以下の記事は、バラ十字会日本本部の季刊雑誌『バラのこころ』の記事を、インターネット上に再掲載したものです。
※ バラ十字会は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。

先王朝時代の広口の土器- バラ十字古代エジプト博物館のコレクションから
Predynastic Beaker – RC 3066

上部が黒くなっているこの遺物は、エジプト文明の初期に特徴的な土器です。上部を砂に埋めて逆さまにして焼いたため、原料の粘土から酸素が奪われ、独特の色合いになりました。この広口の土器は中部エジプトナイル川東岸のバダリの遺跡の墓から出土したものですが、おそらく持ち主は穀物を入れて保管するために使用していたと思われます。この土器の表面には、野生のヤギを襲う狩猟犬の姿が刻まれています。
土器、紀元前3500~3400年(古代エジプト、ナカダ2期)、9×6cm
当会は神秘学の源流が古代エジプトにあると考え、その研究に注力しています。研究拠点のひとつ、米国カリフォルニア州サンノゼ市にあるバラ十字古代エジプト博物館は、毎年10万人以上が訪れる人気の観光スポットであり、子供向けの考古学のイベントを開催して、地元の教育にも貢献しています。

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第2号:人間にある2つの性質とバラ十字の象徴、あなたに伝えられる知識はどのように蓄積されたか
第3号:学習の4つの課程とその詳細な内容、古代の神秘学派、当会の研究陣について