エラ・ウィーラー・ウィルコックス(バラ十字会員の神秘家・詩人)

初めて〈苦悩〉と向き合ったとき、
私は嫌悪に縮み上がった。
敵が短剣を携え仁王立ちになり、
打ちかかろうとしているのにひるんだ人のようだった。

そのとき私は、〈快楽〉と〈利益〉を求めていたのだった。
彼をやり過ごそうと、脇によけてみたが無駄だった。
彼は私の目を真っ直ぐに覗き込み、立ち去ろうとしなかった。
握手を交わし彼は言った、私たちの道は一つだから、
私たちはその道の上で同志となるしかないのだ。それはあまりにも明白だ。

彼の手が私の手を力強く握るのを感じた。
私のすべての血管を通して、しだいに強さを増す輝きが送られた。
一瞬にして私の腕と彼の腕がつながった。そして何ということか。

彼は神々しいほどの喜びに私を導いた。
偉大な神の真実によって、ついに私を豊かにしてくれた。
そして今、私は彼を親友として抱きしめる。

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