投稿日: 2021/12/24
最終更新日: 2022/08/08

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

今日はクリスマス・イブですね。年も押し迫り、あと一週間で大晦日です。

いかがお過ごしでしょうか。

 

新年を迎えると、皆さんの多くが神社やお寺に初詣をなさることと思います。私も毎年そうしています。

 

私の友人で作編曲家をしている渡辺さんから、この時期にふさわしい、神社へのお参りと願望実現についての文章が届きました。

願望の実現というと違和感を覚える方もいらっしゃるかも知れませんが、たとえば世界平和を願うことも願望の一例です。

▽ ▽ ▽

『神社へのお参りからひも解く、願望実現のプロセス』

渡辺篤紀
渡辺篤紀

 

少し大げさな題名となりましたが、今回は、私の独自の解釈によって、神社へのお参りと、それによる願望実現のプロセスについて書いてみたいと思います。

 

さて、年の瀬も差し迫り、慌ただしい日々をやり過ごせば、新しい年を迎えて、多くの方々が神社への初詣やお寺参りに行かれることと思います。

そこで今回は、神社へのお参りを通して、願望を実現するプロセスについて、私なりに考察してみたいと思います。

 

※ 以下は、形而上学と神秘学の視点から見た私独自の考察ですので、その点をご了承ください。

素鵞社(出雲大社内)
素鵞社(出雲大社内)

 

■ 自分の願望は何か?

まずは、「自分が何を望んでいるのか?」ということをはっきりとさせるところから、すべてが始まります。

たとえば、「ただ、お金が欲しい」という願望では、実際には何を得たいのかということを霧に隠してしまうようなものです。

 

そのお金で何をしたいのかをシンプルに考えれば、その願望の実体は、「あるモノを手に入れたい」や「旅行に行きたい」であったりしますが、さらにその背後にある望みは、「趣味の向上」や「リフレッシュ」などかもしれません。

ですから、「○○があれば、〇〇したい」ではなく、もっとシンプルに、願望の本質を見極めることが大切です。

 

では、自身の願望の本質を確認することができたら、次はお参りをする神社を決めましょう!

 

 

■ 行き先を決めるということ

たとえば、今夜、お肉が食べたいと思っているのに、お魚屋さんに買い物には行きません。なるべくお肉の安いスーパーや行きつけのお肉屋さんに行かれると思います。

この段階から自身の願望を実現させる道のりが始まっています。

 

シンプルにお肉を食べたいという願望のもと、お肉屋さんに行き、お肉を手に入れます。

これで願望の達成です。笑

至極当然のことだと思われますか?

 

では、これを神社に当てはめると、恋愛成就を望むのであれば、普通は商売繁盛のご利益のある神社には行きません。同様に、商売繁盛を望むのであれば、安産のご利益のある神社には行きません。

ですので、お参りをする神社もその願望によって選ぶ必要がありますが、神社を選ぶということが、超心理学や神秘学的な観点から見ると、自身の願望を絞り込み、潜在意識に受け渡すという重要なプロセスを行っていることになります。

 

■ 神域に入るということ

たいていの神社では、参道の入り口に鳥居があり、一の鳥居、二の鳥居など複数の鳥居がある神社もありますが、これは神域を区別するものです。

そして、参道に足を踏み入れる前に一礼をしますが、これは、自身にとって神聖な、「願望を叶える場所」に来ているということを自身の潜在意識に理解させるとともに、自身の顕在意識において、この場所の神聖さを高めるための行為です。

そして、ある意味では、お参りに来られた方々のそのような行動や意識によって、神域というものが形作られているとも言うことができます。

 

その後、参道を抜け、上記と同様の理由により手水屋で手と口を清め、いざ本殿に向かいます。

手水所

 

 

■ 願うことは一つだけ

たとえば、今何を食べたいかという質問をされて、「中華料理もいいし、お肉もいいね。あ、お蕎麦やうどんも食べたいかも。」などと答えると、「一つにして!」と言われませんか? (笑)

人間は、同時に複数のお店で料理を食べることができないのと同様に、厳密には、複数のことを同時に考えることもできません。

ですから、自身の願望も、一つだけを携えて本殿へと向かいます。

 

■ 願望をイメージする

さて、やっとたどり着いた本殿は、自身の願望を叶えるために自身で選んだ神社の本殿です。

その意味では、自身が求め、たどり着くべき場所にたどり着いたとも言えます。

そして、本殿の前で一礼をしてからお賽銭を入れ、鈴を鳴らして、二拝二拍手一拝や二拝八拍手一拝など、その神社で定められた方法などで参拝します。

出雲大社本殿
出雲大社本殿

 

