投稿日: 2025/03/18
最終更新日: 2025/03/26

以下の記事は、バラ十字会日本本部の季刊雑誌『バラのこころ』の記事を、インターネット上に再掲載したものです。

※ バラ十字会は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。

区切り

宇宙との同調
Cosmic Attunement

クリスチャン・ベルナール(バラ十字会AMORC世界総本部元代表)
By Cristian Bernard

夕焼けと男性

「宇宙との同調」という表現は、バラ十字会AMORC(Ancient and Mystical Order Rosae Crucis)の会員の多くにとって聞き慣れた言葉です。それは、「バラ十字の状態」と呼ばれる心の深い平安とともに永遠にあることを望むならば、そこに達して外れることのないようにしなくてはならない意識の状態にあたります。『深遠なる平安』という題の記事で、私は、体と思考と心の深奥が穏やかでなければ、「深遠なる平安」を体験することはできないと説明しました。一方で、宇宙の調和(Cosmic Harmony)と一致した生き方をしていなければ、体と思考と心の深奥に穏やかさをもたらすことはできません。宇宙の調和とは何であるかをより良く理解するためには、まず、「調和」と「宇宙」という2つの言葉についてよく考えてみる必要があります。

調和(harmony)という言葉は広い意味では、個別の要素を一貫性がありバランスの取れた有機的な全体に統一している結びつきのことを表しています。ですから、4つの別々の点が、同一の直線上にあるという関係を幾何学的な調和と呼んだり、種々の言葉が組み合わされて優れたスピーチにされているときの関係を詩的な調和と呼んだりします。また、芸術作品を鑑賞しているときに、色のついた線や面から生じている関係を色彩の調和と呼んだり、バランスの取れた形に見られるものを彫像の調和と呼んだり、旋律を作り出している一連の音に感じられるものを音楽的な調和と呼んだりします。こうした例に共通して見られるのは、点や言葉、色彩、形、音などを結び付けている的確で協調した関係です。これらのことから、人間が他の人たちとの間に、また宇宙との間に築かなくてはならない、一貫性がありバランスが取れた有機的な関係に、宇宙の調和が類似しているということは容易に理解できます。

しかし宇宙の調和と、私が先ほど述べた調和の例には、大きな違いがあります。展覧会などで絵画を静かに鑑賞したり、美しい音楽の演奏に聴き入ったりする場合には、見たり聴いたりしている対象の美しさに、受け身の態度で同調することができます。言い換えれば、画家にも演奏家にもなることなく、観察者として、披露された色や音の調和に満足していることができます。しかし宇宙の調和の場合には事情は異なります。自分と〈創造主/神〉を結びつけている関係をただ観察しているだけでは、日々のすべての瞬間、そして生涯全体を通して満足していることはできません。絵画や音楽の巨匠たちが、意識にひらめくインスピレーションのすべてを、ただ単に受け身の態度で観察することに満足していると想定してみましょう。そして、自分が作り出すことができるはずの作品のすべてを、心の中に留めておくように自分を制限していると想定してみましょう。そのような受け身の態度の結果がどうなるかは容易に想像できます。人類は、芸術作品を鑑賞したり聞いたりする機会を決して得ることができなくなり、それらがすべての人の心の中に作り出すはずの素晴らしい感動を味わうこともなくなるでしょう。

宇宙の調和も同じです。宇宙の調和が及ぼす素晴らしい影響を、ただ受け身の態度で待っているだけでは、私たちは満足することはできません。これは、内省したり心の声に耳を傾けたり、より広く言うならば、自分自身の観察者となるために、静かなひとときを費やすべきではないという意味ではありません。それどころか、〈創造主/神〉と自身を結び付けている絆をさらに強くするために、定期的にそのための時間をとらなくてはなりません。このような条件が満たされたときにだけ、数学、文学、芸術、彫刻、音楽の調和を私たちは表現できるだけでなく、宇宙の調和という関係の生き生きとした表現に、自分自身がなることができます。そして人間は、〈創造主/神〉と自分を結びつけている親密な関係を、生き生きとしたダイナミックなものにしなくてはならないのであり、そのために、宇宙とは何かについて明確な考えを持ち、宇宙と同調する方法を知っていなくてはなりません。

