宇宙のクウィンテセンスを求めて-中世とルネッサンスの錬金術師はどのように瞑想したか(後編)
錬金術師ヴァシリウス・ヴァレンティヌスが描いたとされる瞑想のための象徴画「哲学者のアゾート」を用いた瞑想の方法が解説され、当時の錬金術師たちが行っていた瞑想を体験することができます。
錬金術師ヴァシリウス・ヴァレンティヌスが描いたとされる瞑想のための象徴画「哲学者のアゾート」を用いた瞑想の方法が解説され、当時の錬金術師たちが行っていた瞑想を体験することができます。
意識研究の新分野の第一人者として知られるデニス・ウィリアム・ハウク博士が、「精神の錬金術」もしくは「心の錬金術」と呼ばれる錬金術師の瞑想の方法を、4つのステップに分けて具体的に説明します。
捧げ扉とは墓の祭壇のことで、家族が故人に葬儀の供物を届けるための扉でした。この扉はエジプト第5王朝期のヘヌティ家の婦人の墓のためのものですが、女性の像には古代に変更が加えられたように見えます。
「目標は立てるな、目的は持つな」という言葉があるそうです。人は何か新しいことを始めようと決心した時に、まず頭に浮かぶのが目標あるいは目的を達成した時の自分自身の姿ではないでしょうか。
メセフティ家の女主人の棺には、食事のテーブルや供物、死後の彼女を支援する神と女神の名前が描かれています。この面には毎朝太陽が昇るのを見るための目が描かれているため、棺の東側であることがわかります。