投稿日: 2024/05/10
最終更新日: 2024/05/22

以下の記事は、バラ十字会日本本部の季刊雑誌『バラのこころ』の記事を、インターネット上に再掲載したものです。

※ バラ十字会は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。

区切り

神の幼稚園
Kindergarten of God

エルバート・ハバード
by Elbert Hubbard

エルバート・ハバード
エルバート・ハバード

エルバート・ハバードとアリス・ハバードは進取の気性に富む哲学者であり、1895年にニューヨーク州のイースト・オーロラで始まったロイクロフト芸術・工芸運動(Roycroft Arts and Crafts movement)の有力なリーダーでした。エルバート・ハバードは、多数の著作を残した作家であり、出版者であり芸術家でした。エルバートとH・スペン サー・ルイス(H. Spencer Lewis、バラ十字会AMORCの初代の世界総本部代表)は個人的に親しい友人でした。エルバート・ハバードはバラ十字会AMORCの最高評議会の設立当初の委員を務めていました。1915年に彼は、ヨーロッパでの講演旅行から帰国後に、さらなる支援を約束する手紙をスペンサー・ルイスに送りましたが、エルバートとアリスは魚雷攻撃を受けたルシタニア号の船上で亡くなりました。

人生をそんなに深刻に考えないでください。生きてるうちはそこを抜け出すことができないのですから。それに、あなたが買ったり売ったりしたもの、あなたの大切な教会や銀行、あなたが読んでいる新聞や本も、結局のところ、子どものままごとの家、赤や青の駄菓子、ハサミ遊びで作った変な物よりも大切だというわけではありません。さあ大人の皆さん!あなたのすべての持ち物は、死という古き良き看護師がやってきて、あなたを眠らせてくれるまで、あなたがいたずらをしないようにするためだけにあるのです。そうでしょう?

子供が作った紙の人形は一日しかもたないし、日刊紙の命はたったの半日、または次の版が届くまでです。それに、教会の建物は木造なら二日、石造りでも三日しかもちません。エジプトで私は、石でできた神殿を発掘している人たちを見ましたが、その神殿がどの神に捧げられていたのか、ましてやなぜ捧げられていたのかなど誰も本当には知らないのです。古代の人々が仕えようとした神は、その神を発明した人々と同じように死んでしまったのです。

親愛なる遊び仲間たちよ、私の言葉を信じてください。この人生は大きな冗談に過ぎないのです。しかし私たちはここにいるわけですから、できるかぎり楽しもうじゃないですか。そして、それをうまくやっていくためには、できるだけ上手にハサミを使って工作したり、与えられた粘土でかわいいおもちゃだけを作ったりするしかないのです。ただし、それはすべて幼稚園の仕事です。つまり幼稚園の目的は私たちに教えることです。私たちは、いろいろなことを日々学んでいると私は心から信じていますし、もし私たちがもっと上の学年に進むことになったときには、ここで始めたときよりも、もっと難しいレッスンをこなす準備ができていることでしょう。

私たちは皆、神の幼稚園の子供たちです。仲間たちよ、私の言葉を信じてください。そして私は、これまでにこの緑の地球を歩いたどんな人とも同じぐらい、神と神の計画について知っています。私はあなたと同じくらいよく知っています。そしてあなたも私と同じくらいよく知っています。そして私たちは皆、神の子供たちであり、私たちが何者になるのかは、まだはっきりしていません。

ベンチに座った様々な国の6人の幼い子供

冗談で「神学」などと呼ばれる当てずっぽうのシステムが、私たちに神のことを少しでも教えてくれることなどありません。

「人にしてもらいたいと思うことは何でも、人にしなさい」。これは誰もが理解できるでしょう。しかし、ある人が神の予定、身代わりの償い、信仰による贖い、そして地獄と天罰について語るとき、それは何を意味しているのでしょう。

これらの救いの計画は、あてにならない蒸気のようなものだという、私の言葉を信じてください。なぜなら私は神の子のひとりだからです。

私は神の意志のひとつです。つまり私は愛されて生まれてきました。ですから私の人生は初めから神聖なものでした。もちろん、私は愚かな人たちと接触したことで、わずかに汚れています。しかし私の生活と行いは、おおまかには正しいのです。なぜなら神の子のひとりである私は、たとえ仮に私が願ったとしても、大きく道をはずれることはできないからです。もしはずれたとしたら、私の母である神が私を呼び戻したことでしょう。なぜなら、神は何年もの間私を守り、支え、気遣ってくれたからです。そうではないでしょうか。私の言葉を信じてください。私たちは神の幼稚園にいるのです。そして神の幼稚園での生活のすべては、自分の務め(ただの遊びですが)で最善を尽くすことと、そして親切でいることです。それがそこでの知恵のすべてです。自分の務めで最善を尽くして、親切でいることです。

私は、これまで生きたどんな人とも同じくらいそのことを知っています。なぜなら私は神の子のひとりであり、そして今まで生きた最高の人間もそれ以上のものではなかったからです。自分の務めで最善を尽くして、親切でいましょう。それがここでうまくやっていくための最良の道であり、そしてもし来世というものがあるのならば、それが最も良い準備です。これは新しい真実ではありません。なぜなら新しい真実というものは存在しないからです。真実は運命と同じくらい古いものです。真実はいくつも存在しません。存在するのはただ一つの真実であり、それはとても古く、とても単純です。すべての賢者はそれを知っています。絶対的な真実について、私よりもよく知っている者はいません。そして、私はかつて生きたどんな人とも同じくらい、絶対的な真実を知っています。しかも、私は何も知らないのです。

自分の務めで最善を尽くして、親切でいましょう。

※上記の文章は、バラ十字会が会員の方々に年に4回ご提供している神秘・科学・芸術に関する雑誌「バラのこころ」の記事のひとつです。バラ十字会の公式メールマガジン「神秘学が伝える人生を変えるヒント」の購読をこちらから登録すると、この雑誌のPDFファイルを年に4回入手することができます。

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