宇宙を定義しようとすると、定義できないものを定義しようとすることになってしまいます。しかし、私がこれから強調しようとしている要点を、私たちは決して見失ってはなりません。それは、〈創造主/神〉と〈宇宙〉を結びつけることと、区別することの両方に関連しています。〈宇宙〉は〈創造主/神〉ではありません。この違いを理解することは、宇宙の調和を体験するために必要不可欠です。バラ十字哲学の立場から見ると、〈創造主/神〉とは、すべてのものの始まりに存在するエネルギーであり、一方で宇宙とは、活動しているこのエネルギーです。言い換えれば、〈創造主/神〉とは創造的で普遍的な力であり、宇宙とは、創造された、形あるものと形ないものの両方です。この違いが示しているのは、肉体を持つ人間が〈創造主/神〉と直接一体となることは不可能ですが、宇宙について言うならば、そうではないということです。私たちは、創造されたすべてのものがそこから発した聖なる力と同調することはできません。たとえこの地上で最も進歩した人間であっても、比喩的に言うならば、〈創造主/神〉の顔を見ることはできません。このことが理由でカバラでは、「否定的存在の3枚のヴェール」と呼ばれるものの向こう側に神は存在すると常に語られてきました。つまり〈創造主/神〉は、人間の理解の範疇を超えているということです。一方で、人間には肉体、サイキック体、ソウルのそれぞれに、用いることのできるさまざまな能力があり、形あるもの、形なきもののいずれであっても、〈創造主/神〉が創造したものと同調することができます。

宇宙の調和を意図的に体験することを望むならば、宇宙という創造されたもの、形あるものと形なきものの両方と自分との間に、自覚することのできる親しい関係を築く必要があります。自覚することのできるこのような関係を築くための手段は、もちろん宇宙との同調です。宇宙との同調を達成するためには、2つの異なる、互いに補い合う方法があります。第1の方法は、自分の外側にある創造物、すなわち大宇宙(Macrocosm:マクロコズム)と同調することからなります。この同調の結果である意識の状態を「大宇宙との同調」と呼ぶことにしましょう。 第2の方法は、自身の内部にある創造物、すなわち小宇宙(Microcosm:ミクロコズム)と同調することに基づいています。この調和の状態を「小宇宙との同調」と呼びましょう。ではここで、宇宙との同調のこの2つの方法をさらに詳しく説明しましょう。

たった今述べたように、大宇宙との同調とは、自分の周囲の世界と同調することからなります。このタイプの同調では、高次の意識の領域に、真の意味で自身を上昇させなくてはなりません。つまりこれは、多くの神秘学や秘伝哲学の伝統で〈天上への上昇〉と言われている同調の方法に相当します。この同調の方法を明確に理解するための最善の方法は、視覚化という手段を用いて練習を行うことです。視覚化は、この原理をはっきりとさせる具体的な方法であり、視覚化によって、意識を拡大させるときにソウルが用いる機能を刺激することができます。ですから、次の実習を行うことをお勧めします。

南国の海

あなたが、広大な海に面した広い海岸にいるところを想像してください。この砂浜にはあなたの他には誰もいません。あなたは海に向かって座り、あなたの周りにあるすべてのものと親しく心を通わせたいと強く願っています。あなたの心とソウルは、この神秘的な孤独を楽しんでおり、目の前の光景と音のすべてに、あなた自身を同調させようとしています。あなたは水辺からいくぶん離れたところに座っています。そしてしばらくの間、寄せてくる波と、あなたと波の間に大きく広がっている砂浜を、じっと見つめています。広大な砂浜とそこに含まれている膨大な数の砂粒のことを考えながら、この海岸の歴史と、歴史が静かに見つめてきた地形の変化に思いを馳せてみましょう。自然の法則によってこの場所が今のような広大な海岸になるのに、どれほどの時間がかかったことでしょうか。宇宙の知性は、このような光景を出現させるために、どれほどのエネルギーを必要としたでしょうか。今から何千年も後には、この砂浜はどのようになるのでしょうか。そして、どのような人類がこの海辺を知ることになるでしょうか。あなたが自分自身に尋ねるこれらの質問には、答えられない質問がいくつもあるでしょうから、深く心を通わせて、砂浜にそれを尋ねてください。

