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世界の終わりについて

2019年7月19日


 

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

あと数日で梅雨明けでしょうか。待ち遠しいですね。

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

もう20年ほど前のことなので、若い方はご存じないかもしれませんが、1999年7月に人類が滅亡するという話題を扱った『ノストラダムスの大予言』という本が流行したことがあります。

この類いの本を信じる人は今では少なくなったように思いますが、最近は自称“歴史家”ではなく、一流の科学者が人類の滅亡について語っているとのことです。

このことについて、当会のフランス代表が2週間ほど前に自身のブログに記事を書いていますので、その日本語訳をご紹介します。

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『世界の終わりについて』

“A propos de la fin du monde”

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

バラ十字会AMORCフランス語圏本部代表セルジュ・ツーサン

 

あらゆる時代に、予言者、宗教を伝道する人、占星術師など、世界の終わりを予告する人がいました。これらの人の一部は誠実であり、世界の終末の到来を心から確信し他の人に警告していたのですが、人をだますことを目的として、虚偽であることを知りつつ、そう告げていた人も一部にはいました。

『ヨハネによる黙示録』に始まり、かつての『ノストラダムスの予言』や、最近ではパコ・ラバンヌの『天の火』など、数多くの本や、今では数多くのインターネット・サイトが終末論を扱っています。これらで共通して描かれているのは、部分的もしくは全体的な人類の滅亡であり、それは、次のようなさまざまな種類の災害によって起こるとされています。大洪水、大地震、火山の噴火、津波、彗星と地球の衝突、原子爆弾、地球規模の伝染病の流行などです。

ほとんどの場合、この滅亡は、人類を罰するために神が計画し与えた罰であるとされ、その理由は、神を敬わないことや、宗教の戒律に従わないことだとされます。

占星術(イメージ図)

 

過去の歴史において、世界の終わりについてのこのような予告が生じた背景は、迷信、誤った信仰、宗教文書の解釈の誤り、空想的な推測、偏執性の恐れの影響など、まとめて言えば、不合理な根拠でした。

そのため、特に最近の数十年は、このような予告を、ほとんどの人は真剣にとらえなくなりました。最も関心が寄せられた場合でも、せいぜい、滅亡の日だとされる期日が近づいてくるのを、好奇心とともに注視しつつも、ほとんどの人がいつもの通り生活を続けます。

そして、世界規模の惨事が起きることなく、告げられた日が過ぎると、これら大部分の人たちの対応が正しかったことが証明され、“不幸な予言者”たちが、ひとりまたひとりと消えていきました。

確かにいくつかの国では、多くの人が亡くなる自然災害や人災が起き、人々の生活や環境の一部に破壊的な影響が残っています。しかし、これらのできごとを、世界の終わりの初期のしるしだと見なしているのは、ほんの一部のご都合主義者と、ごく少数の終末論の支持者だけです。

 

終末論の流行が復活した、1999年から2000年への移行が過ぎた後、私の知る限り、世界の終末についてあえて語る著作家はいなくなりました。しかし、最近、科学界を代表する数人の人たちが終末論を唱え、多くの人に衝撃を与えています。

なぜなら、科学界がこのような声明をあえて行うことは、今まで一度もなかったからです。この声明は、明らかに信頼に足る人たちから発せられたため、それはもはや予言ではなく、極めて重大な情報としてメディアによって伝えられました。

具体的な日付は述べられていませんが、期限が人類に突きつけられています。正しい選択をするために人類に残されているのはこれから10年だけであり、その間に個人と集団の行動に何の変化も起きないならば、特に地球温暖化に対策が打たれなければ、人類は中期的に滅亡するとされています。

進化のはてに絶滅する人類(イメージ)

 

“人類の全面的もしくは部分的な滅亡”という意味での世界の終末には、疑いを差しはさむ余地があるかもしれませんが、今まで地球に起こった5回の大量絶滅に匹敵する「第6の大量絶滅」と呼ばれるできごとが生じているということを、ほとんどすべての科学者が確信しています。

彼らによれば、この大量絶滅はすでに始まっており、最終的には現在の動植物の種の75%が絶滅するとのことです。現時点までに、すでに25%の種が絶滅しており、大部分の科学者はこの責任が人類にあるという意見に同意しています。

さまざまな環境汚染、過剰な森林伐採、除草剤や他の農薬の使い過ぎ、自然のままに残された土地が極端に減少したことなどが原因です。人類は、地球の歴史から言うと、極めて最近出現した生きものですが、他の多くの生物種を絶滅させてしまうほどまでに地球を支配するようになりました。

一方で、人類の生存は、他の多くの生物種によって直接、間接に支えられています。人類はまるで、第6の大量絶滅に自身が含まれる可能性があるということを、故意に無視しているかのようです。

 

バラ十字会AMORCが2014年に発行した宣言書『バラ十字友愛組織からあなたへの訴え』には、こう書かれています。

「地球温暖化について言えば、このことが始まったきっかけは人間ではないとしても、少なくともそれが加速している原因は人間の活動に責任があると、大部分の科学者が指摘しています。(中略)いずれにせよ、私たち人類が地球に及ぼしている害を終わらせる対策が、短期的に世界規模で行われないならば、数百万人の人にとって、いえ、おそらくはすべての人にとって、地球は耐え難い場所になってしまうことでしょう。」

 

このことについては2001年に世界中で公表された『バラ十字友愛組織の姿勢』ですでに述べられていました。しかしこの宣言書は当時、広い範囲の人たちに届くことがなかったので、この警告に気づいた人は比較的少数でした。

しかし、科学界からの最近警告が出された今、特に、あらゆるメディアがそれを繰り返し取り上げている状況において、どのようにしたら世界の終末という警告を無視できるというのでしょうか。

明らかなことですが、何が起こるのかを知らなかったと私たち人類が弁解することは、もうできなくなっています。

 

著者セルジュ・ツーサンについて

1956年8月3日生まれ。ノルマンディー出身。バラ十字会AMORCフランス本部代表。

多数の本と月間2万人の読者がいる人気ブログ(www.blog-rose-croix.fr)の著者であり、環境保護、動物愛護、人間尊重の精神の普及に力を尽している。

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再び本庄です。

上の文章で取り上げられていたバラ十字会AMORCの宣言書のことですが、全部で3つあります。下記のリンクでお読みください。

https://www.amorc.jp/about_us/manifesto.html

 

今朝、NHKの番組で久米宏さんが「老人が先のことを気にしなくなるのは仕方がない。しかし若い人たちが、何も変えられないと諦めて20年後、30年後のことを気にしなくなるのは大問題だと思う」と語っていました。

 

気候変動や環境破壊の問題は、明るい話題ではないので、直視するのに勇気がいりますし、自分たちには何もできないと諦めてしまいがちです。

しかし、身近なところにもできることがあると思いますし、たとえば選挙で、投票によって自分の意志を示すこともできるのではないでしょうか。

 

では、今日はこの辺で。

また、お付き合いください。

 

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