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トゥトアンクアモン-黄金のファラオ

2021年7月16日

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

東京板橋では昨日までのはっきりしない空模様が打って変わり、強烈な夏の陽射しになっています。セミも鳴き始めました。

いかがお過ごしでしょうか。

 

私の友人で作編曲家をしている渡辺さんから、古代エジプトについての寄稿が届きましたのでご紹介します。

▽ ▽ ▽

「トゥトアンクアモン-黄金のファラオ」

渡辺篤紀

渡辺篤紀

 

現在、日本の各地で「国立ベルリン・エジプト博物館」の所蔵物による古代エジプト展が開催されています。

筆者も、普段は中々目にすることのできない本物のエジプトの古代遺物を見るために足を運んでみました。

お目当ては、バラ十字会(AMORC:Ancient Mystical Order Rosae Crucis)とも深いつながりのある「アクエンアテン」(アメンホテプ4世)や「ネフェルティティ」に関するものでしたが、「ネフェルティティの胸像」は、さすがにベルリン博物館でも門外不出ということで、見ることはできませんでした。

ネフェルティティの胸像(ベルリンの国立博物館所蔵)

ネフェルティティの胸像(ベルリンの国立博物館所蔵)Philip Pikart, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons

 

さて、前置きはこのくらいにして表題の「トゥトアンクアモン」ですが、何かお分かりでしょうか?

これがお分かりになった方は、かなり古代エジプトが好きな方ではないでしょうか。これは、実は「ツタンカーメン」のことです。

アルファベットでは「Tutankhamen」と表記され、意味的には「トゥト・アンク・アメン」(Tut-ankh-amen)と区切られます。(最後のアメンの部分はアモンとも書かれます)

 

古代エジプトにそれほど詳しくない方の多くもご存じだと思いますが、「ツタンカーメン」は黄金のマスクで有名なエジプトのファラオです。

ツタンカーメンの黄金のマスク

ツタンカーメンの黄金のマスク en:User:MykReeve, CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons

 

そして、この「ツタンカーメン」の父にあたるのが「アクエンアテン」(アメンホテプ4世)で、「ネフェルティティ」は義母となります。

 

■ 古代エジプトの神々

古代エジプトに詳しい方でしたら、当時の宗教は多神教であることをご存じと思います。そうでなくても、アトゥム、オシリス、イシスなどの神の名は、お聞きになったことがあるかもしれません。

 

以下は、ヘリオポリス九柱神と言われる神々です。(Wikipediaより)

・ アトゥム(Atum) – 創造神、シューとテフヌトの父

・ シュー(Shu) – ゲブとヌトの父

・ テフヌト(Tefnut) – ゲブとヌトの母

・ ゲブ(Geb) – オシリス、イシス、セト、ネフティスの父

・ ヌト(Nuit) – オシリス、イシス、セト、ネフティスの母

・ オシリス(Osiris) – 冥界の神

・ イシス(Isis) – 豊穣の女神

・ セト(Set)- 戦争の神

・ ネフティス(Nephthys)- 葬祭の女神

 

そのほかにも、

・ トト(Thoth) – 知恵の神

・ マアト(Maat) – 秩序の象徴、太陽ラーの娘

・ アヌビス(Anubis) – 死者の守護神

 

太陽神も時代によって、「ラー」、「アトゥム」、「アメン」などと様々に変化し、「ラー・アトゥム」などと習合されることもありました。

しかし、太陽神と創造神が同一視されることはあっても、本質的には多神教であったようです。

 

■  ツタンカーメン(トゥト・アンク・アメン)それともツタンカーテン(トゥト・アンク・アテン)?

「ツタンカーテン(トゥト・アンク・アテン)」という呼び方をご存じの方がおられたら、かなりの古代エジプト通の方だと思います。

実は、幼少期の「ツタンカーメン」は「ツタンカーテン」と名乗っていましたが、これには、深い訳があります。

エジプトでは、宗教改革が行われ、多神教崇拝から一神教崇拝へと変わった時期がありましたが、それが、「ツタンカーメン」の父である「アクエンアテン」(アメンホテプ4世)が行った、アメン(アモン)神を含む多神教から、アテン(アトン)神への一神教への変更を伴うアマルナ改革と言われるものでした。

 

そのため、幼少期に彼は、「トゥト・アンク・アテン」(Tutankhaten:アテン神の生ける似姿)と名乗っていましたが、父の死後、アメン神の信仰が復活し、「トゥト・アンク・アメン」(Tutankhamen:アメン神の生ける似姿)に名前を変えられたと言われています。

そして、この「アクエンアテン」による一神教への改革が、その後のユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの一神教へと繋がるという説もあります。

 