そして、やっと神様にお願いごとをするわけですが、その際、願望を言葉で表すよりも、自身の心の中にイメージとして思い浮かべる方がいいかもしれません。

これは、神秘学などでよく使われるテクニックですが、このとき、より詳細に、それが叶ったときの様子を思い浮かべます。

しかし、お願いばかりして気が引けるようでしたら、まず、感謝の気持ちを表すのもいいかもしれません。

 

■ 巡礼のはじまり

実は、私の参拝は、本殿だけでは終わりません。

神社の大小にかかわらず、本殿の周りには小さな摂社や末社があります。

 

そして、親切な神社では、祭神と、金運、商売繁盛、健康、学問、家内安全、安産、勝負運などのご利益が書かれていたりします。

 

そうです!

今度は、その一つ一つに対して、感謝や願望をイメージしてお参りします。

そして本殿のときと同様に、摂社や末社ごとに願うことは一つだけにします。

実は、摂社や末社ごとにご利益が書かれていることにより、知らず知らずの間に願望を一つに絞らざるを得なくなり、これは図らずも、願望を叶えるプロセスを無意識に行わせる方法でもあり、お参りをする度にいつも感心しています。

出雲大社神楽殿
出雲大社神楽殿

 

しかし、ここで一つ疑問が生じます。

同じだけの願望や感謝に対して本殿でお参りするのと、このように、一つ一つに集中してお参りするのとでは、その効果に差が生じるのかということです。

私は明らかに差があると思いますが、これは是非、皆さん自身でも確かめてみてください。

 

■ おみくじ

おみくじの引き方にも、同様の方法を用いることができます。

この場合は、自身が解決したいと思っていることなどを一つだけ思い浮かべながら、おみくじを引きます。

そうすると、吉凶の運勢だけでなく、自身の潜在意識が、おみくじに書かれている、そのときの自分に必要な言葉を拾い出し、「なるほど!」と思われることでしょう。

これは神秘学的には、ある一定の方向に意識を収束させることによって、自身の直感を受け取りやすくするというテクニックでもあり、これには自身の潜在意識がとても深くかかわっています。

おみくじを引く、着物を着た女の子

 

さて、私自身の考察による、神社に秘められたシステマチックな願望実現のプロセスをご紹介しましたが、実は、神社へのお参りという行為は、いわゆる超心理学や神秘学的な観点から分析してみると、「神様に願いを伝えることによって願望を叶える」というよりも、「自身の潜在意識にアプローチして自身が願望を叶える」ようにしているのではないかと思われます。

以上を参考に、是非皆さんも、年明けにお気に入りの神社などにお参りしてみてはいかがでしょうか?

△ △ △

ふたたび本庄です。

 

オーストリアの心理学者フロイトが、人間には潜在意識というものがあるということを明らかにしたのは100年ほど前でした(実際には、仏教では1700年ほど前に知られていたと考えられるのですが…)。

それ以降、数々の心理学者の研究により、潜在意識が人生にさまざまな影響を与えていることが知られてきました。

当会の通信講座でも、人間の意識の階層構造は、学習を始めてすぐに取り上げられるテーマのひとつになっています。それはたとえば、「瞑想とは何か」を理解するための重要な基礎だからです。

 

下記は、当会が最近製作した動画です。年末年始に見ていただければ嬉しく思います。

参考動画:『はじめての瞑想 - ストレスを緩和して集中力を上げるシンプルな方法』

 

最後になりましたが、皆さんにお願いがあります。それは、このメルマガ(公式ブログ)でも何回かご紹介していますが、今が、人間の歴史の大きな転換点にあたると考えられることに関連しています。

すでに行われている方もいらっしゃると思いますが、初詣で、神社やお寺でお参りをするときに、「人類が明るい未来を迎えることができますように」という願いを含めていただきたいのです。

当会の公式ブログとメルマガには、あなたもそのひとりですが、月間でおよそ14,000人の読者がいます。その願いが合わさったとき、実現のための大きな力となることを私は確信しています。

どうかご協力をよろしくお願いします。

 

この記事が2021年の最後の掲載になります。来年は1月7日に最初の掲載を予定していますので、またよろしくお付き合いください。

では、よいお年をお迎えください。

 

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