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直感について

2018年4月6日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

今日の東京板橋は、朝から風がとても強く、道端に自転車が何台も倒れていました。

今週は、ずいぶんと寒暖の差が激しかったですね。

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回の話題は直感です。(直観とも書くことがあり、意味に差があるという人もいますが、ここではどちらも同じだとします。)

直感は虫の知らせとも呼ばれますし、英語では「はらわたの感覚」(gut feeling)と言うそうです。

あなたの今までのご経験で、直感が働いたと最もはっきり感じたのは、どのようなときだったでしょうか。

 

以下は、当会のフランス本部の代表が、直感について書いたブログ記事の翻訳です。

 

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バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサンのブログ

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

Serge Toussaint

 

記事「直感について」

 

誰もが知っている通り、人間には身体能力というものがあります。それは、体の働きであり、具体的には、歩く、走る、登る、跳ぶ、這う、泳ぐ、踊るなどです。

これらの能力には、骨、筋肉、神経が関わっていて、脳によってコントロールされています。

私たち人間には、感覚能力というものもあります。視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚などの五感であり、それぞれの感覚に与えられた刺激は、それに対応する脳の特定の部分によって処理されます。

身体能力は、精神(心)の意図したとおりに体を動かす働きなので精神-運動機能と呼ばれ、感覚能力は知覚機能と呼ばれることもあります。

 

しかし、脳はこの2つの機能だけでなく、精神の機能も司っています。精神の機能の中でも特に重要なものに、思考、記憶、想像という3つの働きがあります。

思考という働きのおかげで、私たちは現在の状況について考えることができます。

記憶という働きのおかげで過去を思い出すことができます。

そして想像という働きのおかげで、思考の限界を超えて楽しいことを思い浮かべたり、未来を予測したり期待したりすることができます。

ですから、心理学で「主観的機能」と呼ばれるこの3つの精神の働きは、それぞれ、現在と過去と未来という3つの時間の区分に関わっています。

 

そして、私たちにはさらに、以上のような精神の働きに加えて、いわゆる”超心理学的”な機能があります。

下意識の機能と呼ばれることもありますし、20世紀の初頭に活躍したインドの神秘家で詩人のオーロビンド・ゴーシュは、超精神的(super-mental)機能と呼びました。

このような働きの中でも特に重要な働きに直感があります。

この働きによって私たちは、時計を見ずに時刻が分かったり、受け取ったばかりの手紙を読む前に、それを誰が書いたかが分かったり、友人の女性が妊娠していることが、本人が気づく前に分かったり、ある場所で、ある出来事が起こったことが、教えられる前に分かったりするというようなことが起こります。

直感(イメージ図):吊された多数の鍵からひとつを選ぶ

 

直感は通常の精神の働きとは異なり、脳の活動の結果から生じているのではありません。直感が働いたときのことを思い起こしていただければ、そのときには、思考という働きを使っていなかったことがお分かりになることと思います。

直感によって意識の中に生じる印象は、突然でつかの間であり、絶対に正しいという感じが伴っています。真の直感は正しく、間違った直感などというものはありません。

そのようなものは実は直感ではなく、直感と勘違いされていますが、その源は“ごく些細な”間違った思考です。

 

バラ十字会の哲学の観点から言うと、直感とは心の深奥の働きの一種です。

より明確に言うと、直感は、魂(soul:ソウル)という、人の最も貴い要素に由来します。このことが、直感が常に正しい理由です。

しかし、人は生まれつき直感を十分に活用できるわけではなく、この能力を目覚めさせる必要があります。そのためには、どのようにしたら良いのでしょうか。

お勧めの方法は、直感によって心の中に生じる印象に常に注目し、それに従うことを習慣にすることです。

日々の生活を送る上で、直感は思考と同じように役立つので、直感という心の働きを無視してしまうのは残念なことです。

19世紀のフランスの作家アンヌ・バラタン(Anne Barratin)はこう述べています。「直感とは、(その人がそう考えるところの)神が与えてくれる、真実の光のきらめきです。」

 

バラ十字会AMORCフランス本部代表
セルジュ・ツーサン

 

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。

多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。

本稿はそのブログからの一記事。

 

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再び本庄です。

 

神秘体験という言葉を耳にしたことがおありでしょうか。

突然、今までにないほど心が澄み切った状態になり、宇宙と自然のすべてが愛に満たされていると感じたり、すべてがひとつであると感じたりして、思考を超えた、人生についての新しい展望が開けます。

神秘体験(イメージ図)

 

私たちが提供している通信講座の教材で説明されていることなのですが、バラ十字会の哲学では、直感のことを最も初歩的な神秘体験だと考え、より高度な神秘体験のための第一歩になると考えています。

ですから、先の記事でセルジュ・ツーサンが説明していた、直感を目覚めさせる方法は、簡単に行えることですが、見かけよりも重要な意義があります。

 

参考記事:『神秘体験の不思議

https://www.amorc.jp/reference/material_005.html

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

では、また。

 

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