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おやじバンド奮戦記

2020年5月29日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

新型コロナウイルスの緊急事態が解除されましたが、早くも第2波ではないかという報道もあり、皆さんも落ち着かない日を過ごしているのではないでしょうか。

 

日常の活動をどのぐらい再開していくかを考えるとき、お仕事に比べて趣味は、今すぐ行わなければならないというものでもないので、判断が特に悩ましいのではないでしょうか。

私も、趣味のバドミントンがいつから再開できるだろうかと思いを巡らしていますが、スポーツだけでなく、合唱や合奏、囲碁や将棋などが趣味の皆さんも、悩みが深いのではないでしょうか。

 

今回は、山形県にお住まいの私の友人から届けていただいた、新型コロナ流行以前の、趣味のバンドのお話しです。

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記事:「おやじバンド奮戦記」

バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下勝悦

バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下 勝悦

 

近所のスーパーに買い物に行った時のことです。古くからの友人、Hさんから声を掛けられました『今、バンドメンバー募集しているんだけど、どうかな?』。今から四年前のことです。実はHさんとは若い頃のバンド仲間。今は解散していますが、当時のメンバーとは今でも友達付き合いは続いています。ちなみにHさんは今でも色々な場面で音楽活動をやっているドラム奏者です。詳しい話を聞けば、ほとんどのメンバーは昔からの知り合いばかりでした。

ということは当時のメンバーの平均年齢は六十ン歳。おやじバンドならぬ爺(じじい)バンドでした(笑)。

おやじバンド

 

でも、その時はちょっと返事を待ってもらいました(実はその時体調不良で、後日ピロリ菌が原因と判明)。しかし、残りの人生を考えると迷っている余裕などありません。アルト・サックス奏者としてメンバーの一員に加えてもらうことになりました。

その後、バンドリーダーのEさんから聞いた話によれば、Eさんが卒業した学校が廃校となる記念行事の際に楽器演奏のできる卒業生仲間でバンドを編成し校歌を演奏したのだそうです。すると、それが縁となりポツリ・ポツリと演奏の依頼が入るようになったのだそうです。それではメンバーを増やそうではないかという話になり、私に声を掛けてくれたのだそうです。

アルト・サックス

 

さて、差し当たりの演奏依頼は市主催で毎年恒例となっている “そば祭り”の会場での演奏とのこと。演奏するのは演歌と民謡、各一曲です。練習会場と練習日の連絡案内、それと楽譜を受け取った瞬間、私は一瞬にして目が点に……

なんと、曲のアレンジはしっかりとジャズ・バージョン。複雑なリズムのオンパレードです。ちょと後悔もしましたがもう後には引けません。すぐに猛練習の開始です。

その後の時間の流れることの速いこと、速いこと。あっという間にそば祭りの当日になってしまいました。それまで必死になって練習を重ねて来たつもりですが古希間近の身体と脳ミソはそうやすやすとは反応してくれませんでした(笑)。それでも何とか本番は無事終了。その後に食べた蕎麦(そば)の味は……いまだ緊張冷めやらず……さっぱり分かりませんでした(笑)。

その後も、様々な団体さんや町内会さんから依頼が入り、忙しくも楽しい日が続きました。

 

思ってもみなかったことに出会ったのは一昨年の初夏の頃です。ある町内会のお年寄りの会合の席で演奏を披露した時のことです。演奏が終了し後片付けを行っていると『山下さんですよね?』。会合の手伝いに来ていた女性の方から声を掛けられました。私が『はい』と応えると。『ほらほら私、小学校で同級だっ○□』。そういえば昔の面影があります。そこで私は『しばらくですね~。今日はありがとうございました』。すると『M先生も来てますよ』。私は思わず『え~~!!』と叫んでいました。M先生とは私達が小学校五・六年生の時に担任だった女の先生です。

『先生、先生、山下さんだよ……』。

私は、またもや驚きました。御髪は少し薄くはなってはいたものの、背筋をピンと伸ばし、明るく可愛い柄のワンピースに身を包み、しっかりとした足取りで私の前に。次に、昔と全く変わらぬ笑顔で『おやおや久しぶり。今日はホントに良かったですよ、ありがとうございました』。私は『先生、私、わかりますか?』。すると『しっかり覚えてますよ。五年生と六年生の時に担任だったでしょう』。次に、失礼とは思いましたが、お歳を伺(うかが)ったところ。笑顔で『もう九十歳になったのよ』。『え~!!お元気ですね~!!』。またもや驚きです。

花束と手紙

 

そして、もしもM先生に会う機会があったならば、ぜひとも聞いて貰いたいと思っていたことを話しました。あれは確か、私らが六年生の時のことです。クラス全員で全校の先生方に大変な迷惑を掛けたことがあったのです。何をやったのかは記憶が定かで無いんですが、何かをやらかしたということだけはしっかりと覚えているんです。その時は思いっきり叱られました。悪いことをやったからと叱られたのではなく。人様に迷惑を掛ける行為がいかに悪いことか、と言ったことをしっかりと教えてくれたのです。この時のことは今でも私の人生訓となっています。

 

先生にこの時のことを話しました。するとまたも笑顔で『えっ? そんなことがあった? みんな良い子だったから、怒る必要なんか無かったよ』。

いいえ、確かにあったんです……(笑)。

『先生、あの節はホントに御迷惑おかけしました。ホントにごめんなさい』。

もっと色々と話したいことがあったのですが、時間が来てしまいました。

それでは先生、しっかりと長生きしてくださいね。

 

これからも楽器を抱えながらの七転八倒のバンド活動が続くことと思っています。これもまた、楽しい第二の人生と思ってます。

ピアノの鍵盤と手

△ △ △

ふたたび本庄です。

 

半年ほど前に、私も、40年以上前に担任だった恩師の方と再会しました。

お目にかかると、いまだに何か、守られているような諭(さと)されているような感じがします。子供の頃の感覚というのはいつまでも変らないものですね。

 

下記は前回の山下さんの記事です。

記事:『楽器の話あれこれ

 

では、今日はこのあたりで。

 

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