こんにちは。バラ十字会の本庄です。
昨日に続いて今朝も東京板橋は快晴でした。窓の外に、気持ちの良い青い空が広がっていました。
いかがお過ごしでしょうか。
山形県に住んでいる三度の飯よりもお祭りが好きだという私の友人から、名言についての寄稿が届きました。「名言について」というと何か固い感じがしてしまいますが、肩肘の張らない文章です。どうぞ気楽にお読みください。
▽ ▽ ▽
記事:『迷言?それとも名言?』
バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下 勝悦
この世は名言だけが主役で動いている訳ではありません。主役がいれば脇役も存在します。
少し前に『名言?それとも迷言?』のタイトルで書かせていただいたことがありましたが、今回は前回の続編…のような話…と思ってください(笑)。
それでは早速、行ってみましょう。
先ずは本田技研工業株式会社の創業者でもあり初代社長でもあった本田宗一郎氏の言葉です。
『仕事は遊びと思え、遊びは仕事と思え、そして、どちらも真剣に取り組め!!』。
これは本田技研工業の社員の方から直接に聞いた話です。
宗一郎氏の言葉をもう一つご紹介しましょう。
1969年(昭和44年)本田技研工業が750ccのオートバイ、通称ナナハンの販売を開始したのですが、その頃の軽自動車のエンジン排気量の規格は360ccでした。ナナハンがいかに凄いオートバイだったのかを理解してもらえるのではないでしょうか。
そのナナハンの試作車のテスト走行を行った時のことと聞きました。
テスト走行に立ち会った宗一郎氏がこう言ったのだそうです。『オレにも乗させろ!!』。
その時、宗一郎氏は還暦を過ぎていたはずです。年寄りの冷や水とは言われなかったらしいですが『止めて下さい!!』の声は掛かったそうです(笑)。
『仕事は遊びと思え、遊びは仕事と思え、そして、どちらも真剣に取り組め』の精神を宗一郎氏は人生の最後まで貫いた方だったのですね。
それでは、次に行きましょう。
『真剣にやれ!!仕事じゃないんだ!!』。
タレントのタモリさんの言葉です。宗一郎氏の言葉をパワーアップしてさらにひとひねりしたような表現ですよね(笑)。私は気に入ってます。皆さんはどう思われますか?
タモリさん、今は主に司会者の分野で仕事をされておられますが、大学時代には早稲田大学のジャズバンド、ハイソサエティ・オーケストラのトランペット奏者だったことをご存知でしょうか? 基本的にタモリさんはミュージシャンなのです。
そのタモリさんが大学時代に先輩から『話があるから』と呼び出されたのだそうです。すると『森田(タモリさんの本名)マイルス・デイヴィス(帝王と呼ばれたトランペット奏者)は好きか?』と聞かれたのだそうです。
そこで『はい、好きです』と答えると『そうか、それじゃ良く聞け。マイルスのペット(トランペット)は泣いているだろう。お前のペットは笑っている!!』。
この『一言』がきっかけとなり、その後はハイソサエティ・オーケストラの専属司会者となったのだそうです。
その件に関してタモリさん本人の弁によると、「確かに俺は笑っているような音を出していたよ。でも、それからしばらくしてマイルスが俺とそっくりな音を出す演奏をやりだしたんだよ(笑)」。
これは仮定の話ですが。『笑っている』の一言がなかったならば、現在のタレント・タモリの存在はなかったのではないでしょうか。
最後は青森生まれのタレント、伊奈かっぺいさんの『迷言?』です。
『座り心地の良い椅子は人間を駄目にします。そんな椅子が好きです』。
分かりますよね~(笑)。
言われてみれば私も若い頃はそういった椅子に座りっぱなしだったような記憶があります(反省)。
え?、今…ですか?
え~っと。今は柔らかいソファーに座ってこの文章を書いてます……
はい!! 次回からは座り心地の悪い椅子に座って書くことにします!!
△ △ △
ふたたび本庄です。
ふと思いました。タモリさんが司会をしていた超長寿番組「笑っていいとも」のネーミングは、もしかして、トランペットの音色についてのこの逸話と関係があるのでしょうか。
冒頭に書かれていた、今回と似た題名の下記の記事は、昨年の夏にご紹介させていただいたものです。
記事:『名言?それとも迷言?』
では、今日はこのあたりで
また、お付き合いください。
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