こんにちは。バラ十字会の本庄です。

全国の多くの場所もそうだと思いますが、東京板橋はこの数日、まるで梅雨が戻ったように雨が続いています。アガパンサスの花が通りのあちこちで見られます。

いかがお過ごしでしょうか。

私の友人で作編曲家をしている渡辺さんから、波動と感情の伝達についての文章が届きましたので、ご紹介します。

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情報と感情を伝える波動について

渡辺篤紀
渡辺篤紀

私たちは、音楽や演説を聴いて感動したり、他愛もない雑談の中でも、ある人の言葉に深く感銘を受けたり、あるいは、それとはまったく逆の感情を抱いたりします。音や声には、何らかの情報を伝える力があるばかりでなく、感情を生じさせる力があることは、疑いようのない事実です。

そして、理論的には、すべての音は様々なサイン波の合成によって再現することが可能ですが、果たして、「音」などの「波動」と呼ばれるものだけによって、これらの感情が生じるのでしょうか?

「音(波動)」が、周波数分布や強度によって情報を伝達しているということは、ある意味、当たり前のように思われるかもしれませんが、それだけではなく、物理的に測定不可能な「感情」も伝達しているのではないかと、私は考えています。

以下は私の考察ですので、一つの説としてお付き合いください。

■波動とは

「波動」とは、「波」とも呼ばれますが、あるパターンが空間などを伝わる現象のことを言います。

身近なものとしては、水面を伝わる波や、音波と呼ばれる空気中を伝わる音の波などが挙げられますが、そのほかにも、真空中でも伝わる光や電波のような例があります。

そして、これらの波動は、時間とともに波長や強度が空間内で変化することで、音の場合は、周波数分布を含めた「音の高さ」や「音の大きさ(強度)」が変化することで、情報を伝えています。

しかし、音楽が私たちに運んでくれるものは、音の変化という情報だけにとどまるのでしょうか?

トランペットを演奏している男性

現時点の私の考えでは、音波は、周波数分布を含めた「音の高さ」と「音の大きさ」という物理的に測定可能なものだけを伝えるにとどまらず、さらに、物理的に測定不可能な「感情」も伝えているのではないか、ということです。

例えば、光という波動は、実在する物体の色や形などの情報を、その波に乗せることによって私たちに届けてくれますが、例えば、「この花は少し元気がないな」と感じることなどがあります。この場合、これも光の波動によって植物が発信する情報(感情)が伝達されているのではないかと、私は考えています。

では、これらの現象をもう少し詳しく考察してみたいと思います。

■音

波動の一番身近な例としては、「音(音波)」が挙げられますが、音が運ぶ「情報」とは、一体何なのでしょうか?

真っ先に、音楽を思い浮かべるかもしれませんが、街にあふれる喧噪や、発声によるコミュニケーションも含め、「音(音波)」が何らかの情報を運んでいることは、疑いようのない事実です。

そして、先に述べたように、「音(音波)」は、周波数分布を含めた「音の高さ」と「音の大きさ」という物理的に測定可能な「情報」を伝達していますが、それ以外にも「感情」などの情報も伝達しているのではと思われます。

その一例に車のクラクションがあります。車を運転される方なら大抵の方が、クラクションの音とともに、ある種の感情が伝えられたと感じたことがあるのではないでしょうか。

「言葉(言語)」は、伝えたいと思っていることを、声という「音(音波)」に乗せることによって、はじめて相手に伝えることができます。

しかし、言語を用いなくても、声や音によって意思を伝達することもできます。

細かい感情はさておき、大まかな感情は、どのような音声、例えば「ア~」、「ウ~」など用いても伝達できます。

赤ちゃんや動物とのコミュニケーションや、言葉の通じない外国人とのコミュニケーション、そして音楽の演奏などは、言語ではない音声を通して、何らかの感情を伝えている実例です。

ドラムを演奏している黒人の手

以上のことをまとめると、

  • 「音(音波)」は、物理的な情報を伝達することができる
  • 「音(音波)」は、物理的な情報以外にも「感情」を伝達することができる

そして、この感情を伝達する「音(音波)」は言語に限定されるのではなく、叫び声や笑い声、または楽器の音などでもよく、「音(音波)」があれば、何らかの「感情」を伝達することができるように思われます。

また、人の声ではなくても、自然界で生じる音は、何らかの「現象の結果(情報)」として現れています。例えば、波の音は海の存在、ひいては水が運動していることを私たちに教え、木々の葉擦れの音は、木が存在し、そして風が吹いていることを私たちに教えてくれます。

では、音楽において、「音(音波)」だけがあって、そこに感情などの情報が乗っていない場合はあるのでしょうか?

