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時間よ止まれ

2021年4月2日


こんにちは。バラ十字会の本庄です。

東京板橋は春たけなわです。職場に向かう途中に坂道があり、八重桜とハナミズキが道の両側に並ぶように植えられています。この時期にいずれも開花して、パステルカラーにあふれた見事な景色になります。

いかがお過ごしでしょうか。

 

山形県にお住まいの私の友人から、時間と時計にまつわる文章を寄稿していただきました。

▽ ▽ ▽

記事:『時間よ止まれ』

バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下勝悦

バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下 勝悦

 

「年を取ると時間の流れが速くなる」。若い頃に良く聞かされました。でも、そのころは全く実感がありませんでした。

ところが、古稀を過ぎたこの歳(73歳)になりましたら良~く理解できる様になりました(笑)。

ところで、これは単なる思い込みによるものではなく、ジャネーの法則と呼ばれる心理学の理論で説明がつくのだそうです。

これを簡単に説明しますとこうなります。

「年を取るにつれて自分の今までの人生の長さに対して一年の比率が小さくなるため、体感としての一年が短く感じられる様になり、そのせいで時間の流れが速くなっていると感じる様になる」のだそうです。

砂漠に埋まっている数々の時計

 

それでは時間とは何なのでしょうか?

一般論としてですが、物理的解釈と哲学的解釈の二通りに分けられるのだそうです。「地球が一回の自転に要する期間を一日と定め、その期間を二十四等分した期間が一時間、さらに六十等分した期間を一分、さらに六十等分した期間を一秒と定めた」のを物理的解釈と呼び、哲学的解釈とは「物理的解釈の時間が流れている、と精神内で意識している期間の長さ」なのだそうです。つまり精神内で意識しなければ時間の流れは止まっている、あるいは遅くなっているという解釈になるのだそうです。

なぜかジャネーの法則にリンクする様ですね。

きらびやかな腕時計

 

さて、頭痛を誘発しそうな話はこの辺で切り上げることにして次に行くことにしましょう(笑)。

ちょっと古い話になります、我が家の近くにあったスナックに時刻の読めない……いや、それどころか時間が逆行しているのでは? と思える様な不思議な、というよりは奇妙なデザインの文字盤の時計が店の壁に我が物顔でドーンと張り付いていました(笑)。

時刻を表すのは数字ではなく12個の丸い点、そして長針と短針は細長い三角形をしており、ちょうど人間の眉毛のような形でした。さらに驚くことに、針を支える真ん中の軸がないのです。二本の針は盤上に張り付いた様な状態で不規則とも思える動きで移動しているのです。

もう少し分かりやすく具体的に説明しましょう。「正月の福笑いのゲームを二本の眉毛だけでやっている様なもの」と言えば分かってもらえるのではないでしょうか?

ちなみに、針の動くメカニズムはどうみても解明不可能でした。

そんなこんなで、店内にしばらくいますと客の誰もが時の流れが止まってしまったかの様な錯覚に陥ってしまうのでした。

それに加えて、常連客の間で「時刻はどうやって読むんだ!? じ~っと見てると頭が(目も)変になって来る!!」。更には『ありゃ本当に時計か(怒)』の声まで(笑)。

らせん形をした奇妙な時計

らせん形をした奇妙な時計

 

ある時、私がマスターに時刻の読み方を聞いてみました。

すると、『こっちの長針のこの箇所と、こっちの短針のこの箇所で時刻を見ることになります。今ですと○時◇□分になりますね』。

なるほど、説明を聞きましたら何となく分かった様な気になりました。ところが、数分後にはもう『あれ!?』でした。

そこで、もう一度聞いてみました。

するとマスター。ニッコリ笑って「もう少々(お酒を)お飲み頂きますと普通の文字盤の時計に見えて参りますよ……」

「オイ、オイ」(笑)

アンティークの時計と女性

 

次に行きましょう(笑)。

これは知り合いの時計店のオヤジさんから聞いた話です。

その昔、店の壁にはお客さんから預かった修理・調整中の柱時計やら商品の新型の時計等がところ狭しと壁に掛けられていたのだそうです。それらの時計達は定期的に(つまり一時間ごとに)時を告げてくれるわけです。

そしてその時、全ての時計が、きっちり同時にボ~ン・ボ~ンと鳴り響いてくれた時、これぞ時計職人冥利に付きるといった瞬間だったそうです。

その話を聞いて「楽しい仕事ですね」と言いましたら、ちょっと苦笑いしながら「実は、そうでもない時も……」と。

そこで「え、どういう事ですか?」と問うと。

ぼそっと一言「真夜中の12時を想像してみて下さい……」。

なるほど、納得です(笑)。

 

それでは、もう一つ時計の話を。

その昔、ホームセンターの激安コーナーで980円の懐中時計を購入したことがあります。

本気の安物でしたが色とデザインだけは本物のアンティーク品さながらでした。

この時計、普段使いには何も支障なく、持ち歩くにも気を使う事なく便利に使っていました。二つほどの問題点を除きましては。

一つは一日に最低でも二回、ネジを巻く必要があったこと。

もう一つは、この時計と生活を共にすると一日の時間が24時間と20分になる、ということ。平たくいえば、一日に20分遅れるということです(笑)。

ある時、この時計の事が友人と話題になりました。そこで私が「この時計と一緒に生活してると一日に20分得するんだよ」。すると友人が、アハハと笑いながら「長生きするよ……」(笑)。

はい。今もって元気に生きてます(感謝)。

△ △ △

ふたたび本庄です。

 

山下さんの楽しい文章の後では、やや蛇足の情報かもしれませんが…

時間とは何かということは、さまざまな時代にさまざまな人が議論してきたけれども、いまだに解決がついていない大問題だと多くの人が考えています。

神秘学(mysticism:神秘哲学)の立場から言うと、「神秘体験とは、時間がないことを体験すること」だと言うこともできます。

枯山水を見つめている女性

 

下記は前回の山下さんの記事です。

記事:『右向け左

 

では、今日はこのあたりで

また、お付き合いください。

 

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