海岸を見つめながら、砂浜を作り上げている砂の一粒一粒の意識に、あなたの心を同調させながら、波が海辺で砕ける音を聞きます。それからあなたは、広大な海を見ます。海はあなたの好きな、落ち着いた色あいをしていて、どんなに優れた画家でも、その純粋さと本質をキャンバスの上に再現することはできそうにありません。あなたが座っている砂浜が無数に多くの砂粒からできているのと同じように、あなたが見つめている海は、無数に多くの水滴からできています。それらは、いったいどこから来たのでしょうか。水滴はどんな海岸を知っているのでしょうか。この広大な海を作った力を、水滴は、どんな世界から引き出したのでしょうか。どのようにしたら、水滴が、その水のような意識の中に保持して運んできた秘密を見抜くことができるのでしょうか。あまりにも多くの神秘にとまどいながらも、あなたは、感嘆せずにはいられない光景、果てしなく広がる海と心をひとつにします。

このようにして、大地と海に心を通わせながら、あなたの顔にやさしく触れるそよ風を感じています。軽やかな風はかすかに優しくそよぎ、あなたが顔を上げて、海のかなたの水平線に目を向けるように誘っています。水平線の広がりが海の故郷です。あなたは海と空の境目の美しさに目を奪われ、砂浜の砂と海の水を眺めていたときに自分に問いかけたことの答えがすべて、風に乗って聞こえてきたように思います。どこまでも広がる海のかなたに心を奪われながら、あなたは風の答えを聞き、風と同調します。

海と空の境目に心を奪われていると、あなたは、太陽の方へ顔を向けなければという促しを感じます。太陽は何時間か前に海に沈み始めていたので、それほどまぶしくはありません。あなたはその景色の素晴らしさに驚きを隠せません。太陽だけが、世界の歴史を知っています。太陽だけが、すべての人が目を覚ますのを見ています。太陽だけが、すべての人が眠りに落ちるのを見ています。太陽だけが、すべての人が笑ったり泣いたりするのを聞いています。あなたがこの地上を離れた後、どこか別の場所、おそらくは別の国に生まれ変わり、太陽だけがそれをあなただと知っていて、その国でも、太陽は壮麗に輝き、あなたの地上への生まれ変わりを歓迎します。太陽の力である炎には、〈光〉と〈命〉と〈愛〉が含まれていて、私たちの地球を光り輝く、生き生きとした愛があふれる世界にしてくれています。これらのことすべてを考えながら、あなたはさらにしばらくの間、太陽を見つめています。ついに太陽は水平線の下に沈み、あなたは日没の光景に目を奪われます。次に、星が輝き始めた天空の無限の広がりの中に自分が吸収されていくのに、ゆっくりと身を任せます。


あなたが体験するように、大宇宙との同調、そして限りなく大きな世界の中の、大地、水、空気、火の現われとの同調は、創造された宇宙の限りない偉大さとの同調へと、私たちを導いてくれます。この種の同調によって、私たちは意識を大宇宙、つまり自分の外側にあるさまざまな要素へと、徐々に上昇させていき、物理的な身体の限界を超えていきます。私たちは意識の注目する先を、存在の高次の領域へと上昇させ、ついには、広大で無限で永遠であり、私たちの命を支えている、地球という惑星のロゴス(Logos:理法)と溶け合います。こうした意識の上昇によって、私たちは地上から天上へと運ばれ、心の奥で天球の音楽と同調することができます。天球の音楽とは、私たちを支配している惑星が奏でていると、特にピュタゴラスが考えた音楽のことです。天球の音楽というものが、実際にはどのようなものであるかをここで詳しく説明することはしません。というのも、このこともまた、バラ十字会の教本で余すところなく扱われているテーマだからです。ここでは次のことだけを述べておきます。〈天上への上昇〉によって、私たちは宇宙のいくつかの音と同調しますが、厳密な同調の関係を通してこの音は、人間の身体、サイキック体、ソウル(soul:魂)のリズムと一体になっている音と対応しています。

