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成功について

2020年6月26日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

梅雨のこの時期は毎年、ベランダの鉢植えにアオムシがつき、退治に追われます。レモンには必ずアゲハチョウの幼虫がつき、クチナシには必ずスカシバガの幼虫がつきます。反対は一度もありません。不思議です。

 

新型コロナのニュースで落ち着きませんね。いかがお過ごしでしょうか。

 

当会のフランス代表が自身のブログに、「成功」をテーマにした文章を投稿していますので、ご紹介いたします。

あなたが、今、最も成功したいと思っていることは何でしょうか。

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記事:「成功について」

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

 

子供には、人生の極めて初期から成功と失敗という観念が教え込まれます。子供たちが歩くことや話すことに成功すると、次は学校生活で成功したり、スポーツなどのクラブ活動で成功したりすることが求められます。

言い換えれば、多くの大人は子供に、勉強やスポーツで良い結果を残すことを期待します。そして、うまくいったときには褒め、そうでなかったときには叱ります。このようにして子供の競争心が刺激され、その結果、競争心が潜在的な形で心の中に存在するようになります。

そしてついには、成功することとは、他の人に比べて自分が優れていることを示すことだと考えるようになります。

運動会の徒競走

 

社会的成功について

ご存知の通り、「出世」という社会的成功のことがたびたび話題にされます。出世とは一般的に言えば、尊敬されたり称賛されたりするような職業に就き、十分な収入を手にして、(きわめて)高い生活水準を達成することだとされます。

そのような立場を手に入れた人の一部は、そのことに誇りを感じ、それを「外的な豊かさ」によって示します。言い換えればそのような人は、自分の手に入れたものをまるでそれが最も重要なものであるかのように誇示することがあります。

そのような行ないは極端な場合には、謙虚さや自制心を欠いた振る舞いに感じられます。

大きな窓を見つめながら思索するビジネスマン

 

出世するのは悪いことでしょうか。いえ、誠実さを欠く方法や不正な行いによって出世したのでない限り、そうは言えないと私は思います。ちなみにこのことに関連していますが、お金自体に、他の物質的な所有物よりも否定的な性質があるわけではありません。

しかし問題なのは、お金が人生の目的になり、それを得るために最も基本的な倫理観が犠牲にされてしまう場合です。

「ビジネスで成功する」人の中には、時として指摘されるように、基本的な道徳意識を投げ捨てることを躊躇(ちゅうちょ)せず、他の人や社会を犠牲にして金銭的な利益を手に入れようとする人がいます。

このような人たちは、自身の道徳意識を犠牲にすることを自覚した上で行っているのでしょうか。多くの場合、そのように思われます。「欲望」の影響力は極めて強く、良心の声には耳が傾けられなくなってしまうようです。

山頂で虹と日の入りを見つめる登山者

 

人生での成功

社会的な成功よりも、「人生での成功」のほうが好ましいことだと私は感じます。「人生での成功」という言葉で私が意味しているのは、有益な経験、楽しいできごと、美しい出会い、有意義な達成、ワクワクするような計画などで日々の生活を満たすことです。

仕事の成功を乾杯で祝うビジネスマンたち

 

それは、何かを手にすることよりも人生そのものの方が重要だと考え、人と人の絆、自然界と人の絆を特別な恩恵だと見なすことです。

人生についてのこのような取り組みを選ぶ人は、多くの場合、すべての人を尊重する人であり、自分だけでなく多くの人がともに幸せであることを望み追求します。また、社会の中で自分が高い地位を得ることよりもむしろ(それ自体は否定されるべきことではありませんが)、すべての人の利益のために事態を改善することに努めます。

このような人が権力を握ると、それを乱用するのではなく、できるだけ多くの人のために役立つように行使することに努めることでしょう。

 

バラ十字哲学の観点から言うと、人生での成功には、内面的な進歩を遂げることが含まれます。

人間は、物理的な身体と日常用いているような精神だけからなる存在ではありません。人間にはソウル(魂)という要素があります。そして、バラ十字哲学の考えでは、この地上で人間が生きる最大の意義は、魂を内面的に進歩させるということです。

人間の魂(そしてすべての生きものの魂)は潜在的な性質としては完全無欠ですが、何度も地上に生まれ変わって徐々に進歩し、「英知という状態」に達し、完全さを外に表わすことができるようにならなければなりません。このことが魂に定められている務めであり運命です。

折々の人生で経験を積むことによって、魂はこの意味で自体を完成させることができ、親切、謙虚さ、忍耐、非暴力などの「徳」を表現できるようになります。

このことを基礎に考えると、人生での成功とは、内面的な進歩のために人生経験を役立てることであり、一方で、物質の世界が与えてくれる喜びと楽しみという恩恵を十分に活用して、他の人たちを尊重し、他の人たちと交流することだと言うことができます。

 

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。

多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。

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ふたたび本庄です。

 

「人生での成功」(reussir sa vie)という部分は、どうも良い翻訳ができなくて申し訳なかったのですが、言い訳をすれば、フランス語の「vie」には人生という意味と生活という意味の両方があります。

 

それはそれとして、生活を楽しむことと内面的に進歩することの両方を、子供が心から大切に考えるように導く教育ができたとしたら、どれほど素晴らしいことでしょうか。

このような教育が広まったら、世界はきっと今よりもはるかに幸せな場所になるのではと思います。

 

下記は前回のセルジュ・ツーサンの記事です。人の幸せと不幸を左右するような偶然というものが存在するかどうかということが話題にされています。

記事:『偶然について

 

では、今日はこのあたりで。

また、よろしくお付き合いください。

 

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