いずれにせよ、この時期のエジプトは様々な思惑が交錯し、その歴史の中でも異彩を放つ時代であったことは確かなようです。

そして、古代エジプトの神々や信仰は、ホルスの目などにも代表されるように、現代人の想像力をかき立てるものでもあるようです。

ホルスの目

ホルスの目

△ △ △

ふたたび本庄です。

少し補足したいと思います。古代エジプトは神秘学(mysticism:神秘哲学)の重要な起源のひとつであり、当会でも詳細な研究がされ続けています。

エジプト南部アスワン近郊にあるフィラエ神殿

 

古代エジプト人は、オシリス神とイシス神の息子ホルスの視線に魔術的な力があると考え、ホルスの目を信仰していました。

ホルスの目は、眼自体とその上下に付け加えられている図案がとても印象的で、それが個々に、あるいは全体として何を意味するのかということに、現代のさまざまな仮説があるようです。

当会の教材で学習されている方々は、神秘学(mysticism:神秘哲学)において重要な意味があるのをご存知のことと思います。

 

古代エジプトでは、母音は文字として表記されませんでした。そのため、当時の神の名前も正確な発音が分っていません。

そこで、多神教信仰の主神はアモン(Amon)、アメン(Amen)などと呼ばれ、アクナトンが提唱した一神教の神はアトン(Aton)もしくはアテン(Aten)と呼ばれています。

 

渡辺さんが紹介してくれたツタンカーメンの名前「トゥトアンクアモン」または「トゥト・アンク・アメン」の中央の部分アンク(ankh)は命を表します。命を表すヒエログリフは上部が輪になった十字であったため、この十字そのものも命を意味します。エジプト十字、もしくはアンサタ十字とも呼ばれています。

下の写真は、米国カリフォルニア州サンノゼ市にあるバラ十字古代エジプト博物館(https://egyptianmuseum.org/)が所蔵している、アンクの形をした当時のお守りです。

アンクのお守り(古代エジプト第18王朝期)

アンクのお守り(古代エジプト第18王朝期)

 

次の写真は、同博物館に展示されているツタンカーメンの父アクエンアテンのレリーフです。右上が欠けてしまっているのですがそこに太陽があり、そこから伸びている二重になっている斜め線は太陽神アトンから発している光線で、神の恵みを表しています。光線のひとつの先端は手の形をしていて、その手がアンク(エジプト十字)をつまむようにして差し出し、アクエンアテンを祝福しています。

アクエンアテンのレリーフ(バラ十字古代エジプト博物館所蔵)

アクエンアテンのレリーフ(バラ十字古代エジプト博物館所蔵)

 

充実した展示品で人気の博物館ですので、コロナ禍が収まりサンノゼ市を旅行する機会がありましたら、どうぞ訪れてみてください。

 

下記は前回の渡辺さんの文章です。

直観のみなもと

 

それでは、今日はこの辺りで。

またお付き合いください。

 

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不行動について

2021年7月9日

こんにちは。バラ十字会の本庄です。今年の梅雨はほんとうによく降りますね。東京板橋でも何日も雨が続いています。熱海で起きた災害は、ほんとうに痛ましいばかりです。

皆さんも、どうかくれぐれもお気をつけください。

 

当会のフランス代表が、自身の人気ブログに「不行動」(ノン=アクション)について書いていますので、今回はその文章をご紹介します。「不行動」とは耳慣れない言葉ですね。私も初めて聞きました。

▽ ▽ ▽

記事:「不行動について」

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

 

人が何らかの表現をするとき、そのやり方には3つの種類があります。思考と発言と行動です。通常の見方から言えば、思考とは行動ではありません。なぜなら思考は、見ることや聞くこと、広く言えば五感で知覚することができないからです。

しかし私たちの思考は、自分や他の人に影響を与えます。私たちが肯定的な思いを抱いているとき、つまり思考の背後に好ましい感情があるとき、その影響は自分の体全体の健康にとって有益ですし、周囲にも好ましい雰囲気を作り出します。反対に、私たちが否定的な思いを抱いているとき、つまり好ましくない感情に支配されているとき、それは自分の身体に望ましくない影響を与えますし、周囲にも悪い雰囲気が広がります。

このことは、人間の思考がある種の振動であることに関連しています。人間の思考にはその性質によって、肯定的なエネルギーや否定的なエネルギーが伴っていて、それが周囲に伝えられます。

そのため、奇妙に思えるかもしれませんが、考えるということは心を用いて行動することだと言うことができ、身体を使った行動と同じように肯定的な影響や否定的な影響を周囲に与えます。

朝焼けの湖とボート、静かな風景

 

行動をしないこと

人間の心には、まったく考えないということができません。言い方を変えれば、活動しない状態に心を保っておくことはできません。ですから重要なのは、自分の思考をどのような性質のものにするかということです。

対照的に、人間は言葉を用いて活動しないこと、つまり沈黙を保つこと、くだけた言い方では「口をつぐんでいること」ができます。しかし、沈黙を保つことは簡単ではありません。というのも、私たち人間にはエゴ(表面的で自己中心的な自己)が影響しており、「私」という名のもとに自分を表現することを望む傾向があるからです。

