こんにちは。バラ十字会の本庄です。
東京板橋では朝晩の寒さもすいぶんと緩み、春が近いことが感じられる陽気になっています。
そちらはいかがでしょうか。
今年はねずみ年ですね。私は年男で60歳になります。若い頃は、自分が還暦を迎えるなどとは想像もしていませんでした。
岐阜で小中学生に読書の楽しさを紹介するブックトークというお仕事をされている、私の親しい友人から、ねずみ年にちなんだ寄稿をいただきましたので、紹介させていただきます。
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ブックトーク「今年はねずみ年」
今年の干支はねずみ、ということで、ねずみの出てくる本をご紹介しましょう。
『ねずみくんのチョッキ』(なかえよしを・作、上野紀子・絵、ポプラ社)
ねずみくんのお母さんが、ねずみくんにチョッキを編んでくれました。ねずみくんにとてもよく似合います。すると、「いいチョッキだね、ちょっと着せてよ」とつぎつぎにいろいろな動物がねずみくんのチョッキを着て……
『どうするティリー?』(レオ・レオーニ・作、谷川俊太郎・訳、あすなろ書房)
ティリーたちねずみの住んでいるところには、大きな壁がありました。ねずみたちはその壁のことを全く気にしていませんでした。
けれども、一番若いねずみティリーだけは、壁を見つめ、向こう側のことを考えました。ティリーは他のねずみたちと壁の向こうに行ってみようといろいろ試してみます。壁の向こうには、いったい何があったのでしょうか?
『十二支のおはなし』(内田鱗太郎・文、山本孝・絵、岩崎書店)
十二支がどのようにして決まったか、という昔ばなし。かみさまが年の暮れにおっしゃいました。「新年のあいさつにきなさい。はやいものから順に十二番まで一年間ずつその年の大将にしてあげよう。」と。
動物たちはおおよろこび……。よろこびいさんで御殿へと向かいました。そしてねずみは、一計を案じ……
これも昔ばなしですが、ねずみがすもうをとるお話。『ねずみのすもう』(おざわとしお・文、ふじもとしろう・絵、くもん出版)ある日おじいさんが山へ入っていくと、おもしろい声が聞こえてきました。「よいしょ、どっこいしょ、うんとこしょ、どっこいしょ…」
それはうんとふとったねずみと、やせたねずみがすもうをとっているのでした。ふとったねずみは長者どんの家のねずみで、やせたねずみはおじいさんの家のねずみでした。おじいさんは家に帰ると、やせたねずみのために餅をついてあげました……
ねずみは夜にも活動しますね。『100の知識 夜行性動物』(日本語版監修・渡辺政隆、文研出版)には、ねずみの特徴やその他の夜行性動物のことが書かれています。ねずみなどのげっ歯類は、南極大陸をのぞく世界中のほとんどの地域にいるのだそうです。
ハムスターもねずみの仲間ですね。『どっちがどっち? にたものずかん』(高岡昌江・文、友永たろ・絵、学研教育出版)には、ハムスターとモルモットや、オオカミとハイエナ、ヒグマとツキノワグマ、ウナギとアナゴなど、にたもの動物の違いが載っています。
ハムスターとモルモットの違い、知っていますか? 体が小さくて短いしっぽなのがハムスター、身体が大きくてしっぽがないのがモルモットだそうです。
『ひとりでてきるもん!飼ってみよう育ててみよう』(金の星社)には、ハムスターやインコ、金魚の他、ヘチマやチューリップなどの植物の育て方が載っています。ねずみ年にハムスターを育ててみるのも、楽しいかもしれませんね。
おわり
紹介した本
『ねずみくんのチョッキ』(なかえよしを・作、上野紀子・絵、ポプラ社)
『どうするティリー?』(レオ・レオーニ・作、谷川俊太郎・訳、あすなろ書房)
『十二支のおはなし』(内田鱗太郎・文、山本孝・絵、岩崎書店)
『ねずみのすもう』(おざわとしお・文、ふじもとしろう・絵、くもん出版)
『100の知識 夜行性動物』(日本語版監修・渡辺政隆、文研出版)
『どっちがどっち? にたものずかん』(高岡昌江・文、友永たろ・絵、学研教育出版)
『ひとりでてきるもん!飼ってみよう育ててみよう』(金の星社)
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ふたたび本庄です。
楽しそうな本の紹介を読んでいて、懐かしく思い出した風習があります。
今は亡き母に教えられて子供の頃に行っていたのですが、乳歯が抜けたときに、「ねずみの歯と取り替えてください」と言いながら、その歯を屋根の上に投げます。
そうすると、丈夫な歯と生え替わるとされていました。
もしかしたら皆さんの中にも、同じことをなさったことのある方が、いらっしゃるのではないでしょうか。
下記は可児さんの、前回のブックトークの記事です。
参考記事:『視点』
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
また、お付き合いください。
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