投稿日: 2021/12/10
最終更新日: 2023/11/17

ジョシュア・マッギード博士(1883-1939)

カバラハンドブック

カバラについて学び始めたばかりの人は、その内容が難解だと感じたり、混乱してしまうことがあります。様々な書物があり、様々な主張がされているからです。カバラについての2つの本を比べてみると、まったく異なる話題について語られていたり、同じテーマを扱っていても、定義や解釈が食い違っていたりすることがあります。その上、ヘブライ語では同一の用語なのに、英語での綴り方が著者によって異なっている場合もあります。

こうしたことが起こる理由のひとつは、「カバラ」を自称している伝統的な思想体系には、異なるいくつかのものがあるからです。具体的に言うと、ユダヤ・カバラ、クリスチャン・カバラ、ヘルメス・カバラがあります(脚注1)。クリスチャン・カバラとヘルメス・カバラはいずれも、考え方や用語や技法をユダヤ・カバラから借用していますが、異なる形で用いていて、さらに、他の系統の伝統思想をそれに織り交ぜています。伝統的なユダヤ・カバラに範囲を限っても、それは何世紀にもわたって世界各地に存在していましたから、独自の発展を遂げてきた多種多様な体系や学派や方法論があります(脚注2)。近年は「ニューエイジ・カバラ」とも呼べそうなものまで出現し、伝統的なユダヤ・カバラを宗教的な背景から切り離した上で、その要素を借用して、幸せを見いだしたり、目標を達成したり、富を築いたり、人間関係を改善するための実践的なテクニックとして紹介しています。

また、様々なカバラを分類するために、どのような理論や実践が含まれているかに着目する方法がよく知られています。

「理論的カバラ」もしくは「神智学的カバラ」には、形而上学の体系、神の内的な活動についての説明、その活動が物質の世界とどのように相互作用しているか、そして、聖書の隠された意味を解釈する方法が含まれています。

「瞑想的カバラ」は、高次の意識状態を獲得し、精神の深奥の領域を探査し、神と出会い、新しい内面的な洞察を受け取ることを目的としている、広範囲にわたるさまざまな実践から成り立っています(脚注4)。このカバラは、「神秘学的カバラ」とか「予言的カバラ」とも呼ばれます。

「実践的カバラ」とは、神の領域に影響を及ぼすことで、物質の世界に実際的な効果をもたらそうとするテウルギア(訳注)や魔術のことです。しかしこの区別には、多少独断的な面がないわけではありません。ヘルメス思想や魔術の伝統思想についての現代の著作家の中には、魔術とは、個人的な力を得ようとする実践というよりは、自身の内面を進歩させるための体系的な取り組みだと見なす方が、より適切であるとしている人たちがいます(脚注5)。
訳注:テウルギア(therugy):主に新プラトン主義の人たちによって行われていた儀式で、不可視の世界との接触を目的としていた。

ユダヤ・カバラ

Jewish Kabbalah

 とても長い歴史を持つユダヤ教の神秘学のすべてを「カバラ」と呼ぶ著述家もいます。この立場によれば、メルカバの伝統(訳注)や聖書に登場する預言者たちもカバラに含まれることになります。12~13世紀頃に南フランスとスペインで生じた、特殊なユダヤ教神秘学だけを「カバラ」という語で表す人たちもいます。「カバラ」という語がユダヤ教の神秘学の書物や活動を指すために初めて使われたのがその時代だったからです。
訳注:メルカバの伝統(Merkavah tradition):メルカバとは、旧約聖書のエゼキエル書に描かれている神の戦車のこと。メルカバの伝統とは、預言者エゼキエルによって伝えられたとされる神秘学。メルカバの神秘学として以下で説明される。

メルカバの神秘学は、カバラの前身であるとされたり、初期のカバラだとされる場合があります。この神秘学は、紀元前2世紀頃に始まり1千年ほど続いたと一般に考えられています。メルカバの神秘学の探究者は、瞑想を通して自身の魂を上昇させ、7つの聖なる宮殿もしくは聖なる部屋を通過します。そのひとつひとつで、魂は異なる神秘的な体験をします。探求者の究極の望みは、一番高みにある7番目の部屋にたどり着き、預言者エゼキエルが描写したような神の姿を見ることです(エゼキエル書第1章第1~28節)。

