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瞑想のやり方について

2017年2月24日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

バラ十字会日本本部代表、本庄のポートレイト

 

東京板橋では、昨日から今日にかけて強い風が吹き、止めてある自転車が倒れたりしていました。春の嵐でしょうか。

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、テレビ番組や雑誌でたびたび取り上げられているので、ご存知の方も多いことと思いますが、グーグルやインテル、ゴールドマン・サックス、P&Gなどの大企業が、社員研修に瞑想を取り入れています。米国ではブームとさえ言える状況です。

 

瞑想が人気になっている理由は、ひとつには、リアルタイムのイメージング装置などを使った脳の研究によって、瞑想の効果やそのメカニズムの一部がはっきりしてきたからです。

もうひとつには、取り組んだ社員の方々の健康に改善が見られるばかりか、個人の仕事の質が向上するというデータが出ているからです。

日本では、この分野には腰が引けるという人も、いまだに少なくないようですが、特にIT産業を中心に、先進的な経営者の方々が導入を行なっています。

 

先日、実際にどのように行なうのかの一例が、NHKの番組で紹介されていました。

 

1.椅子に座ってリラックスします。両目を閉じます。

2.呼吸をしながら、息を吸うときには「ふくらみ、ふくらみ」と心の中でつぶやき、息を吐くときには、「ちぢみ、ちぢみ」と心の中でつぶやきます。そして、呼吸によって生じる体の感覚に注意を向け続けます。呼吸の速さはコントロールしないようにします。

3.体の感覚から注意がそれたら、「雑念、雑念、もどります」と心の中でつぶやいて、注意を体の感覚にふたたび戻します。

4.5分ほどが経ったら、まぶたの裏に注意を向けて、ゆっくりと目を開いて終わります。

 

同じ種類の瞑想の、別の方法をご紹介します。

 

1.自然が豊かな公園などを選び、ゆっくりと散歩をします。

2.周囲の風景、聞こえてくる音、まわりの空気の動き、匂い、歩いているときの体の感覚など、いろいろなものに、なるべく同時に注意を向けます。

3.もし、懐かしい思い出がよみがえってきたり、昨日の仕事でのできごとを思い出したり、今晩の献立が気になったりしたら、「雑念、雑念、もどります」と心の中でつぶやいて、注意を、周囲の環境と体の感覚に戻します。

4.もう十分だという心のうながしを感じたら、終わりにします。

 

いずれも単純な方法ですが、大きな効果が得られます。

リゾート地に2~3日出かけて、漠然と過ごすよりも、このような瞑想の方法に取り組んだ方が、ストレス起因のさまざまな不調を解消するために、より効果的であるということが知られています。

 

なぜこの方法によって、ストレスが緩和するのでしょうか。

その理由を理解するために、人間の心のことを、4階建ての建物にたとえてみましょう。

 

この建物の1階に、さまざまな機械が置かれているのを思い浮かべてください。そのひとつには、視覚という名前が付けられています。この機械は光の波動を検知して、外界を知るという働きをしています。

1階に置かれている他の機械は、聴覚、触覚、臭覚、味覚などです。要するに、この階が果たしているのは五感という働きで、外界の情報を集めています。

 

次に2階ですが、ここには記憶、思考、想像などという名の機械が置かれています。つまり、2階では、1階の働きで集められた情報が、蓄積されたり、結合されたり操作されたりしているわけです。人の心の内面的な働きにあたります。主観と呼ばれることもあります。

(3階と4階については、後ほど説明します。)

 

現代人の抱えている問題のひとつに、この2階の働き、つまり主観ばかりを使いすぎているということがあります。

昔のいやな記憶を思い出して落ちこんだり、今後のことを悩みすぎて不安になったりして過ごし、自分で自分の内部にストレスを作り出してしまっているわけです。

 

もちろん私たち人間には、過去のできごとを思い出して、そこから教訓を学んだりする必要があります。未来に起こるできごとを予測して、それに備える必要もあります。

しかし、このような主観の働きと、外界から情報を得る先ほどの五感の働きと、実際に体を動かすことの間には、適切なバランスがあります。

 

調査によれば、現代人は、平均すると一日のうちの半分以上を、回想、思考、想像という主観の働きを使うことに費やしていて、そのときには、五感にほとんど注意が向けられておらず、体を積極的に動かしてもいません。

つまり、1階の機械の働きと、2階の機械の働きをバランス良く使っていません。

そして、過ぎてしまっているので変えることのできない過去と、来ていないので、まだ変えることのできない未来が、ストレスの原因になります。

 

先ほどの瞑想の方法は、五感に自分の心の注意を向けることによって、過度に主観を使いすぎる傾向を修正する練習になっています。

このような練習を重ねることで、私たちは、心の1階部分と2階部分の働きをバランス良く使うことができるようになります。

 

しかし、これからご説明するように、それだけを目的にして瞑想を行なうのでは、かなりもったいないと考えられるのです。

瞑想によって、心のさらに深い部分に働きかけて、やや大げさに言うならば、生き方の質さえ変えることができます。

 

ご説明します。やや長くなりますが、お付き合いください。

 

19世紀のオーストラリアの心理学者フロイトは、人の心には無意識(潜在意識)という部分があり、それがたとえば、文字の書き間違いやヒステリーの隠れた原因になっているということを解き明かしました。

その後、スイスの心理学者ユングは、無意識には、個人に属する部分(個人の無意識)と、民族や人類全体に属する部分(集合的無意識)があることを発見します。

 