沈黙を保っていられるようにする有力な方法は謙虚さを育むことであり、次の格言にできるだけ従うようにすることです。それは、「あなたが語ろうとしていることが沈黙より美しくないのであれば、口を開かないようにしなさい」というものです。

この格言は、バラ十字会員の多くが心がけようと日々努力している指針のひとつです。

静かにというジェスチャーをしている子供

 

まったく考えないでいること、つまり精神的に何の活動もしないことが不可能であるのと同じように、病気や障害によって妨げられているのでなければ、体をずっと動かさないでいることはできませんし、数時間でさえ身動きしないでいることはできません。

実際のところ、話したり移動したり、何かをつかんだり道具を用いたり、手短に言えば体を活動させることが日々の生活で必要になります。また実際に試してみると、完璧に体を動かさないことはとても難しいことが分ります。目覚めているときに人の体には動く必要があります。

それゆえに、神秘学(神秘哲学:mysticism)でたびたび語られることですが、体のことを「乗りもの」(vehicle)にたとえるのは適切なことです。

眠っているときに、私たちはほとんど活動しないと思われていますが、実際には、何度も夢を見て感情の起伏を味わい、まぶたを動かしたり、ひんぱんに寝返りを打ったりしています。私たちは実際のところ、死が訪れるまで、完全に活動しなくなることはありません。

竹、石、ロウソク、ハスの花、水

 

鋭い洞察から行う不行動

以上のような、生理的に活動しないこととは別の意味で、行動をしないということがあります。それは「不行動」(non-action:ノン=アクション)と呼ばれます。

不行動は、怠慢さや不注意や興味のなさや気のゆるみからではなく、ある特定の状況において、あることに関与せず反応しないことが、自分の利益だけではなく他の人たちの利益のためにも望ましいと考えて採用する態度です。不行動を採用するのは、行動しないということがおそらく、出くわした問題に対する最善の方策になると考えられる場合です。

「おそらく」と述べたのは、それが望ましくない選択になり、何も解決せずに状況を悪化させることにさえなってしまう可能性があるからです。そのような場合に私たちは「時すでに遅し」と感じ、不行動を選択したことを後悔することでしょう。

 

私たち人間はさまざまな状況に直面するので、不行動という選択を適切に行うのは難しいことです。なぜなら、ある状況においては、最善の方法で行動したときよりも行動しなかったときの方が深刻な結果を招くからです。

行動ではなく不行動という態度を適切に選ぶためには、鋭い洞察力だけでなく最善を尽くしたいという誠実な望みに突き動かされていることが必要です。不行動はまた、あいまいでなく明確な意図を持ってそうすることを意味し、目をつぶることではなく広い視野から行われることを意味し、暴力ではなく非暴力を意味します。

そのため、「聡明さへの愛」(love of wisdom)という哲学(philosophy)の本来の意味で、不行動は哲学的な態度だと多くの場合に見なされています。インドで生まれ、ヨーロッパと米国で活躍した哲学者で著作家のクリシュナムルティ(1895-1986)は次の言葉を残しています。「良く考え抜かれた不行動は、最善の行動にあたります」。

枯山水の庭園を見つめる女性のシルエット

 

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。

多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。

△ △ △

ふたたび本庄です。

 

コロナ禍をきっかけにして世界中で社会のさまざまな面が見直されようとしています。皆さんの多くも耳にされていることと思いますが、今は時代の転機にあたると多くの人が考えています。人類におよそ400年ぶりに訪れた大きな転換点だと考える人もいます。

都市に人が集中したこと、資本主義、消費社会、競争主義などが現代の主な特徴のように私には思われます。

そうすると、「不行動」は、次の時代がどのようになるのか、どうするべきなのかを考えるための重要なキーワードかもしれません。

 

以下は、前回のセルジュ・ツーサンの文章です。

神秘学のクイズ

 

では、今日はこのあたりで。

また、よろしくお付き合いください。

 

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ロミオとジュリエット

2021年7月2日

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

東京板橋では、やや強い雨が何日も続いています。梅雨明けが待ち遠しいですね。

いかがお過ごしでしょうか。

 

札幌で当会のインストラクターを務めている私の友人が、まさに7月の今の時期のイタリアが舞台になっている、有名な戯曲についての文章を寄せてくれました。

▽ ▽ ▽

文芸作品を神秘学的に読み解く(28)

『ロミオとジュリエット』 ウィリアム・シェイクスピア

森和久のポートレート

森 和久

 

時代は14世紀(史実では1302年)、ところはイタリアのヴェロナ市。

イタリア・ヴェロナ市の夕暮れ

イタリア・ヴェロナ市の夕暮れ

 