おそらくそれは、「音楽」というものではなく、単に「音」というものになるのではないかと思われます。

例えば、何らの感情や意思も存在せず、単に外部からの運動によってギターの弦が振動して音が発せられた場合、これは音楽ではなく、単にギターの弦の存在を示し、弦が周期的な運動をしていることを伝えるにとどまります。

少し回りくどい言い方になりますが、音楽とは、楽器の「音(音波)」によって演奏者の「感情」が伝えられることによって、はじめて「音楽」と呼ばれるものになると考えられます。

感情を込めた歌を録音中の男性

■脳波

同じように人間の脳内の電気(電気化学)的な活動についても考えてみたいと思います。

人間の脳内の電気的な活動を記録する方法として脳波計がありますが、脳波について調べてみると、

「脳波とは、ヒト・動物の脳から生じる電気活動を、頭皮上、蝶形骨底、鼓膜、脳表、脳深部などに置いた電極で記録したものである。」(Wikipediaより抜粋)

とされ、脳内には電気的な活動があることが記されています。

そして、この「脳による電気信号」も音や光などと同様に「波(波動)」であるため、これもある種の感情を伝達することができる波動であると考えることができます。

さて、ではこの「脳による電気信号」は、一体何を運んでいるのでしょうか?

現代科学では、「脳による電気信号」によって、人間のさまざまな活動や思考が行われていると考えられていますが、これまでの例から考察すると、「脳による電気信号」だけが情報なのではなく、この「脳による電気信号」も、脳波計では検出できない何らかの情報を運んでいるのではないかと考えることができます。

しかし現在のところ、脳波から脳の大まかな物理的な活動以上の情報を読み取ることはできていません。

同じように、音楽と言われているものも、オシロスコープなどで波形(音の波)として表すことができますが、この波形だけからでは、誰のどんな曲なのか、どんな感情が含まれているのかを窺い知ることは至難の業です。

(最近では、フィンガープリントと言って、ある曲の波形を読み取って、既に登録されている曲の特徴と照合することにより曲名を特定する技術がありますが、これは単に波形を照合しているのであり、音楽の内容を判断しているわけではないので、同じ曲であっても、ヴァージョンが異なるものは、同じ曲として判断することはできません。)

祭りで笛を吹く男性

同様に、脳波の波形だけでは、感情の揺らぎを観察することはできても、機微に富んだ感情を読み取ることは、とても難しいものと思われます。

しかし、「音(音波)」が、「感情」などを運ぶことができるのであれば、それと同様に、「脳内を流れる電気信号」も、今現在は物理的に測定できない何らかの「感情」を運んでいるのではないかと考えることはできないでしょうか?

例えば、人の手の動きは、脳内の神経細胞の信号が、運動神経を伝わるように「送信」されて筋肉を動かした結果ですが、単に物を触る手の動きと、愛情をもって子供やペットなどを撫でる手の動きには、同じような動きであっても、明らかに感情に違いがあるように思われます。

子猫を包むように撫でている女性の手

しかし、その感情とは、最終的な手の動きの中に宿るものなのでしょうか?

それとも、手を動かすという指令を送る「脳内を流れる電気信号」によって、愛情という情報が伝達され、それが手の動きとなったのでしょうか?

さて、波動から始まって脳内へ、そして愛情などの感情へと行きつきましたが、そもそも感情はどこから生じるのかという疑問も生じます。

その辺りも、また機会があれば考察してみたいと思います。

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ふたたび本庄です。

私ごとですが、ツイッターで動物園のアカウントをいくつかフォローしています。そして、週に何回か、動物の動画を見てリフレッシュしています。

パンダやチーターやスナネコの子供たちからは、遊ぶこと、体を動かすこと、仲間とじゃれあうことの楽しさなど、豊かなさまざまな感情が伝わってきますし、母親が子供たちを育てる様子からは、深い愛情が伝わってきます。どちらも、人間とまったく同じ感情のように感じられます。

ふと冷静に考えてみると、このように生き生きと感情が伝えられるのは、渡辺さんが書いていたように、とても不思議なことに思います。

下記は、渡辺さんの前回の記事です。

記事:『色彩の不思議

では今回は、この辺りで またお付き合いください。

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