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エコロジーについて

2018年1月26日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

 

東京板橋では、昨日と今日の朝の気温がマイナス7度でした。こんなことは初めてです。北国の人には笑われるかもしれませんが、日中もしんしんと冷えていて、なかなか暖房が効かず、縮こまりながら仕事をしています。

 

そちらはいかがでしょうか。

 

 

一方で、先週報道されていたことですが、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、2017年の世界の平均気温が、観測史上2番目の高温だったと発表しました。NOSA(アメリカ海洋大気局)の発表では、観測史上3番目の高温だったそうです。

 

気象現象は複雑ですね。

この複雑さを表す一例ですが、バタフライ効果と呼ばれている事柄があります。気象シミュレータで計算すると、地球のある場所で一匹のチョウが羽ばたいたか羽ばたかなかったかの違いが、数ヵ月経つと、地球全体の天候を変えてしまうのだそうです。

 

最近は、台風、たつまき、雹(ひょう)など、気象現象がとても激しくなっているように、お感じではないでしょうか。

地球温暖化が続くとしたら、私たちの次の世代には、さらに激烈な現象が起きてくることでしょう。気になる問題です。

 

当会のフランス代表が、自身のブログに地球環境と温暖化についての記事を書いています。今回は、その翻訳をご紹介させていただきます。

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バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサンのブログ

記事「エコロジーについて」

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

Serge Toussaint

 

エコロジー(ecology:生態系保全)が中心的なテーマとして、数多くの議論で取り上げられるようになってから、かなりの年月が経ちました。

特にこの数年は、環境問題に対する鋭い意識が多くの人に広まりました。このことをとても喜ばしいことだと私は感じています。

人類が原因で起こっている環境破壊を止める努力がひとつもなされないならば、地球は数世代のうちに、人が住むことのできない場所になってしまうと大半の人が考えています。

原子力発電の危険性は周知の事実になりましたし、放射性廃棄物や使用済み核燃料という大問題については言うまでもありません。

 

トマトの若芽

 

地球が心配すべき状態にあり、このことが人類を脅かしているということについては、多くの人の間に合意がある一方、地球温暖化については、かなりの意見の相違があります。

温室効果ガスの排出を含む人類の活動が温暖化の主な原因だと、大部分の科学者が述べていますが、地球温暖化は遠い過去に始まった自然現象であり、人類はその現象をわずかに加速しているだけだと考えている人もいます。

温暖化に人類は何の責任もない、もしくは、地球は温暖化していないと考えている人さえいます。

エコイメージ、地球と新緑

 

私はこの分野の専門家ではありませんが、この数十年間に、地球全体の気候が温暖化し、季節が乱れているのは明らかなことのように思えます。

私の住んでいるノルマンディーでも、年によってそうでないこともありますが、徐々に冬はそれほど寒くなくなり、夏はそれほど暑くなくなりました。

この変化が人類の活動のせいなのか、それとも、人間は変化を加速しているだけなのかを、私は判断すべき立場にありません。

しかし、原因を完全に確定できないとしても、私たちは自分たちに責任があるのだと想定して、短期的、中期的、長期的に温暖化を激化させてしまう可能性があるすべての活動を止めるべきだと私は考えます。

地球の生態系に優しい生き方をすべきだということに、私は何の疑問も持っていません。

イルカと青い海

 

気候変動懐疑論者(climate skeptic)がそうしているように、地球温暖化に対して何の行動も取らなかったと想定しましょう。

その結果起こること(海面の上昇、自然災害の増加、季節の乱れなど)によって、この手の人たちの発言は影響力を失っていくのだから、それで良いのではと思われるかもしれません。

しかし、私たちが今どのように行動するかが、地球と個人と人類全体の未来にとって、決定的に重要なことは明らかだと私は思います。

バラ十字会は全体としてもこのことを確信しており、生態系の保護に対する多くの人の意識を高める努力を行っています。

このことは、2012年に当会が発表した「スピリチュアル・エコロジーについてのバラ十字会の訴え」に、よく表れています(注)。

 

注:この発表は、バラ十字会AMORCの世界総本部代表クリスチャン・ベルナールによって2012年4月にブラジルの国会上院で行われ、ブラジルの放送局「TV SENADO」にて放映されたほか、ラジオ、インターネットTVでも取り上げられた。日本語訳は www.amorc.jp/reference/material_016.html を参照。

 

ブラジル国会上院での発表『スピリチュアル・エコロジーについてのバラ十字会の訴え』

 

地球に優しい行動を選ぶ必要があるという意識が、今や多くの人に広まっていることは誰にも否定できませんが、残念なことに各国の政府は、具体的な対策をとることに消極的です。

それは政治の世界が、“経済を保つこと”や“再び成長すること”を、環境保護よりも重視しているからです。

私の意見では、この2つはいずれも方向を誤っていますし、目先のことにとらわれすぎています。

地球環境が劣化すると、人間の生活と健康に悪影響があるだけでなく、人も国家も多大な出費を迫られるからです。

またそればかりでなく、起きてしまった汚染や破壊の一部は、二度と修復することができません。

 

バラ十字会AMORCフランス本部代表
セルジュ・ツーサン

 

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。

多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。

本稿はそのブログからの一記事。

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以下も、セルジュ・ツーサンのブログ記事のご紹介です。

 

参考記事:『愛について

 

今日はこの辺りで。

また、お付き合いください。

 

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