時は7月15日の日曜日、朝8時頃。ヴェロナの広場でモンタギュー家とキャピュレット家の召使い同士が喧嘩を始めるシーンで開幕します。そこにモンタギューの甥(ロミオの従兄弟)ベンヴォーリオとキャピュレット夫人の甥(ジュリエットの従兄弟)ティバルトもそれぞれ参戦し、大乱闘になります。そこへ領主のエスカラス大公が駆けつけ、その場を納めます。

この物語は対立と二極の構図で成り立っています。11~12世紀から教皇派と皇帝派が対立しており、モンタギュー家は教皇派、キャピュレット家は皇帝派です。そして物語自体も抗争と恋愛の二極構造になっています。そしてそれぞれが歩み寄ることなく怒濤の人間関係を紡いでいきます。波乱含みであることが最初に乱闘シーンを置くことで観客に提示されます。

ロミオとジュリエット-相関図

ロミオとジュリエット-相関図(クリックすると拡大されます)

 

この戯曲は僅(わず)か一週間足らずの出来事を述べています。そのスピード感はシェイクスピアの真骨頂でもありましょう。「ロミオとジュリエット」の物語は史実を元にしており、現在も「ジュリエットの家」が残っており、訪れる人も多く、ジュリエットの家にある「ジュリエット・クラブ」を題材にした『ジュリエットからの手紙』という映画もヒットしました。ちなみに日本語での手紙も受け付けているようです。

実際にあった事柄なので、シェイクスピア以前にもダンテやアーサー・ブルックはじめ多くの作家がこの出来事を取り上げています。シェイクスピアは特にブルック版を下敷きに、6日ほどの時間軸に凝縮してこの戯曲を書いたように思われます。

イギリス南部ストラトフォード=アポン=エイヴォンにあるシェイクスピアの生家

イギリス南部ストラトフォード=アポン=エイヴォンにあるシェイクスピアの生家

 

では時系列に沿って物語の続きを見ていきましょう。

日曜日、ロミオはキャピュレットの姪(ジュリエットの従姉妹)ロザラインへの片想いに悩み、いつものように早朝の森の散歩に出ていました。9時頃、散歩から自宅のモンタギュー家へ帰り、従兄弟で友人のベンヴォーリオへ恋の苦悩を打ち明けます。

その日の午後、エスカラス大公の親戚の貴族パリスがジュリエットとの結婚をキャピュレットに申し出ます。キャピュレットは、ジュリエットがまだ14歳にもなっていないけれど、娘の気持ち次第だと、パリスを今夜の舞踏会に招待します。

ロミオはロザラインがその舞踏会に招待されたのを知り、巡礼の仮装をして会場に乗り込みます。ジュリエットは舞踏会でパリスと踊りますが、彼のことを気に入りません。ロザラインは舞踏会を欠席しました。ティバルトは会場でロミオを見つけ、侮辱しに来たと思いロミオをやっつけようと思いますが、キャピュレットに止められ家に帰り、ロミオに果たし状を送ります。

 

舞踏会でロミオがジュリエットを見初(みそ)め、ジュリエットも一目惚れします。その時のシーンがこちら。この時2人はお互いの素性を知りません。

ロミオ:(ジュリエットの手を取り)「この私の賤しい手が聖なる社を穢したならば、その甘い罪の償ひは、この脣(くちびる)に、それこそ、赤面する二人の巡礼さながら、優しき口づけを以て、手の穢れを拭ひ取りませう。」

ジュリエット:「巡礼のお方、それはそのお手に対して余りにすげないお仕打ち、それ、そのやうに恭しくすべてを捧げてをりますものを、聖者の御手にさへ巡礼の手は触れませう、それに手と手の触合ひこそ巡礼同士の口づけ。」

ロミオ:「聖者にも脣がありませう、そして巡礼達にも?」

ジュリエット:「ええ、お祈りに用ゐねばならぬ脣が。」

ロミオ:「おお、それなら優しき聖者、手に許されることを脣にも、脣にも祈りを、お願ひです、信仰が絶望に変らぬやうに。」

ジュリエット:「聖者の心は動きませぬ、よし祈りを聴届けようとも。」(Saints do not move, though grant for prayers’ sake.)

ロミオ:「では、そのまま動かずに、祈りの効目(ききめ)がこの身に現れるまで。かうしてあなたの脣が、私の脣から罪を拭ひ去る。」(接吻する)

ジュリエット:「それなら、その罪が私の脣に移る筈。」

ロミオ:「この脣の罪が? おお、なんと優しいお咎めを! その私の罪を返して頂きませう。」(接吻する)

ジュリエット:「口づけの儀式を楽んでおいでのやう。」(You kiss by the book.)

