投稿日: 2023/05/08
最終更新日: 2023/05/12

バラ十字会は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。

当会は思想の自由を尊重しつつ、神秘哲学、人生哲学、形而上学、心の深奥の探究にご興味をお持ちの方々に、長い年月を経て検証され伝えられてきた知識を、通信講座、雑誌、講演などの形で、世界87ヵ国でご提供しています。

以下は、当会の日本語圏本部の季刊雑誌『バラのこころ』の記事を、インターネット上に再掲載したものです。

独りでいるということ(Alone?)

ボブ・ハドソン(Bob Hudson)

独りでいること(イメージ)

神秘家は、独りでいるということが、どういうことであるかをとてもよく知っています。私が出会ったバラ十字会員のほとんどは熱心な神秘家であり、ほぼ全員がとても個性的で自信に満ちていて、大勢の人たちと画一的に行動することは、あまりありませんでした。しかし、たとえ誰も周りにいないときでも、私たちが、完全に独りきりだということがあるでしょうか。いいえ、私はそうは思いません。私たちは、この地球上にいる愛する家族や友人たち、あるいはこの世から去った親しい人たちを思い浮かべることができますし、親しく交わした言葉を思い起こすことができます。

それでもなお、独りきりだと感じることがあるかもしれません。しかし、このように感じるのは、実際に拒絶されたり、拒絶されたと想像した結果ではなく、おそらく、単にそのときの気分の変化なのではないでしょうか。一人になりたいとか、一人でいたいと強く願うことが私たちにはありますが、そうしたとしても、実際に孤独を感じることはあまりありません。それでは、孤独であることと独りきりであることの違いは何でしょうか。人混みの中にいるときや、何人かの人と一緒にいるときでも、強い孤独感を感じることがあります。「二人寄れば仲間で、三人寄れば群衆である」ということわざを聞いたことがあるでしょうか。ええ、奇妙なことに、このような状況で感じる孤独は、あらゆる孤独の中でも最も辛いものになることがあります。

独りでいるということ

独りきりだということに対処する私の方法は、心の中でその状況を「すべては一つ」という言葉に変えることです。私にとってこの言葉が意味するのは、過去、現在、未来のいずれであっても、どこかの場所で、自分が愛されていて真に役立っているということを感じ、満ち足りていて、心の平安と安全を感じているという状態です。そのような瞬間に、私は「独り」でいるのであり、私は「すべてである独り」であり、満ち足りていて、自分自身で完結していて、心の平安を感じています。そして愛と光を放っていて、それは、次に友人たちと出会ったときに必要になります。

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