以下の記事は、バラ十字会日本本部の季刊雑誌『バラのこころ』の記事を、インターネット上に再掲載したものです。
※ バラ十字会は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。
取締隊長のレリーフ- バラ十字古代エジプト博物館のコレクションから
Relief of a Policeman – RC1631
この石碑は、テーベ近くの都市アビドス(Abydos)の港の取締隊長であったヘリ・ホル(Heri-Hor)の依頼によって、公共の寄付で作られたものです。巡礼の町であったアビドスは、さまざまな巡礼者、彼らに必要な品を売る人たちであふれ、とても賑やかな場所だったに違いありません。巡礼者をねらう泥棒も常にいたことでしょう。この種の石碑は、神殿に奉納するためのものでした。
石灰岩製、42×26cm、古代エジプト第18王朝期
当会は神秘学の源流が古代エジプトにあると考え、その研究に注力しています。研究拠点のひとつ、米国カリフォルニア州サンノゼ市にあるバラ十字古代エジプト博物館は、毎年10万人以上が訪れる人気の観光スポットであり、子供向けの考古学のイベントを開催して、地元の教育にも貢献しています。
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第2号:人間にある2つの性質とバラ十字の象徴、あなたに伝えられる知識はどのように蓄積されたか
第3号:学習の4つの課程とその詳細な内容、古代の神秘学派、当会の研究陣について