この直後ロミオは会場を後にしますが、2人は互いが敵同士の子息と子女であることを知らされ衝撃を受けます。ロミオは引き返してキャピュレット邸に忍び込み、ジュリエットとバルコニーで恋を語り合い結婚の約束をします。

ジュリエットの家のバルコニー

ジュリエットの家のバルコニー

 

月曜日、未明。ジュリエットの許を去ったロミオはそのままロレンス神父に会うため教会へ行き、朝まで待ちます。神父は2人の結婚式を引き受けます。その後ロミオはティバルトからの果たし状を読みます。そして、ロミオとジュリエットはロレンス神父により2人だけで結婚式を挙げます。これを知っているのは、他にはジュリエットの乳母だけです。

ロミオはティバルトと和解しようと広場へ。ティバルトはロミオが決闘するつもりで来たと思います。ロミオの友人でエスカラス大公の甥のマキューシオとベンヴォーリオはロミオに加勢しようと広場に来ていました。マキューシオとティバルトが戦い始め、ロミオは止めようとしますが、ティバルトがマキューシオを殺害します。これに激高したロミオはティバルトを刺殺してしまいます。その罰としてロミオはエスカラス大公より追放を言い渡され、ロレンス神父の教会に匿われます。ジュリエットはティバルトの死とロミオの追放を知り、泣き暮れます。

その夜、ロミオはジュリエットの寝室に忍び込み、夜明けまで過ごします。ジュリエットがロミオと結婚したことを知らないキャピュレット夫妻とパリスは、木曜日にジュリエットとパリスの結婚式を行うことを勝手に決めてしまいます。

 

火曜日。キャピュレットがジュリエットにパリスとの結婚を命じます。ジュリエットは断り、言い争いになります。ロミオと結婚していることを知っているはずの乳母もパリスとの結婚を勧めます。

教会でジュリエットはロレンス神父から、死んだふりをしてそのままロミオと駆け落ちをするという計画を持ちかけられ、42時間仮死状態になる薬を受け取ります。ジュリエットは父キャピュレットにパリスとの結婚を承諾すると嘘をつきます。キャピュレットは喜び結婚式を水曜日に繰り上げます。

水曜日、朝。薬を飲んで仮死状態のジュリエットを乳母が発見します。死んだものと思われ結婚式は取りやめ、ジュリエットの葬式が行われ、そして埋葬されます。

 

木曜日、朝。追放の地でロミオはジュリエットが死んだことを知らされます。ロミオはジュリエットの側で死のうと毒薬を買い、ヴェロナへ戻ります。夜、計画がロミオに伝わっていないことをロレンス神父が知ります。

ジュリエットの墓でロミオとパリスがかち合います。ロミオとジュリエットが結婚したことを知らないパリスはロミオがジュリエットの亡骸を辱めに来たと思い、斬りかかります。斬り合いの末、ロミオがパリスを刺殺してしまいます。

ロミオは仮死状態のジュリエットを見て、死んでいるものと思い、毒薬を飲んで自殺します。その後、ジュリエットは墓の中で目覚め、死んでいるロミオを見て自分も同じ毒で死のうとロミオに口づけしますが適わず、ロミオの短剣で胸を刺し自害します。

金曜日、夜明け前。ロレンス神父が皆に顛末(てんまつ)を説明し、モンタギュー家とキャピュレット家が和解します。終演。

ロミオとジュリエットの脚本と金の指輪

 

見ていただきましたように、多くの場面ですれ違いや誤解がゆえに物事が悪い方へ悪い方へと展開していきます。幾つかの場面でハッピーエンドへつながるモチーフが垣間見えますが、ことごとく悲劇へと転落していきます。それはなぜでしょうか。運命なのでしょうか、それとも宿命なのでしょうか。

物語の初めから対立している名家のいさかいが描かれています。それも召使い同士です。いつの世も上に立つ者の姿勢や行動規範が部下や社員に伝わるものです。一見、純粋そうなロミオとジュリエットにしてもいなめません。よこしまゆえに人生の歯車がかみ合わなくなってしまいました。

 

ロミオを見てみましょう。まず、片思いのロザラインに会おうという思惑で、仮装して舞踏会に入り込み、ジュリエットに出会います。そして、キャピュレット邸に2度も忍び込みます。ジュリエットにしてもロレンス神父の奸計(かんけい)に乗せられ死んだふりをして、ロミオに誤解ゆえの服毒自殺をさせてしまいます。理に適っていないためにこの計画はロミオに伝わらず悲しい結末へと誘(いざな)われたのではないでしょうか。

別の視点から見れば、シェイクスピアの構成のうまさとも言えます。時代を超えて世界中で読まれるゆえんでしょう。人間の持つ心の変わりやすさ、意志の弱さ、ずる賢さを剥(む)き出しで見せてくれるシェイクスピアの巧みさです。その悲劇性の演出が卓越しています。一例を見てみましょう。ジュリエットがロミオの服毒を知ったシーンです。

