奈良の都に行ってきました

つい先日、地元旅行会社のツアー旅行で奈良に行って来ました。11月20日~22日の三日間で奈良の長谷寺、法隆寺、談山神社、金峯山寺蔵王堂、興福寺、浄瑠璃寺(ここは京都)を巡る旅です。
本格的な旅の始まりは仙台空港から神戸空港までのフライトです。実は私は飛行機がどうも苦手なのです。最初に飛行機に乗った時に乱気流で機体が思いっ切り揺すられるといったことを経験したのです。それ以来どうしても飛行機が苦手になっています。
ということで、だいぶん前に聞いた話ですがアメリカに『鉄の塊の飛行機という名の物体が空に浮かんで飛ぶ、ということは信じられない!!』と主張する方々が集う同好会(?)があるのだそうです。
何のことはない、ただ単に『飛行機に乗るのが怖い』と言っている人たちの集まりなのだと思うのですが(笑)。今現在もあるのでしょうか?
長谷寺

さて本題に入りましょう、神戸空港を出るとすぐに長谷寺に直行。到着するとすぐに添乗員の方が「皆さん方は全員お元気で足腰が達者とお見受けしていますが、長谷寺の本堂までは399段の階段を登ることになります。足元に注意していただき、くれぐれも無理をなさらないようお願いいたします。他の寺も長い階段がありますので気をしっかりと持って行動してください」と。
どうやら今回の旅行は階段の上り下りとのセット販売(?)の様でした……(笑)。
ふうふう言いながらもどうにか長谷寺の本堂に到着、やっと御本尊との御対面とあいなりました。
長谷寺のご本尊十一面観世音菩薩は身の丈が三丈三尺(十メートル余)とか。大きさもさることながら本当に素晴らしい菩薩でした。
初日はここまでで、宿泊は奈良駅前のホテルに。

法隆寺
二日目は法隆寺が最初です。私が一番に行きたかった場所です。実は三十年程前に一人旅で訪問した時にここで出会った観音様に再び逢いたくて今回のツアー旅行を申し込んだのです。
ガイドさんの案内で入ると、居られました!! 唐の時代に日本に渡って来たと云われている材質が白檀で一木作りの『九面観音菩薩立像』です。前回と同じく今回も優しいお顔で私を迎えてくださいました。
前回は駆け足での拝観でしたが今回はゆっくりと御対面がかないました。
もし皆さん方が法隆寺を訪ねる機会がありましたらぜひとも『九面観音菩薩立像』との御対面をお勧めいたします、一見の価値ありです。

談山神社と金峯山寺蔵王堂

さて次に向かった『談山神社』ですが、例年この季節ですとカエデやイチョウが色鮮やか…なのだそうですが…ちょっとだけ季節が早かったようでした(惜しかった~)。
次は金峯山寺蔵王堂です。ここも私が行きたいと思っていた場所でした。着いたのが参拝時間の終わりに近かったのですが、若い修行僧の方が寺の歴史や御本尊の金剛蔵王大権現を詳しく説明してくださいました。ここは山伏の修行の寺ということで、ほら貝の音を聴かせてもらいました。するとこの坊さん、中々の名手でした。柔らかくぶっとい音で見事に響きわたるのです。これには私ら全員『うわ~凄い~!!』
いや~良いモノ聴かせていただきました。

興福寺

さて三日目の最初は興福寺です。興福寺と云えば阿修羅像です、以前から機会があればと思っていました。やっと御対面がかないました。ピーンと張り詰めた凄い存在感を感じました。ただちょっと残念だったことが一つ、正面のお顔は真っ直ぐに見ることができたのですが、展示スペースの関係で左右のお顔がちょっとしか見えませんでした。鏡などを使って見えるようにしてもらえれば良いのになと思いました。
私は仏像を拝観させていただくときは、可能であれば後ろ姿もしっかりと見させていただいています。
仏像は背中だけでも私らに何かを語りかけてくれます。しかし、その時に気を付けなければならないことが一つあります。あまり長時間見つめ続けないことです。ややもすると『不審人物者発見!!』と言われかねます。これホントです!! 私自身が体験してますから…(笑)。
この話は別の機会にということで…。

浄瑠璃寺
最後は浄瑠璃寺です。門前に着いたところで数匹の可愛い猫たちが出迎えてくれました。
寺に入るとご住職みずから寺の歴史やら、安置されている仏像の説明をしてくださいました。
この日は寺の秘仏とされている吉祥天女像が特別開帳です。私はこの天女像に会うのを楽しみにしてました。ところがその時間帯に日が陰ってきて良く見えませんでした。それでもしっかりとご対面をさせていただきました。
寺の帰り道に、お土産屋さんに寄り道して招き猫を購入。その時、店番の娘さんに『この招き猫を下さい』声をかけました。すると『ありがとうございます、トラ猫にしますか?それとも三毛猫にしますか?』私はしばらく迷ってから三毛猫を購入。
その後は神戸空港に直行です。夕方の便で仙台空港、山形駅、村山駅、そして我が家へと帰ってきました、両の足に筋肉痛という名のお土産を貼り付けて…(笑)
我が家に帰ってしばらくしてから、ふと思いました『トラ猫も一緒に買えば良かったかな~』 すると、どこからともなく可愛い声が聞こえて来ました『また来てニャー!!』


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執筆者プロフィール
山下 勝悦
1947年11月22日生まれ。山形県村山市在住。バラ十字会日本本部AMORC理事。 おやじバンドでの演奏と地元のお祭りをこよなく愛し、日常生活の視点から、肩ひじの張らない神秘学(mysticism:神秘哲学)の紹介を行っている。