先ほどの、人の心の建物のたとえに戻り、3階の部分を個人の無意識、4階の部分を集合的無意識だと考えてください。抽象的でイメージしにくいと思いますので、3階に置かれているのは高性能のコンピュータであり、4階には、このコンピュータに命令を与える熟練プログラマーがいると考えてください。

もちろん、無意識(潜在意識)という言葉の通り、通常はどちらも、気づくことのできない心の働きです。

 

3階のコンピュータは、何かを実現するように命令(プログラミング)を与えられると、自動的に働き続け、主観(2階部分)に、それを果たすためにはどのように行動したら良いかを直感という形で教えてくれます。

 

このコンピュータに命令を与えているプログラマーは、実は2人います。4階のプログラマーと2階のプログラマー(個人の主観)です。

先ほどは、記憶、思考、想像などの名の機械と言いましたが、過去に考えたり、体験したり、周囲の人から聞いたり、学校で教わったりしたことの一部は、知らず知らずのうちに個人の無意識(3階)に、プログラミングという形で伝えられています。

また、意図的にプログラムを伝えることもできます。

そして、個人の主観が行なったプログラミングには、望ましいものも望ましくないものもあります。

 

交流分析という心理学の専門の方が、山田洋次監督の映画「男はつらいよ」を例に説明していました。

 

フーテンの寅さんは小さいころに、自分は、父親が「酔っ払って、ヘベレケになったときに作った子ども」だと聴かされて育ちます。

そして、繰り返しそう聴かされたことが原因となり、「自分は幸せになってはいけない」という命令を、知らず知らずのうちに自分の無意識にプログラミングしてしまったと考えることができます。

このプログラミングが、大人になっても働き続け、寅さんは、幸せになるチャンスが訪れるたびに、理由に気づくことなく、それをぶち壊しにする行動をとっていると解釈することができます。

 

心理学では、まさにこのプログラミングのことを、幼少時に形成された“脚本”と呼んでいます。

 

集合的無意識と呼ばれる4階のプログラマーの話しをしましょう。これらの中でも、宇宙のすべての存在に行き渡っている集合的無意識があると考えられ、バラ十字会では「宇宙意識」と呼ばれています。

先ほどの個人の主観によるプログラミングとは対照的に、この宇宙意識のプログラミングには、望ましくないものはひとつもありません。

といのも、宇宙意識の性質は完璧にポジティブだからです。宇宙意識は、真善美という基準にかなうようにものごとが運ぶことを常に意図しています。

 

参考記事:『真善美について

 

ともあれ、最高の知識と、最高の善意と、最高の調和を兼ね備えた完全無欠なプログラマーが、人間の心の4階部分に存在してくれていると考えてください。

 

一例を挙げます。個人の無意識の重大な役割のひとつに、体の生理活動をコントロールすることがあります。

人体では、何十万という化学反応が同時に進行しています。また、あらゆる器官がリズムよく活動を続けています。

健康のために、これらすべての調和が保たれているのを不思議に思ったことがおありではないでしょうか。

オーケストラの指揮者のように、これらのすべてをコントロールしているのが個人の無意識というコンピュータで、このコンピュータに絶妙な指令を与え続けているのが宇宙意識です。

 

一方で私たちの主観(2階部分)は、はっきり言えば、この完全無欠なプログラマーを邪魔して、望ましくないプログラムをしょっちゅう書いています。

 

話しが長くなりました。話題を瞑想に戻します。

瞑想には、さまざまな種類のものがありますが、今回のテーマに関連する瞑想の目的として、次の2つを挙げることができます。

1.個人の無意識に伝えられた望ましくないプログラミングを解除する

2.個人の無意識に、自分の望む結果をもたらすプログラミングを伝える

 

この2つを目的とする瞑想に上達すると、次のような変化が表れます。

1.望んでいることを実現する能力が高まる

2.人生で直面する困難が減る

3.健康が改善する

 

今までご説明してきたことから、この変化が生じる理由は明らかなことと思います。

ただし、制約があります。先ほど説明した宇宙意識のプログラミングは極めて強力なので、宇宙意識の性質に反する望みは、結局のところ実現しませんし、宇宙意識の命令によって生じている困難は避けることができません。

 

当会の通信講座のカリキュラムでは、瞑想の基礎は、学習を開始して3ヵ月後に学ぶことになります。そして、自身の無意識にプログラミングを伝える方法は6ヵ月目、望ましくないプログラミングを解除する方法は22ヵ月目に学びます。

情報を出し惜しみしているわけではないのですが、それぞれのテクニックを効果的に用いるためには、知っておくべき前提知識がありますし、予備的な練習が必要になりますので、すぐにすべてをお伝えすることはできないのです。

 

ご興味がありましたら、自宅で気楽に体験することができますので、まず下記のURLから申し込んで、1ヵ月目の教材を無料で手に入れてください。

http://www.amorc.jp/request/trial.html

2ヵ月目以降は有料になりますが、会費が安く設定されていますので、無理なく継続することができます(月額3,360円、一括払い割引制度もあります)。

 

私には夢があります。

多くの人に効果的な瞑想の方法を知っていただき、望ましくないプログラミングという“がらくた”を捨てていただきたいのです。

そしてその代わりに、「世界平和が実現する」、「飢餓がなくなる」、「地球環境が守られる」というプログラミングを、自分の心の中に書いていただきたいのです。

これらが、宇宙意識のプログラミングと対立することは決してありません。

多くの人のこれらの望みが実現したとき、世界はどれほど素晴しい場所になるでしょうか。それを見てみたいというのが私の夢です。

 

最後に青臭いことを書いてしまいました。聞かなかったことにしてください。

では、また。

 

 

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