サイコメトリーとは
こんにちは。バラ十字会の本庄です。

※ バラ十字会は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。
一ヵ月ほど前にこの公式ブログ(メルマガ)で、サイコメトリーについての私の体験談をご紹介させていただいたところ、当会の理事の方から、同じ性質の体験談について寄稿をいただきました。
サイコメトリー(psychometry)は超心理学(parapsychology)で扱われる現象のひとつです。ある物体や場所から、それに関係する人や出来事についての知覚が生じるという現象を指します。
ある物体が長期間誰かに所有されていたり、ある場所で強い感情を伴うできごとが起こったりすると、その物体や場所に、持ち主やできごとにまつわる思念(残留思念)が残り、それが後に知覚されるのだとされています。
残留思念がどのように保持されるのか、その物理的なメカニズムは知られていません。

サイキック能力とは
現代の超心理学は、20世紀の初めにデューク大学のジョゼフ・バンクス・ライン教授によって研究が始められました。この学問では、サイコメトリーの他にも、テレパシー、透視、予知、千里眼、念動(テレキネシス)などが扱われます。
これらの能力はまとめて、サイキック(psychic)能力と呼ばれます。
バラ十字国際大学の心理学部門の調査によれば、サイキック(psychic)能力の中でもサイコメトリーは、比較的多くの人が容易に体験できることが知られています。
実際に日本本部でも、あるイベントの際にバラ十字会員でない約30名の方々に、サイコメトリーの実習を行っていただいたことがあります。
それは、初対面の2名がペアになって、時計や指輪、ペンなどの持ちものを交換し、ある準備の実習を行った後に、その品物を手に持って集中し、そのときに見えたり聞こえたり感じたりしたことを相手の方に話すという実習です。
大部分の方がこの実習は初めてでしたが、7割程度の人が、相手の最近体験したできごと、光景など、常識的には知ることができないはずの情報を知覚し、話して、相手を驚かせていました。
第1の注意点
さて、寄せられた寄稿文をお読みいただく前に、サイコメトリーに関してあらかじめ知っていていただきたいことが2つあります。
そのひとつは、この現象によって害が及ぶことはないということです。
ある品物、ある場所には、所有者やできごとによってネガティブな印象が残されている場合があり、そのような場合には得られる知覚が、不快な性質のものになります。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、次のような迷信があります。いわゆる、曰く付き(いわくつき)の宝石とか、家具とか、場所とかがあり、それを持った人や用いた人や、そこに行った人が不幸になるという迷信です。
これらの品物や場所には、おそらく、強いネガティブな性質の残留思念が残されていることが多いのではと想像されます。
しかしサイコメトリーからは、自己暗示以外には、まったく危害が及ぼされないことが知られています。それはまさに映画のようなものであり、それがホラー映画であり不快を感じたとしても、観客には影響が及びません。それと同じようにサイコメトリーの場合も、そこから何の影響も及ぼされないということを確信していれば、実際に何の影響も及ぼされません。

第2の注意点
第2にご説明したいことは、サイコメトリーなどのサイキック能力(超心理学的な能力)の実習のことです。当会が提供している通信講座には、これらの能力を向上させる実習が含まれています。しかしその練習を本格的に開始するのは、初心者課程を終えてからになります。
その理由は、サイキック能力の訓練よりも先に行うべきことがあるからです。
それは、リラックスと集中を練習すること、顕在意識と潜在意識のしくみについて知ること、呼吸法を健康に役立てること、瞑想の実習、宇宙意識との同調、視覚像を用いて望みを実現する方法、世界と人間の関係や人生の仕組みについて知ること、心の錬金術(※)などです。
(※ 心の錬金術(spiritual alchemy):傲慢さ、利己心、他人を非難する傾向などの心の卑しい要素を、謙虚さ、分かち合いの心、寛容さなどの心の貴い要素に変えること。)
これらの知識と実習は、サイキック能力の開発に比べて、人生の質と幸福度を高めるために直接役立ちますので、当会のカリキュラムでサイキック能力の訓練よりも優先されています。
当会が提供しているような神秘学(神秘哲学:mysticism)の学習は、まだ世に広く認知されているものではないので、多くの学習者には初期の頃に、目覚ましい確信を得たいと強く願う傾向があります。
サイキック能力が発揮されたときには、常識ではあり得ないような体験が生じることがあり、この能力の開発に夢中になってしまう学習者がときおりいらっしゃいます。
しかしバラ十字哲学の観点から見ると、何ら奇跡が起きたわけではなく、あまり知られていない自然法則の範囲内で、できごとが起こっているだけです。
またサイキック能力には、その能力を他の人への奉仕として役立てた場合にだけ、本人の幸せにつながるという、やややっかいな性質があります。
ですから、世界と人生について全般的な知識を一通り学び、瞑想や宇宙意識との同調など、心の成熟度(spirituality)を高める実習にある程度取り組んだ後に、サイキック能力の向上に取りかかるのが望ましい順序であり、当会の学習カリキュラムはそのように構成されています。
参考記事:『スピリチュアル、しかし宗教的ではなく』(SBNR: spiritual but not religious)
これらの学習にご興味をお持ちの方は、寄稿文の後にある「体験教材を無料で進呈中!」の部分の「詳しくはこちら」と書かれたオレンジ色のボタンを押して、お申し込みください。教材は電子書籍なので、タブレット端末、パソコンなどで読むことができ、一ヵ月間、講座を無料で体験することができます。
さて、前置きが長くなりました。下記が、サイコメトリーの体験についての寄稿文です。