今述べたことは、小宇宙に対してなし遂げることのできる調和とは何かを明確に説明するきっかけになります。明らかなことですが、小宇宙との調和の目的は、自身の心の奥深くに入り込んで、自身の内部で振動している、「創造」のリズムと同調することです。この内的なリズムによって、身体のすべての臓器と細胞には命が与えられていて、このリズムの精妙な振動によって、すべてのサイキック中枢に活力が与えられています。ですから、身体の各々の器官に意識を集中させることによって、それに対応するサイキック中枢の意識が自然に刺激されます。先ほどお勧めした〈天上への上昇〉の実習は、言い換えれば、自身の外界へと意識を拡大させる実習です。ではここで、サイキックな内省、つまり内的な世界に意識を集中させる実習をご紹介します。〈天上への上昇〉の目的は、自身を、惑星と宇宙の音楽の高みにまで上昇させることです。サイキックな内省によって、私たち自身は、身体の組織や細胞のリズムと同調することになり、その結果として、自身のサイキック体と同調することになります。そのためサイキックな内省によって、治癒のプロセスが強力に支援されます。この実習は次のように行います。

四大元素の象徴
四大元素の象徴

あなたの体の内部の温かさを感じ、そこに集中します。温かさが体中の組織を満たし、修復し、生き生きと再生し、調和を与えているのを感じてください。太陽の炎が、〈光〉と〈命〉と〈愛〉を地球に放射しているのと同じように、火があなたの体を温め、活力を与え、体の組織のそれぞれの中で、細胞が協力して活動するようにしているのに注目しましょう。体の温かさに集中し、あなたの意識が温かさに完全に支配されるようにします。つまり、あなた自身がこの温かさになり、そのエネルギーと同調します。

さて、あなたのすべてが、温かさ以外の何ものでもなくなったら、意識を呼吸のリズムに集中させます。呼吸のリズムを感じてください。息が吸い込まれると、それに続いて吐き出される様子、息が吐き出されると、それに続いて吸い込まれる様子に注意を向けてください。呼吸する空気に含まれている、身体とサイキック体のためのエネルギーは、あなたの左右の肺の中に集まり、それぞれの肺は取り込んだエネルギーを、体のあらゆる組織と細胞に、リズミカルに送り出しています。ここで、あなた自身が生命の息吹、つまりこのエネルギーそのものになります。生命力となったあなたは、規則的で調和した呼吸のリズムに乗って、体のあらゆる部分に運ばれていきます。

火と空気はあなたの体に温かさと活力をもたらし、同じように水も、あなたの体に再生のためのエネルギーを注いでくれます。あなたの体の細胞の一つ一つは、水分から必要な物質を引き出しています。すべての生きとし生けるものは、水から生まれました。水に浸って、あるいは水を通して、生命は再生され維持されます。あなたの中に、このような水がどのように存在しているかを感じましょう。そしてあなたの体が、すべて水からできていると思い浮かべてみましょう。その水は再生と浄化の力で満たされています。あなた自身がその水に吸収されて、ひとつになるのに身を任せましょう。あなたはこの水であり、この水があなたの隅々にまで満ちて、あなたを完全に浄化します。

食物を通じて消化吸収している大地という要素がなくては、体を維持することはできません。それぞれの細胞は、この要素を常に受け取っており、それをある種のエネルギーに変えています。このエネルギーは、身体組織が適切に働くために必要不可欠です。細胞の命の鍵となる言葉は間違いなくエネルギーです。あなたの内部が、このエネルギーでぞくぞくしているのを感じてください。そして耳を澄まして、あなたの体のすべての細胞の中でこのエネルギーが振動しているのを聞いてください。細胞にあるこのエネルギーによって、火から取り入れた熱、空気から取り入れた生命力、水から取り入れた再生力、そして大地から取り入れた物質が結びつけられています。このエネルギーとひとつになってください。そして、このエネルギーが、あなたの体のすべての組織と細胞に温かさと活力をもたらし、絶えず再生し、しっかりとした強さを与えているのを感じてください。