ジュリエット:「その脣に口附けを。そこにまだ毒が残つてゐるかもしれない、その効目できつと私も死ねるだらう。」(接吻する)「温い脣!」

舞踏会で初めて会ったときの初々しい可憐な口づけと最期の別れの口づけが明暗となってコントラストな効果を醸(かも)し出しています。死者の唇がまだ温かいということが悲壮感をあおり、さらにそれでは死ねずにジュリエットはロミオの短剣で自刃するという絶望感が切なさの極致です。

 

引用部分は福田恆存訳によります。リズムも良く、シェイクスピアにはよく合っていると思います。翻訳の分かりづらい部分には英語原文も付けてみました。もちろん各人の好みもありますので、自分に合った翻訳で読むことで真髄に触れることも出来るでしょう。最初の出会いのラストを比較してみましょう。

・ 「You kiss by the book.」(原文)

・ 「口づけの儀式を楽んでおいでのやう。」(福田恆存訳)

・ 「ずいぶん型どおり接吻なさいますこと!」(大山敏子訳)

・ 「接吻一つにずいぶん難しいことを仰いますのね。」(中野好夫訳)

・ 「ても、まア、御均等な。」(坪内逍遥訳)

 

なお、福田恆存は著作『私の國語教室』などで歴史的仮名遣のすすめを説き、そのために論壇を追われたと言えるかも知れません。しかし、自分の信念を貫いたわけで、それが理に適っていれば、立派なことだと思います。

BGMはミッシェル・ポルナレフの『ロミオとジュリエットのように』(Comme Juliette Et Romeo)をどうぞ。

△ △ △

ふたたび本庄です。2点、補足しておきます。

 

ジュリエット・クラブとは、今も残っているジュリエットの家をオフィスにして活動しているボランティア団体で、世界中から寄せられる恋の悩みに答える仕事を50人ほどの人がしているそうです。

また年に一回バレンタインの日の前後に、寄せられたラブレターの中から、最も優れたものを選んで表彰しているそうです。

 

歴史的仮名遣は旧仮名遣(きゅうかなづかい)とも呼ばれます。「現代かなづかい」と当用漢字の推奨は、戦後間もなく米国の勧告をきっかけに進められたようで、福田恆存はそれに強く反対していました。

 

話は変わりますが、私も翻訳を行っていて、話し言葉にはいつも苦労させられます。

本文中に紹介されていた「ずいぶん型どおり接吻なさいますこと!」という訳が、とても気に入りました。この言葉ひとつで、ジュリエットとはどんな女性かが思い浮かんでくるようではないでしょうか。

 

下記は森さんの前回の文章です。

記事:『坊っちゃんと清

 

では、今日はこのあたりで。

また、お付き合いください。

 

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満月と新月と生きもの

2021年6月25日

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

バラ十字会日本本部代表、本庄のポートレイト

いかがお過ごしでしょか。

昨晩は満月でした。東京板橋では雲がかかっていて、残念ながら見ることができませんでした。6月の満月は、北米の先住民が野生のイチゴを採集する時期であることから、ストロベリームーンと名づけられているそうです。

満月と植物についてのこの話から、思い出したことがあります。昭和の初めに生まれた、長年畑仕事をしている親族のことです。その方の家に行くと、満月と新月の日が記されているカレンダーが壁に貼ってあり、筆ペンの赤い字で予定が書き込まれています。

直接聞いたことはないので想像でしかないのですが、農作業のいくつかはおそらく、満月と新月の日を目安にして予定を立てているのでしょう。

私は小さいころ、引っ越しを何度か経験しています。東京の中でも小平、小金井、府中など、割と農家の多いところに住んでいたのですが、記憶の片隅をたどると、近所の農家では、満月と新月の日が記されたカレンダーを見ることが多かったように思います。

今回、インターネットで調べてみたのですが、月の周期を畑仕事の目安にしている方が現在も多数います。

 

たとえば種まきに適するのは満月の数日前、植え替えに適するのは新月の数日前だそうです。

また、害虫が産卵孵化するのは満月と新月の時なので、その数日後に防除するとのことです。

肥料も種類によって、与えるのに適した時期があるようです。

 

このように、植物の生育に月の満ち欠けが影響を与えているのは確かなことに思われますが、それはどのようなメカニズムを通してなのでしょう。

夜間の月光が影響するのでしょうか。それとも月の引力(潮汐力)が影響するのでしょうか。いずれにしても不思議なことです。

 

私の祖父の一人は大正生まれで、若いころに北海道で林業をしていました。友人にカニ漁をしている人がいて、その人の話によると、満月に捕ったカニは身が少なく、おいしくないと言っていたことを思い出します。

月の光に照らされて海底に映る自分の影を見ておびえるので身がやせるという言い伝えがあるそうです。実際には、カニの脱皮の周期と月の満ち欠けの周期に関係があるのでしょう。

オーストラリアではクモガニというカニが満月のときに数万匹も大行進して、一斉に脱皮と繁殖をし、それを見るために世界中からダイバーが集まるそうです。

 