記事:『サイコメトリー経験談』

山下 勝悦
11月7日の「サイコメトリーとは?」の記事(下記)を読んで思い出しました。私も似たような経験をしたことがあります。
参考記事:『サイコメトリーとは?ある心理学の実験での奇妙な体験例』
今から四十年前のことです。
町内会の仲間たちで新潟に一泊二日のバス旅行に出かけたときのことです。
町内会の旅行は出発が初日の午後からといった事情もあり、初日の観光は二の次、ほとんどの時間が移動に費やされるといった旅でした。
まあ、本来の目的は場所を変えての呑み会なのですが(笑)。
さて、奇妙なできごとに出会ったのは翌日のお昼の時です。
昼の食事はここですと案内されたのは一階がレストラン・お土産品コーナー、そして二階のフロアが漆塗り工芸品の展示と販売のコーナーとなっている大きな土産店でした。
私たちが店に入ると「お食事が終わりましたら二階にもどうぞ」と声がかかりました。
お昼を食べ終わった後に「それでは行って見ようか」ということで、数人で二階に行くことに。
私らが二階に着くと立派なスーツを身にまとった展示場の係員らしき男性から「いらっしゃいませ〜。どうぞ皆様方、ごゆっくりと目の保養をなさって下さいませ」と声をかけられました。
すると私の前に居たSさんが私に振り向いて「おい、今の言葉を聞いたか?ごゆっくりと目の保養をなさって下さいだとよ。あれは、どう考えても『皆様方にはここにある品物の購入は無理でしょうから目の保養だけでもどうぞ』と言っているように聞こえたよな……」と。
まあ、私も多少なり、そのように聞こえましたが。
少々の腹を立てながらも二階のフロアに一歩足を踏み入れた瞬間です。あれ? 一階とは空気感が何か違うなと感じました。
今風に言えば「オーラが違う」といった表現でしょうか。
そのしばらく後に「え〜!?どうなってんだよこの価格は!?」。驚きの声が仲間内から湧き上がりました。
なんと、展示品に貼られている正礼の数字が私ら一般市民の金銭感覚からするとゼロの数が一つ……モノによってはさらにもう一つ……多いのです。
いわゆる超の付く高級品がズラリと並んでいたのです。
極め付きは展示場の中央に置かれた朱塗の箪笥(たんす)セットでした。

正礼を目にした私ら全員「おいおい、ちょっとした一軒家が買える金額だよ!!」。
「目の保養」の意味を良〜く理解することができました(笑)。
私は、コリャたまらん。他に何かないかと周りを見渡してみました。すると展示場の端に戦国武将が戦の際に身にまとっていたと思われる武具甲冑がガラスケースに収納された状態で展示されていました。
見て楽しむのでしたら家一軒分の箪笥よりもこっちです。
目の保養より現実の世界の方を選択させていただきました(笑)。
さて、それではと近くに寄ってみました、すると突然、全身に奇妙な、恐怖にも近い悪寒を感じたのです。
「あれ?これは時間差攻撃での二日酔いかな?」ふと思いました。何しろ、前夜は粒揃いの酒豪を相手にしての呑み会だったものですから(笑)。
そこで、ちょっと休もうかと思い近くにあった長椅子に座りました、すると一瞬にして身体がす〜っと楽になったのです。
もしかしたらと思い、今度は少しずつゆっくりと近付いてみました。するとまたもや悪寒に襲われたのです。
そこで、もしかしたらと思い何回か試してみました。
すると分かりました、ガラスケースから約1メートル以内に近付くと悪寒に襲われるのです。

そこで、覚悟を決めすぐ近くまでに寄って、じっくりと見てみました。すると、この武具甲冑は補修や再生などは全く施されていない当時の状態のままと思われるモノでした。
さらに、戦国武将がつい今しがたまで身に纏っていたのでは? と思える程の強烈な威圧感をも発していました。
持ち主だった戦国武将と共に幾多の戦場を駆け巡り、数々の修羅場をくぐり抜けて来た武具甲冑なのだろうなと思いました。
すると今度は、甲冑をまとった目に見えない武将から「お前は誰だ、何者だ。何の用件が有って俺様に会いに来たのだ!!」と言われているような錯覚に襲われました。
もうこれ以上この場所に居るべきではないと判断、その場を退散することにしました。
その頃の私はサイコメトリーの原理を知りませんでした。
そして、その数年後にバラ十字の学習でサイコメトリーの原理を知り、さらにその数年後に又あの店に行く機会がありました。そこで私は二階に直行、ところがその時には二階の展示場は完全に様変わりしており、武具甲冑の展示も行なわれてはいませんでした。
その後もときおりサイコメトリーを体験することがありましたが、あれ程のにはついぞ出くわしたことがありません。
あの時、サイコメトリーの原理を知っていたならばと今になって思います。
惜しいことをしました〜。

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第1号:内面の進歩を加速する神秘学とは、人生の神秘を実感する5つの実習
第2号:人間にある2つの性質とバラ十字の象徴、あなたに伝えられる知識はどのように蓄積されたか
第3号:学習の4つの課程とその詳細な内容、古代の神秘学派、当会の研究陣について
執筆者プロフィール
山下 勝悦
1947年11月22日生まれ。山形県村山市在住。バラ十字会日本本部AMORC理事。 おやじバンドでの演奏と地元のお祭りをこよなく愛し、日常生活の視点から、肩ひじの張らない神秘学(mysticism:神秘哲学)の紹介を行っている。
本庄 敦
1960年6月17日生まれ。バラ十字会日本本部AMORC代表。東京大学教養学部卒。
スピリチュアリティに関する科学的な情報の発信と神秘学の普及に尽力している。
詳しいプロフィールはこちら↓
https://www.amorc.jp/profile/





