが、そのような体験を、内面を成長させる機会として活用し、それと同時に、他の人たちと親しく交流する機会だととらえて、できるだけ幸せな人生を過ごすことに、多くの神秘家が努めています。

バラ十字会AMORCフランス本部代表
セルジュ・ツーサン

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。本稿はそのブログからの一記事。

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この文章を読んで、たとえ忙しくても、喜びを感じる心を鈍らせてはいけないと反省しました。

あなたのご感想は、いかがでしたでしょうか。

 

最後までおつきあいくださり、ありがとうございます。

ではまた。


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