月の満ち欠けは、海の潮の満ち干に直接関係しているので、海に住む生きもの、特に浅瀬に住む生きものの生態が月の周期に強く影響されるのは、とても納得のいくことです。

紅海のサンゴと魚

紅海のサンゴと魚

 

以前にこのブログでも取り上げたことがありますが、縄文人はこれらについて深い知識を持ち、月のことを生命、再生をつかさどる神だと考えていました。

参考記事:『月とヘビとウサギ

 

これもオーストラリアの例ですが、グレートバリアリーフのサンゴは、初夏の満月の当日から7日ほど後のいずれかの夜に一斉に産卵します。

暗い夜の海中を無数に多くの卵がただよい、満天の星空のような神秘的な光景になるので、やはり多くの写真家やダイバーが集まります。

同じサンゴでも、小笠原のサンゴの一斉放卵は、初夏の半月(月齢7.5)の前後数日だそうです。

サンゴの一斉産卵(マグネチック島)

サンゴの一斉産卵(マグネチック島)

 

一昨日上野動物園で、パンダのシンシンに双子が生まれたことが報じられていました。このことと昨日の満月は関係するでしょうか。

この図は当会が出版した『ライフ・マップ』という電子書籍に掲載されている図です。

月の長周期

 

月の満ち欠けの周期、つまり満月から満月までの日数は平均すると29.53日で、朔望月と呼ばれています。この周期を4分割するとおよそ7日になりますが、それをこの本では「月の長周期」と呼んでいます。

図に示されているのは満月前後の月の長周期で、そのうち満月前の3.5日は「陽」(positive)の期間であり、生きものが活動するのに適しているとされます。満月後の3.5日は「陰」(negative)の期間であり、生きものが休息するのに適しています。

ですからシンシンの出産は、とても望ましい時期に起ったことになります。今は、授乳をしながら体を休めていることでしょう。

 

電子書籍『ライフ・マップ』の10章には、月の周期と病気や性の関係が詳しく説明されています。また別の章には、一日を7つに分割した3時間25分の期間など、他ではまったく知られていない情報が掲載されています。

かなり以前に翻訳された本なので訳文がやや古いのですが、ご興味のある方はお読みください。

電子書籍『ライフ・マップ』

電子書籍『ライフ・マップ』

 

月の満ち欠けは動植物だけでなく人間にも影響しています。たとえば、人間の受胎期間の平均は266日であり、これはちょうど9朔望月に一致します。

書籍『ライフ・マップ』によれば、人間の出産は、満潮より以前の3.5時間には比較的順調に進むことが多いことが知られています。

先ほどご紹介した月の長周期は、古代バビロニアでも知られていたようで、一週間が7日間に定められた理由であった可能性があります。

しかし、曜日としてそれに5つの惑星(木星、火星、土星、金星、水星)と月と太陽(日)がなぜ現在の順番で割り当てられたのでしょうか。

きっと深い意味があることでしょう。いずれ調べてみたいと思っています。良い情報をご存知の方は教えてください。

 

では、今回はこの辺りで。

またお付き合いください。

 

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神秘学のクイズ

2021年6月11日

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

東京板橋ではこの数日、暑い日が続きました。梅雨がまだ来ていないにもかかわらず、本格的な夏が少し顔を見せたかのようです。

いかがお過ごしでしょうか。

 

このブログでは、当会のフランス代表が自身の人気のブログに掲載した記事を、折々に翻訳して紹介させていただいていますが、今回はちょっと趣向を変えて、このブログに載っていた神秘学(mysticism:神秘哲学)と秘伝思想(esotericism)についてのクイズをご紹介しようと思います。

全部で20問あります。解答を後ろに付け加えました。フランスのブログの読者の今までの平均では、正答率は61%だとのことです。

どうぞ、お楽しみください。

 

▽ ▽ ▽

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

1. 古代ギリシャの哲学者で、アトランティスについて本に書いているのは誰でしょう

   A:プラトン B:アナクサゴラス C:ヘラクレイトス

アテナイの学堂

 

2.錬金術に特に関連の深い元素はどれでしょう

   A:酸素 B:水銀 C:ケイ素

バラ十字錬金術博物展から

 

3.テンプル騎士団の創設者は誰でしょう

   A:ジャック・ド・モレー B:ユーグ・ド・パイヤン C:クレルヴォーのベルナルドゥス

4.次の哲学者のうち、バラ十字会員であったという推測があるのは誰でしょう

   A:イマヌエル・カント B:フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ C:ルネ・デカルト

5.〈生命の樹〉で胸に対応するとされているのは、どのセフィロトでしょう。

   A:ケセド B:ティファレト C:ビナー

生命の樹(カバラの樹)

生命の樹(カバラの樹)

