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満月と新月と生きもの

2021年6月25日


こんにちは。バラ十字会の本庄です。

バラ十字会日本本部代表、本庄のポートレイト

いかがお過ごしでしょか。

昨晩は満月でした。東京板橋では雲がかかっていて、残念ながら見ることができませんでした。6月の満月は、北米の先住民が野生のイチゴを採集する時期であることから、ストロベリームーンと名づけられているそうです。

満月と植物についてのこの話から、思い出したことがあります。昭和の初めに生まれた、長年畑仕事をしている親族のことです。その方の家に行くと、満月と新月の日が記されているカレンダーが壁に貼ってあり、筆ペンの赤い字で予定が書き込まれています。

直接聞いたことはないので想像でしかないのですが、農作業のいくつかはおそらく、満月と新月の日を目安にして予定を立てているのでしょう。

私は小さいころ、引っ越しを何度か経験しています。東京の中でも小平、小金井、府中など、割と農家の多いところに住んでいたのですが、記憶の片隅をたどると、近所の農家では、満月と新月の日が記されたカレンダーを見ることが多かったように思います。

今回、インターネットで調べてみたのですが、月の周期を畑仕事の目安にしている方が現在も多数います。

 

たとえば種まきに適するのは満月の数日前、植え替えに適するのは新月の数日前だそうです。

また、害虫が産卵孵化するのは満月と新月の時なので、その数日後に防除するとのことです。

肥料も種類によって、与えるのに適した時期があるようです。

 

このように、植物の生育に月の満ち欠けが影響を与えているのは確かなことに思われますが、それはどのようなメカニズムを通してなのでしょう。

夜間の月光が影響するのでしょうか。それとも月の引力(潮汐力)が影響するのでしょうか。いずれにしても不思議なことです。

 

私の祖父の一人は大正生まれで、若いころに北海道で林業をしていました。友人にカニ漁をしている人がいて、その人の話によると、満月に捕ったカニは身が少なく、おいしくないと言っていたことを思い出します。

月の光に照らされて海底に映る自分の影を見ておびえるので身がやせるという言い伝えがあるそうです。実際には、カニの脱皮の周期と月の満ち欠けの周期に関係があるのでしょう。

オーストラリアではクモガニというカニが満月のときに数万匹も大行進して、一斉に脱皮と繁殖をし、それを見るために世界中からダイバーが集まるそうです。

 

月の満ち欠けは、海の潮の満ち干に直接関係しているので、海に住む生きもの、特に浅瀬に住む生きものの生態が月の周期に強く影響されるのは、とても納得のいくことです。

紅海のサンゴと魚

紅海のサンゴと魚

 

以前にこのブログでも取り上げたことがありますが、縄文人はこれらについて深い知識を持ち、月のことを生命、再生をつかさどる神だと考えていました。

参考記事:『月とヘビとウサギ

 

これもオーストラリアの例ですが、グレートバリアリーフのサンゴは、初夏の満月の当日から7日ほど後のいずれかの夜に一斉に産卵します。

暗い夜の海中を無数に多くの卵がただよい、満天の星空のような神秘的な光景になるので、やはり多くの写真家やダイバーが集まります。

同じサンゴでも、小笠原のサンゴの一斉放卵は、初夏の半月(月齢7.5)の前後数日だそうです。

サンゴの一斉産卵(マグネチック島)

サンゴの一斉産卵(マグネチック島)

 

一昨日上野動物園で、パンダのシンシンに双子が生まれたことが報じられていました。このことと昨日の満月は関係するでしょうか。

この図は当会が出版した『ライフ・マップ』という電子書籍に掲載されている図です。

月の長周期

 

月の満ち欠けの周期、つまり満月から満月までの日数は平均すると29.53日で、朔望月と呼ばれています。この周期を4分割するとおよそ7日になりますが、それをこの本では「月の長周期」と呼んでいます。

図に示されているのは満月前後の月の長周期で、そのうち満月前の3.5日は「陽」(positive)の期間であり、生きものが活動するのに適しているとされます。満月後の3.5日は「陰」(negative)の期間であり、生きものが休息するのに適しています。

ですからシンシンの出産は、とても望ましい時期に起ったことになります。今は、授乳をしながら体を休めていることでしょう。

 

電子書籍『ライフ・マップ』の10章には、月の周期と病気や性の関係が詳しく説明されています。また別の章には、一日を7つに分割した3時間25分の期間など、他ではまったく知られていない情報が掲載されています。

かなり以前に翻訳された本なので訳文がやや古いのですが、ご興味のある方はお読みください。

電子書籍『ライフ・マップ』

電子書籍『ライフ・マップ』

 

月の満ち欠けは動植物だけでなく人間にも影響しています。たとえば、人間の受胎期間の平均は266日であり、これはちょうど9朔望月に一致します。

書籍『ライフ・マップ』によれば、人間の出産は、満潮より以前の3.5時間には比較的順調に進むことが多いことが知られています。

先ほどご紹介した月の長周期は、古代バビロニアでも知られていたようで、一週間が7日間に定められた理由であった可能性があります。

しかし、曜日としてそれに5つの惑星(木星、火星、土星、金星、水星)と月と太陽(日)がなぜ現在の順番で割り当てられたのでしょうか。

きっと深い意味があることでしょう。いずれ調べてみたいと思っています。良い情報をご存知の方は教えてください。

 

では、今回はこの辺りで。

またお付き合いください。

 

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