『セーフェル・イェツィラ―』(形成の書)(脚注6)はしばしば、カバラの最古の文献であると言われます(脚注7)。この書には、神が宇宙にあるすべてのものを創造するために、ヘブライ文字をどのように用いたかが詳細に記されています。正しく解釈することができれば、この書は、ヘブライ文字を用いる瞑想の多くのテクニックが説明されている、瞑想の手引き書として読むこともできます。『セーフェル・イェツィラ―』は、聖書に登場する族長であるアブラハムが記したと言い伝えられています。この書の起源がいつなのかは不明ですが、一部の学者はそれを2~3世紀頃だとしています。

『セーフェル・ハ・ゾハール』(光輝の書)(脚注8)は、最も重要なカバラの文献であると一般に考えられています。『ゾハール』は一冊の書物ではなく、数巻に分かれており、そこに含まれている内容は、聖書の秘教学的な解釈と、神の内的な活動についての説明です。ラビ(ユダヤ教の指導者)のシメオン・バル・ヨハイ(Shimon bar Yochai)と彼の友人たちが、聖なる土地を旅して巡りながら、旧約聖書の隠された意味について論議するという形式で、『ゾハール』の大部分が書かれています。ゾハールのいくつかの部分の手稿が最初に出回ったのは、1290年代のことで、ラビ・モーシェ・デ・レオン(Rabbi Moshe de Leon)によるものでした。彼は、シメオン・バル・ヨハイが2世紀に書いたそれらの手稿を自分が発見したと主張していたのですが、研究家の間では、実際にはデ・レオン自身が書いたとする見方が一般的です。デ・レオンの手稿が、それまでの口伝に組み入れられ、ゾハールに発展した可能性もあります。大部分がアラム語で書かれており、内容の多くはきわめて難解であり、理解が困難なことで有名です。

ツファット(サフェド)の町。現在のイスラエルにあり、カバラの全盛期における中心地のひとつ。
ツファット(サフェド)の町。現在のイスラエルにあり、カバラの全盛期における中心地のひとつ。

16世紀は、カバラの研究や実践の全盛期でしたが、その中心地のひとつは、現在のイスラエルにあるツファット(訳注)でした。多くの重要な思想家がツファットに現れましたが、その中でもラビ・イサク・ルーリア(Rabbi Isaac Luria、1534-1572)は、大きな影響力を及ぼした人物で、「アリ」(Ari:獅子)または「アリザル」(Arizal)と呼ばれていました。彼は、ゾハールを解釈し理解する新しい方法を示して、宇宙の創造や、神の流出や、生まれ変わりの過程についての極めて詳細な説明を構成しました(脚注9)。
訳注:ツファット(Tzfat):ガラリア湖の北にある都市のヘブライ語名。アラビア語ではサフェド(Safed)。

18世紀に入り、ヨーロッパが啓蒙運動の時期を迎えると、科学と合理主義が台頭する一方で、神秘思想に対する関心は衰えていきました。ユダヤ教の内部では、17世紀に、救世主を自称したサバタイ・ツェビ(Sabbatai Zebi, 1626-1676)の運動が失敗に終わると、多くの人の目に、カバラが信頼できないものに映り、ユダヤ教神秘学も人々を引きつける力を失いました。カバラは、様々な支配勢力から攻撃や弾圧を受けましたが、その一方で、18世紀に東欧で始まったハシディズム(訳注)によって生きながらえたのでした。ハシディズムでは、カバラがいくらか大衆向けの形で伝えられ、聖書の研究や複雑な瞑想の技法だけでなく、自然や日々の暮らしを通して神と出会うことができると説きました。
訳注:ハシディズム(Hasidism):敬虔主義運動。18世紀にポーランドで起ったユダヤ教内部の運動。バール・シェム・トブによって始められた。彼は真の宗教は、すべての存在に内在する神を体験することにあるとした。

ユダヤ人哲学者で歴史家でもあったゲルショム・ショーレム(Gershom Scholem、1897-1982)は、カバラについての現代的な学問研究の基礎を確立した人です。ドイツで生まれ育った彼は、後に現在のイスラエルに移住し、エルサレムのヘブライ大学でユダヤ教神秘学の初の教授となりました。ショーレムと彼に学び影響を受けた研究者たちは、一般の人々もカバラに接することができるように尽力しました。

