こんにちは。バラ十字会の本庄です。
今朝の東京板橋は、すがすがしい快晴の秋の空でした。
そちらはいかがでしょうか。
山形県にお住まいの私の親しい友人から、このメルマガ(ブログ)へ定期的な寄稿をいただいています。2ヵ月前の下記の記事は車についての話でしたが、今回はその番外編とのことです。
前回記事:『車の話あれこれ』(その2)
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記事:『車の話あれこれ』(番外編)
バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下 勝悦
今回は車の話ではなく、車に関わった人達の話です。いわば、番外編ということで。
私が自動車ディーラーに勤務していた時に会社の仲間と聞いたチョット怖い(?)話です。
話をしてくれたのはダンプカーの整備で会社に来てくれていた運転手さんです。この方、自分所有のダンプカーと共に全国各地の工事現場(主に道路工事)を渡り歩いて仕事をやっていた方です。
この方が山形に来る以前に働いていた町での出来事だったそうです。
ある時、ダンプカーの運転手仲間の間で『砂利を積んだ運転者の乗っていないダンプカーが走っている(!?)』という、信じられないような話が広まったのだそうです。
これには私たち全員、思わず『えっ(怖)!?』。
驚いた私らに構うことなく話は続きました。
それからしばらくすると『運転席のハンドルの間から小さな顔が見えた、どうやら子供が運転しているらしい』ということになったのだそうです。
当然のこと、警察が動き始めました。
ダンプカーです、大きな車体です、直ぐに見つかったのだそうです。
すると驚いたことに運転していたのは小学生の男の子だったというのです。背中と背もたれのシートの間に複数枚の座布団をはさみ、足の届かないアクセル、ブレーキ、クラッチの各ペダルに木材のブロックを針金でくくり付け、たった一人で運転していたそうです。
驚いた警察官が『どうしてこんなことを』と聞くと。『お父さんが病気でダンプカー運転の仕事が出来なくなったから僕が代わりにやっているんだよ』との答えが。
さらに『どうやって運転を覚えたの』と聞くと、『お父さんが運転するのを助手席で見ていて覚えたんだよ』と答えたのだそうです。
チョット考えられない話ですが、ある町で本当にあったことだそうです。
そう言えば最近、似たようなことがありましたね。
テレビのニュースで見た記憶があります。
次は若いころに某自動車ディーラーで営業の仕事に就いていた友人の話です。
専売公社(今のたばこ産業株式会社)の事務局の方に車の営業に行ったときのことだそうです。
事務所で面会し『今回どうでしょう、購入のご検討をお願いできませんでしょうか』と。
すると『私、今のところ車の購入は全く考えておりません。お引き取り願います』。
一発で門前払いを喰らったのだそうです。
そう言われて『はいそうですか』と素直に引き下がったのでは仕事になりません。食い下がったのだそうです。『実は私は(タバコを)一日に百本は吸ってるんですよ。専売公社さんには大いに貢献しているつもりでいるのですが、どうでしょう、そういうことでウチの会社にも貢献してもらえませんでしょうか』。
すると、返って来た言葉が『ほう、あなたは一日に百本ですか。私は一日にゴールデン・バットを四百本ですよ…』。
流石に『あっ!!こりゃ駄目だ』と諦めたのだそうです。
この友人に関しての笑える話をもう一つご披露いたしましょう。
ある時、この友人から電話が入りました。
電話の用件はほとんど毎回『お~い。元気か? 今日は暇か? 飲みに行こう』でした(笑)。
その日も『元気か~?』
ところが、声が良く聞き取れません、いつものことですがタバコをくわえながら喋っている様子です。でも、まだ火は付けていないようです。
すると次の瞬間、タバコを口から離したのでしょうね、今度はハッキリとした声で。
『ところで山下。マッチ持ってないか・・・』。
一瞬の沈黙の後。二人同時に『ガハハハハ』でした。
笑える話には事欠かない友人でしたが令和元年の十一月『タバコは吸い尽くしたよ、酒も飲み尽くしたよ』と言わんばかりに一人静かに旅立って行きました。
自慢の真っ赤なスポーツカーを置いてけぼりにして(合掌)。
△ △ △
ふたたび本庄です。
もう40年ほど前になりますが、私にもタバコを吸っていた時期があります。
吸っていた銘柄は、マールボロ、セブンスターなどでした。
その後、一念発起して、健康のためにタバコを止めたのは、我ながら良い判断だったと思います。
しかし、当時、タバコとともに喫茶店で友人と過ごした時間のことを、今でも懐かしく思い出します。
では、今日はこのあたりで
また、お付き合いください。
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