6.エッセネ派の人たちが住んでいたのは、どの国でしょう

   A:アラビア B:インド C:イスラエル

7.『新しい人間』という本を書いたのは誰でしょう

   A:ルイ・クロード・ド・サンマルタン B:ヤーコプ・ベーメ C:フランシス・ベーコン

8.アトランティス大陸の一部であったという言い伝えがある群島はどれでしょう

   A:モルディブ B:アゾレス諸島 C:ソシエテ諸島

9.薔薇十字団が最初に宣言書(マニフェスト)を発行したのはいつでしょう

   A:1714年 B:1614年 C:1514年

10.エジプトで最も高いピラミッドは誰のものとされているでしょうか

   A:メンカウラー王 B:カフラー王 C:クフ王

スフィンクスとピラミッド

 

11.錬金術で赤を意味するラテン語はどれでしょう

   A:ルベド B:アルベド C:ニグレド

12.テンプル騎士団の旗に用いられていた印はどれでしょう

   A:末広十字 B:ラテン十字 C:バラ十字

13.リュケイオンの学園を創設したのは誰でしょう

   A:ミレトスのタレス B:アリストテレス C:ソクラテス

14.「バラ十字団のファンファーレ」を作曲したのは誰でしょう

   A:クロード・ドビュッシー B:エリック・サティ C:ガブリエル・フォーレ

15.バフォメットを崇拝しているとされた人々はどれでしょう

   A:テンプル騎士団 B:テラペウタイ派 C:エッセネ派

16.女性ファラオとして古代エジプトを統治したのは誰でしょう

   A:ハトシェプスト B:ネフェルティティ C:ネフェルタリ

17.古代エジプトで知恵を司る神とされたのはどれでしょう

   A:オシリス B:トート C:ハピ

18.ピタゴラスの師であったのは誰でしょう

   A:ソクラテス B:ミレトスのタレス C:プラトン

19.二人の騎士が一頭の馬に乗る紋章を用いていた騎士団はどれでしょう

   A:マルタ騎士団 B:テンプル騎士団 C:ドイツ騎士団

二人の騎士が一頭の馬に乗る紋章

二人の騎士が一頭の馬に乗る紋章

 

20.カタリ派最後の砦はどこにあったでしょう

   A:モンセギュール B:シュノンソー C:シャンボール

* * *

答え

1-A.古代ギリシャの哲学者プラトンが、アトランティスについて本に書いています

2-B.水銀は錬金術に特に関連の深い元素です

3―B.ユーグ・ド・パイヤンがテンプル騎士団を創設しました

4―C.ルネ・デカルトにはバラ十字会員であったという推測があります

5―B.〈生命の樹〉(カバラの樹)で、胸に対応するとされているセフィロトはティファレト(Tipheret)です

6―C.エッセネ派の人たちは、イスラエルに住んでいたことがあります

7-A.『新しい人間』を書いたのはルイ・クロード・ド・サンマルタンです

8―B.アゾレス諸島には、アトランティス大陸の一部であったという言い伝えがあります

9―B.薔薇十字団は、1614年に最初に宣言書を発行しました

10―C.エジプトで最も高いピラミッドはクフ王(Cheops)のものとされています

11-A.錬金術で赤を意味するラテン語は「ルベド」(rubedo)です。

12-A.テンプル騎士団の旗には末広十字(cross pattee:クロスパティー)が用いられていました。

13―B.リュケイオンの学園はアリストテレスによって創設されました

14―B.「バラ十字団のファンファーレ」はエリック・サティによって作曲されました

15-A.テンプル騎士団の人々は、バフォメットを崇拝しているという説がありました

16-A.ハトシェプストは女性ファラオとして古代エジプトを統治しました

17―B.古代エジプトでトートは知恵を司る神とされました

18―B.ミレトスのタレスがピタゴラスの師でした

19―B.テンプル騎士団は二人の騎士が一頭の馬に乗る紋章を用いていました

20-A.カタリ派最後の砦はモンセギュールにありました

 

著者(出題者)セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。

多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。

△ △ △

ふたたび本庄です。

いかがでしたでしょうか。クイズはこのブログで初めての試みでした。楽しんでいただけましたら、フェイスブックやツイッターの投稿へのコメントなど、何らかの方法でお知らせくだされば嬉しく思います。

多くの方々に楽しんでいただけたようであれば、第2集、第3集がありますので、いずれご紹介させていただきたいと思います。

 

このクイズの問いの多くは、当会の通信講座の本科課程や専門課程で扱われている内容の一部に関連しています。

興味を感じられたいくつかの事柄について、インターネットで検索なさってはみてはいかがでしょうか。神秘学と秘伝思想が、世界の歴史のあらゆる時代に関わっていることが感じられると思います。

 

下記は、前回のセルジュ・ツーサンの記事です

知を求める人たちへの公開書簡」(その3)

 

では、今日はこのあたりで。

また、よろしくお付き合いください。

 

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