クリスチャン・カバラ

Christian Kabbalah

ローマのカンポ・デ・フィオーリ広場に立つジョルダーノ・ブルーノの像。1600年に彼はこの場所で火刑に処された。
ローマのカンポ・デ・フィオーリ広場に立つジョルダーノ・ブルーノの像。1600年に彼はこの場所で火刑に処された。

15世紀から17世紀のヨーロッパのルネッサンス期には、ヘブライ語で書かれたカバラ関連の書物がラテン語に翻訳され、キリスト教の学者の間で広く読まれるようになりました。カバラの考え方や技法は、キリスト教の一部の神学者に取り入れられて、クリスチャン・カバラと呼ばれるものが誕生しました(脚注10)。クリスチャン・カバラの思想家たちは、同じ時期にラテン語に翻訳されていたヘルメス思想やプラトン哲学の見解も取り込み、クリスチャン・カバラを、ヘルメス思想の魔術や新プラトン主義のテウルギアと関連付けたのでした。

ジョヴァンニ・ピコ・デラ・ミランドラ(Giovanni Pico della Mirandola、1463-1494)は、ヘブライ語からラテン語に翻訳されたカバラ関連の書物を所有しており、彼自身もまた、カバラに関する執筆を行った人物です。彼は、カトリック教会がカバラと魔術を神学に取り入れるべきであると主張しました。ヘブライ語の聖書を、カバラによる秘伝の方法で解釈することで、キリスト教の教えが真実であることを立証できるとピコは考えていました。イエスにあるとされる神としての性質や三位一体説といった教えが立証されると考えたのです。自身の著作『900の命題』の中で彼は次のように主張しています。「魔術とカバラほど、キリストの神性に確証を与えてくれる知識はない」。

ヨハネス・ロイヒリン(Johann Reuchlin、1455-1522)は、ギリシャ語とヘブライ語を研究したキリスト教の学者で、ピコ・デラ・ミランドラの著作に影響を受けています。彼はラテン語でカバラに関する本を書き(脚注12)、キリスト教会はカバラを受け入れるべきであると主張しました。カバラこそキリスト教の教義の正当性を裏付けるものであり、カバラを用いることで、ユダヤ教徒をキリスト教に改宗させることができると考えたのでした。

ネテスハイムのハインリッヒ・コルネリウス・アグリッパ(Heinrich Cornelius Agrippa von Nettesheim、1486-1535)は、3冊の秘伝哲学の本を著しましたが(脚注13)、そのあらゆる部分に、カバラから広く取り入れた要素を見いだすことができます。この著書は、西洋の神秘思想と魔術の概説として、人々に大きな影響を与えました。

ドミニコ会の修道士であったジョルダーノ・ブルーノ(Giordano Bruno、1548-1600)は、ピコ、ロイヒリン、アグリッパの著書を研究するとともに、自らも何冊かの著書も残した人です(脚注14)。ヨーロッパ中を旅して、キリスト教会にカバラや魔術を取り入れさせるという自身の望みを支持してくれる王族のパトロンを探し求めましたが、その願いは叶わず、さらにローマに戻ったことが災いして、逮捕され異端審問にかけられて、1600年に火刑に処されました。

ローゼンロートのクリスチャン・クノル(Christian Knorr von Rosenroth、1636-1689)は、ゾハールの一部や他のカバラの文献を、ヘブライ語からラテン語に翻訳し、『ヴェールを脱いだカバラ』(Kabbala Denudata)という概論にまとめました。

コジモ・ロッセッリ(Cosimo Roselli)が、サンタンブロージョ教会サクラメント・デル・ミラーコロ礼拝堂に、1481年から1486年にかけて描いた絵画(一部分を拡大)。

コジモ・ロッセッリ(Cosimo Roselli)が、サンタンブロージョ教会サクラメント・デル・ミラーコロ礼拝堂に、1481年から1486年にかけて描いた絵画(一部分を拡大)。メディチ家のプラトン・アカデミーの3人の会員。左はおそらく彫刻家のアルベルティであり、中央がピコ・デラ・ミランドラ、右が詩人で人文主義者のアンジェロ・ポリツィアーノ。左の人物は、マルシリオ・フィチーノ(哲学者、神学者)とされることがあるが、この時期のフィチーノは熟年期にあり、直毛の白髪であった。

