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生まれ変わりについて

2017年3月24日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

 

東京板橋では、石神井川沿いのソメイヨシノが、今日開花しました。

そちらの春の訪れは、どのような様子でしょうか。

 

少し前のことですが、20人ほどのグループで、神秘学(mysticism:神秘主義)に関するワークショップを行なう機会があり、そのときに、生まれ変わりということが話題になりました。

どのぐらいの割合の人が、人が生まれ変わると考えているかということには、以前から興味があったので、よい機会だと思い尋ねてみると、ほぼ全員がこのことを確信しているか、おそらく事実ではないかと考えていました。

 

なかなか、日常の話題にはなりにくい事柄ですが、日本人の9割以上が、人は生まれ変わると考えているのではと私は推測しています。では、アメリカやヨーロッパではどうなのでしょうか。

バラ十字会AMORCのフランス代表が、自身の人気ブログの最近の記事で、このことを取り上げていましたので、以下にご紹介させていただきます。

 

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バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサンのブログ

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

Serge Toussaint

記事「生まれ変わりについて」

西洋人の6割程度が、人が人に生まれ変わるということ(reincarnation)を事実だと考えています。そしてこの割合は、最近の20年ほどの間に、ゆっくりと確実に増えています。その主な理由としては、次の2つのことが考えられるようです。

1.〈最後の審判〉とその後の復活という、生まれ変わり説とは相容れない考え方を提唱しているキリスト教が、特に若い世代の人たちに支持されなくなってきていること。

2.生まれ変わり説や、一部の宗派ではメテムサイコシス(後述)を唱えている仏教が、キリスト教とは対照的に西洋諸国で広まりつつあること。

 

大部分のバラ十字会員と同じように私も、人が人に生まれ変わるという考え方を支持しています。しかし当然のことですが、バラ十字会AMORCはこの説を誰かに押しつけようとしているわけではなく、受け入れることも受け入れないことも個人の自由だと考えています。

一方で、もし人生の目的が、内面的に進歩して、いわゆる「賢者」と呼ばれるような、英知に満ちた聡明な状態になることであると考えるならば、そのような目標に達するのには、一回限りの人生では不可能であるということは明らかなように思われます。

数十年程度の経験だけでは、人間の魂に備わっている謙虚、寛容、忍耐、非暴力、誠実、善意などのあらゆる美徳を、行動に表わすことができるようになる人は誰もいないのではないでしょうか。

ですから論理的に考えても、神秘学の見地から見ても、内面的な成長を完全になし遂げるためには、何回もの人生が必要となり、それゆえに、生まれ変わりが必要であることになります。

生まれ変わり(イメージ)

 

生まれ変わりという考え方をひとたび受け入れると、天国、地獄、煉獄というような概念は、すべて根拠を失います。

そして魂は死後に、天国、地獄、煉獄というような、「あの世」の特定の場所のいずれかに行くのではなく、非物質的な世界に精神的な存在として留まり、生まれ変わりを待つと考えるのが自然なことになります。

この非物質的な世界は宇宙意識に満たされていて、その光のもとで魂は、終えたばかりの人生の善と悪のバランスについて回想し、自身を浄化する作業を行ないます。

そして、内面的な進歩の過程を再開すべき時が訪れると、物質の世界に“降りて”、新生児の肉体に入り、新しい人生を開始して、幸せや不幸を体験することになります。

 

先ほどお話ししたように、仏教の一部の宗派や、特にヒンズー教では、メテムサイコシス(metempsychosis)という説が唱えられています。つまり、人間の魂が、自体の欠点を修正したり、犯した過ちをつぐなったりするために、動物体や植物にさえ宿ることがあるとされています。

もちろん、この考え方を信奉することもしないことも、すべての人に任されていることですが、私の意見では、この説には形而上学的な根拠がないように思われます。

というのも、魂は進歩することが法則(定め)になっており、退歩も生じると考えるメテムサイコシスは、この法則に完全に反するからです。

一方で、高等動物の一部は個々の魂を持っており、いつの日かこのような魂は人間界に達するということを私は確信しています。

たとえば犬たちについて、「彼らの人との違いは、言葉を持たないことだけだ」(Il ne leur manque que la parole.)という形容が、たびたびされることは、このような可能性を表わしているのではないでしょうか。

 

過去の人生のできごと、特に直前の人生のできごとを思い出すことができるだろうかという疑問が起こります。

答えは「はい」ですが、しかし、使うべき方法(バラ十字会には、いくつかの方法が知られています)を知っていたとしても、それは簡単なことではありません。

そしてこの件に関しては、ぜひ用心深くしていてください。なぜなら悲しいことに、誰でも過去の人生に“退行”させることができると主張する、専門家を“詐称する”人たちがいるからです。

このような能力を持っているふりをすることは道義的に正しくありませんし、そのような人に自身の精神を勝手に操作させてしまうことには危険が伴います。

 

最後に述べますが、自分の持っている個性、性格、好み、興味、理想など、この人生で自分がどのような人間であるかということは、過去の人生に強く影響されていますし、過去の人生で持っていた特徴と、おおむね似ているということも言えます。

 

バラ十字会AMORCフランス本部代表
セルジュ・ツーサン

 

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。本稿はそのブログからの一記事。

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いかがでしたでしょうか。あなたのお考えとは、どのような点が一致し、どのような点が異なっていたでしょうか。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

では、また。

 

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