ミクロコズム(小宇宙)の意識と、そして、微少な世界における大地、水、空気、火という四大元素の現われと同調するこの実習は、あなた自身をより深く知ることを助けてくれます。また、自分の体のリズミカルな活動と同調することができ、それを通して、あなたの中で振動している宇宙のリズムとも同調することができるようになります。しかしこのことは、宇宙の性質に外的な活動と内的な反応という2つの異なる側面があるということを意味しているのではありません。あるひとつの宇宙のエネルギーが私たちの内部で働いていて、それとは別のエネルギーが外側で働いているわけではないのです。宇宙のエネルギーはただひとつだけ存在するのであって、唯一で分割することのできないこの宇宙のエネルギーが、人間の内部と外部の両方で働き、同じ影響を与え、同じ聡明な秩序を表しています。ですから、私が試してみることをお勧めした2つの種類の同調は、宇宙との同調のための、互いを補い合う2つの方法です。

バラ十字会員の大部分は、宇宙と同調する時間の大切さを理解し実感しています。宇宙との同調は、バラ十字思想の、広く言うならば神秘学(神秘哲学:mysticism)の要点にあたります。第1に、宇宙との同調する時間を取ることによって、身体、サイキック体、心の深奥が浄化、再生され、この記事の最初でも述べましたが、〈深遠なる平安〉の状態に近づくことができます。つまり、宇宙との同調という状態に達すると、人の内部で働いている自然法則に反してその害を被ることが、もはやなくなります。そのため、宇宙と同調する時間は健康の改善と維持に役立ちます。また、宇宙との同調によって、私たちの感情的な性質が浄化され、その結果サイキック体の振動の性質が強化されます。それに加えて、宇宙との同調によって、私たちの心の深奥から発せられる磁気的な魅力が増します。また、自身の内部と周囲に〈創造主/神〉が存在するということを、一層はっきりと感じるようになります。

第2に、宇宙との同調は、私たち人類が抱えているあらゆる問題を解決するための扉を開いてくれます。宇宙の中にまだ解決策が存在していない問題などというものはひとつもないということを、あまりにもしばしば忘れてしまうという傾向が、人類にはあるように思われます。言い換えれば、すべての問題に対して、見つけ出されることを待っている解決策が、宇宙意識の中には必ずあります。ですから、不注意や怠慢が理由で、私たちが自分の能力の範囲内でできることのすべてを行っていないとしたら、自分が抱えている何らかの問題を解決するのを助けてくれないと、〈創造主/神〉を責めることなど、どのようにしたらできるというでしょうか。宇宙意識の高次の領域に接触する方法を学ぶことによって、私たちは、自身の人生を支配する状態(Mastery of Life)に実際に達することができます。

第3に、バラ十字会員の多くが目標としていることは神秘学とともに生きることです。神秘学とは、〈心の中の創造主〉と自身を結び付けている絆について学び、学んだことを実践することです。この絆は必然的に、性質としても関係としても「調和」ですが、宇宙との同調を通してだけ、この調和の源と性質を理解することができます。また、宇宙との同調に熟練した人だけが、それによって与えられる無限の力を知ることができます。ですから、〈創造主/神〉と世界とあらゆる生きものと、あなたとの関係に、調和ある絆が保たれるように、日々あらゆる努力を尽すようにしてください。そうすれば、意識にもたらされる啓示と啓発を通して、宇宙の調和をあなたは永遠に見続けることができます。そして、人類というあなたの兄弟姉妹とあなた自身のために、あなたは〈普遍的な平和〉をもたらすための道具になることができます。

※上記の文章は、バラ十字会が会員の方々に年に4回ご提供している神秘・科学・芸術に関する雑誌「バラのこころ」の記事のひとつです。バラ十字会の公式メールマガジン「神秘学が伝える人生を変えるヒント」の購読をこちらから登録すると、この雑誌のPDFファイルを年に4回入手することができます。

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