クリスチャン・カバラは、最初の頃は民衆運動であり、カトリック教会からの承認を得ようとしていましたが、教会側はこれを一度も受け入れることなく、ついには弾圧しました。しかし、バラ十字思想(脚注15)やフリーメーソン(脚注16)やマルティニズム(訳注)などの運動がクリスチャン・カバラを取り入れました。思想史の研究家として名高いフランセス・イエイツは、彼女が著したエリザベス女王時代における秘伝哲学に関する歴史書の中で、「クリスチャン・カバラとバラ十字思想は、ほぼ類似の意味を持つ言葉なのかもしれない」(脚注17)と述べ、続けてこう語っています。「ジョルジ(Francesco Giorgi、1466-1540)とアグリッパが表明したクリスチャン・カバラの哲学と、バラ十字宣言書に表現され、またロバード・フラッドによって語られている、いわゆるバラ十字哲学には、極めて密接な関連がある。(中略)エリザベス女王時代にまで受け継がれてきたクリスチャン・カバラの歴史と関係付けて捉えることによって、我々は今や、バラ十字思想の歴史についてより正しい理解を得ることができる」(脚注18)。
訳注:マルティニズム(Martinism):フランスの哲学者マルチネス・ド・パスカリや、その弟子ルイ・クロード・ド・サンマルタンの唱えた神秘思想。

ヘルメス・カバラ

Hermetic Kabbalah

『光の門』(ヨセフ・ヒカティーリャによる翻訳、1516年発行)の表紙の絵
『光の門』(ヨセフ・ヒカティーリャによる翻訳、1516年発行)の表紙の絵

17世紀から18世紀にかけて、クリスチャン・カバラは、弾圧を逃れ、潜伏活動を通して発展すると同時に、古代の多神教の要素と錬金術の象徴を徐々に取り入れるようになりました。そして19世紀後半には、ルネッサンス期のクリスチャン・カバラと区別するために、ヘルメス・カバラという語がすでに用いられていました。

アルフォンス・ルイ・コンスタン(Alphonse Louis Constant、1810-1875)は、エリファス・レヴィ(Eliphas Levi)の筆名で著作を行い、ヘブライ文字やカバラの「生命の樹」の10のセフィロトや『形成の書』を、タロットカードと関連付けました(脚注19)。

この時代のとても名の知れた人物のひとりに、パピュス(Papus)ことジェラール・アンコース博士(Dr. Gerard Encausse、1868-1916)がいます。彼はいくつもの神秘学の団体に関わり、マルティニスト会とバラ十字カバラ団の共同創始者でした。バラ十字カバラ団は、マルティニスト会のS.I.という段位に到達した人だけが入団することができ、カバラの学士、カバラの修士、カバラの博士という3つの段位からなっていました(脚注20)。『カバラ ―西洋の秘密の伝統』(The Qabalah: Secret Tradition of the West)は彼の著作のひとつです(脚注21)。

ヘルメス神秘学の団体のうちで、最も有名で、かつ大きな影響力を持っていたのは、1800年代の後半にイギリスで誕生した「黄金の夜明け団」(the Hermetic Order of the Golden Dawn)です。彼らの主眼は儀式的魔術に置かれていましたが、カバラをはじめ、他の神秘学や魔術の伝統も取り入れています(脚注22)。創立者の一人であったサミュエル・リドル・マグレガー・マザーズ(S. L. MacGregor Mathers)は、ラテン語で書かれていたローゼンロートのクノルの『ヴェールを脱いだカバラ』を英語に翻訳しました(脚注23)。

ダイアン・フォーチュン(Dion Fortune、1890-1946)は、いくつかの神秘学や秘教学の団体の会員になり、後に自身の組織「内なる光の友愛会」(The Fraternity of the Inner Light)(後に”The society of the Inner Light”と改名)を立ち上げました。彼女の著作の中で最も有名で大きな影響を及ぼした書物は『神秘のカバラ』(The Mystical Qabalah)です(脚注24)。

結び

Conclusions

カバラという名に含まれてきた思想や実践は、極めて多岐にわたるため、このテーマについての本をお読みになるときには、その著者が示しているのが、具体的にはどの伝統思想であり、カバラのどの分派なのかをはっきりとさせておくことが、とても役に立つことでしょう。

バラ十字思想とマルティニズムは、カバラと強い関連があります。また、バラ十字会AMORC(訳注)と伝統マルティニスト会(訳注)の学習においても、カバラは依然としてその重要な一部になっています。
訳注:バラ十字会AMORC(Rosicrucian Order, AMORC):バラ十字思想を継承している現代の神秘学派。
伝統マルティニスト会(Traditional Martinist Order):マルティニズム(前述)を継承している現代の神秘学派。バラ十字会AMORCが後援している唯一の団体。

