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直観のみなもと

2021年5月28日


こんにちは。バラ十字会の本庄です。

一昨日はスーパームーンの皆既月食でしたが、東京板橋では残念ながら、雲に隠れていたのか、見ることができませんでした。

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

私の友人で作編曲家をしている渡辺さんから「直観」についての寄稿が届きましたので、紹介させていただきます。

▽ ▽ ▽

「直観の源泉」(1)

渡辺篤紀

渡辺篤紀

 

皆さんは、「直観」と言われるものを感じたことはありますか? 恐らく、様々な場面で、自身の直観に助けられたことも多いのではないでしょうか?

なぜか、いつもと違う道を通り、数分後に起こる危険を回避したり、ふと思い立って買った宝くじが当たったり…。

日本では「虫の知らせ」という表現もあり、昔から日常的に「直観」のようなものの存在が認められていたことが推察できます。

しかし、そもそも「直観」とは、どこから来るのか、不思議に思ったことはありませんか? 今回は、「直観」と言われるものについて考察してみたいと思います。

 

■直観

ウィキペディアによれば、「直観(Intuition)とは、知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、推論、類推など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式である。」(一部編集)と、少し難しい表現ですがこのように説明されています。

そして、「付け加えるならば直観を前提として具体的な問題を正しく説明したり解決に導くためには多くの経験と知識、理解が必要でもある。」とも説明されています。

これは、「直観」で何かを感じたとしても、それを理解するためには、経験や知識が必要であり、例えば、生まれたばかりの子供では、「直観」を感じたとしても、それをどう処理すべきなのかが分からない、ということでもあります。

さて、この辺りにも「直観」というものを理解する鍵がありそうなので、もう少し掘り下げてみましょう。

直観と論理の対立

 

■直観の形

たとえば、「直観」とは「言語」で意識に訴えかけられるものでしょうか? それとも「イメージ」のようなもので意識に訴えかけられるものでしょうか?

私は経験的にも、真の「直観」とは、「イメージ」を通して非言語的に意識に投げかけられるものではないかと考えています。

ですので、その「イメージ」を理解するためには、上記のように知識や経験が必要であり、自分でその意味を理解できなければ、その「直観」に対してどのように対処すべきか、考えることさえもできません。

これは、易やタロットなどにも共通することかもしれません。易の「卦」やタロットの「カード」は、いわゆる「直観」と同種のもので、これをどのように解釈するか、ということに知識や経験が必要となります。

 

■インスピレーション

直観に似たものとして、「インスピレーション」というものがあります。

たとえば、「ある問題などに直面していて、ふと、そのことを考えることをやめた瞬間に解決方法を思いつく」、「物事や風景などに芸術作品の着想を得る」などのようなものです。

ですので、インスピレーションというものは、何かを求めているときに「突然現れるもの」であり、日本語で言うと「ひらめき」「思いつき」などと言うことができます。

そして、「直観」を理解するには知識や経験が必要であることとは対照的に、「インスピレーション」は、突然、「空からすべてが降ってくる」という感じです。

丸められた色紙と電球(インスピレーションのイメージ)

 

■啓示(illumination)

これは、「直観」や「インスピレーション」をさらに超越したものとして、一瞬にして全ての物事を、自身の知識や経験を超越して理解する、というものです。

例えば、仏教でいう「悟り」であり、モーセやイエス、ムハンマドなどが得た「天啓」のようなものであるとも言えます。

例えば、「自身が理解している範疇をはるかに超えた真理の体得が瞬時に起こる」というようなものです。

枯山水を見ている女性のシルエット

 

■「感覚は欺(あざむ)かない、判断が欺くのだ」

これはゲーテの言葉ですが、「目ではなく心で見分ける」という意味です。

そして、このときの「感覚」というのは、いわゆる「直観」と同じものではないかと思います。

言い換えれば、「直観は間違わないが、その解釈を間違える」と言えそうです。

△ △ △

ふたたび本庄です。

辞書で調べたところ、「インスピレーション」(inspiration)の語源は、「息を吹きかける」、「息を吹き込む」を意味するラテン語の「インスピラーレ」(inspirare)でした。

そこで思い出したことがひとつあります。

この図は『16世紀と17世紀のバラ十字会員の秘密の象徴』という本の挿絵のひとつです。

ヘルメス哲学(錬金術哲学)についての説明図で、右上の天使(?)が、ヒマワリのように見える花に息を吹きかけています。

 

錬金術哲学についての挿絵

 

この図については、私もまだ研究中なのですが、いずれこのブログでお話をさせていただきたいと考えています。

以前、話題にしましたが、この本にはエメラルド・タブレットの図も掲載されています。

参考記事:『エメラルド・タブレットとは

 

下記は前回の渡辺さんの文章です。

『ゼロと無』(数とは何か?その6)

 

それでは、今日はこの辺りで。

またお付き合いください。

 

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