脚注
ENDNOTES

  1. クリスチャン・カバラについての英文の書籍では、「カバラ」の頭文字を「C」と綴るのが一般的である(たとえばCabala)。これは、原典がラテン語で記されているためであろうと思われる。ヘルメス・カバラについての英文書籍の場合は「Q」を頭文字として綴る傾向にある(たとえばQabalah)。ユダヤ・カバラ関連の英文書籍は、ほとんどの場合「K」を頭文字にしているが、これは、初期の文献がドイツ語で書かれていたためであると思われる。このような慣習は常にあてはまるわけではないが、著者の綴り方で、その本ではどのカバラが取り上げられているのかを知るヒントになる場合が多い。
  2. 全体的な調査のためにはPerle Epstein著『The Way of the Jewish Mystic』(Boston: Shambhala, 2001)を一読されたい(翻訳書は「カバラーの世界」、青土社、1995年)。カバラの歴史全体についての簡潔で理解しやすい資料としては、DVD作品の『Decoding the Past: Secrets of Kabbalah』((The History Channel, 2006)をご覧いただきたい。
  3. Kim Zerter, Simple Kabbalah (Conan Press, 2000; distributed by Red Wheel/Weiser, York Beach, ME).
  4. Aryeh Kaplan, Meditation and Kabbalah (York Beach, ME: Samuel Weiser, 1982).
  5. Dion Fortune, The Mystical Qabalah (York Beach, ME: Samuel Weiser, 1984).
  6. Isidor Kalisch, trans., Sepher Yezirah: A Book on Creation (San Jose: Rosicrucian Order, AMORC, 2002). Aryeh Kaplan, trans., Sefer Yetzirah: The Book of Creation, rev. ed. (York Beach, ME: Samuel Weiser, 1997).
  7. Kaplan, Sefer Yetzirah, ix.
  8. Arthur Green, A Guide to the Zohar (Stanford: Stanford University Press, 2004). Daniel C. Matt, trans., The Zohar: Pritzker Edition, multiple vols. (Stanford: Stanford University Press, 2004- ).
  9. Hayyim Vital, The Tree of Life: Chayyim Vital introduction to the Kabbalah of Isaac Luria. Volume 1 The Palace of Adam Kadmon, trans. Donald Wilder Menzi and Zwe Padeh (New York: Arizal Publications, 2008).
  10. Joseph Dan, ed., The Christian Kabbalah: Jewish Mystical Books & Their Christian Interpreters (Cambridge: Harvard College Library, 1997).
  11. S. A. Farmer, trans., Syncretism in the West: Pico’s 900 Theses (1486) (Tempe: Medieval & Renaissance Texts & Studies, 2008), 497.
  12. Johann Reuchlin. On the Art of the Kabbalah: De Arte Cabalistica, trans. Martin and Sarah Goodman (Lincoln: University of Nebraska Press, 1993).
  13. Henry Cornelius Agrippa of Nettesheim, Three Books of Occult Philosophy, trans. James Freake, ed. & annotated by Donald Tyson (St. Paul: Llewellyn Publications, 2000).
  14. Frances A. Yates, Giordano Bruno and the Hermetic Tradition (Chicago: University of Chicago Press, 1991).
  15. Frances A. Yates, The Occult Philosophy in the Elizabethan Age (London: Routledge, 2001), 197205.
  16. Frances A. Yates, The Rosicrucian Enlightenment (London: Routledge, 2002), 262-277.
  17. Yates, Occult Philosophy, 105.
  18. Ibid., 195.
  19. Eliphas Levi, The Book of Splendours: The Inner Mysteries of Qabalism (York Beach, ME: Samuel Weiser, 1984), 130-131.
  20. Christian Rebisse, Rosicrucian History and Mysteries (San Jose: Grand Lodge of the English Language Jurisdiction, AMORC, 2005), 138.
  21. Papus, The Qabalah: Secret Tradition of the West, trans. W. N. Schors (York Beach, ME: Red Wheel/Weiser, 2000).
  22. Israel Regardie, The Golden Dawn (Woodbury, MN: Llewellyn Publications, 1989).
  23. S. L. MacGregor Mathers, trans., The Kabbalah Unveiled (Mineola, NY Dover Publications, 2006).
  24. See note 5.

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