こんにちは。バラ十字会の本庄です。
東京板橋はもう初夏の陽気です。例年より一週間ほど早く、バラの花がそこここで開き始めています。
いかがお過ごしでしょうか。
今回は、山形県に住んでいる私の友人からの、小さな居候(いそうろう)にまつわる寄稿をご紹介します。
記事:『隠れ家の居候(?)』
平成27年の春に親の代から続いた稼業(自動車の整備・販売業)に幕を下ろしました。
後継者がいないと言った事情もありましたが、何よりも一番の理由は設備の老朽化でした。
その時に工場と一緒に隣接した自宅(こっちも派手に老朽化でした(笑))も取り壊し、跡地に、必要にして最小限(?)の大きさの家屋を、仕事で付き合いの長かった工務店さんに建ててもらいました。
そして、それまで事務所として使っていた建物を私個人の部屋として使わせてもらうことに。
「なんと贅沢な!!」と言われそうですが……
私、仕事が休みの日は朝からジャズのCDを大音量で聴きまくり、祭が近くなれば昼夜お構いなしに囃子(はやし)の笛を吹きまくり、さらに部屋の中には足の踏み場もないほどにいろんな物が散乱(オーディオやら楽器・各種雑誌・その他)。それら(家族はガラクタと呼ぶ)を私と一緒に事務所内に移動させた、というのが本当のところなのです(笑)。
この場所を私の友人たちは「おっ、隠れ家か!! こりゃ良いな~」と言うのですが……
実はこの隠れ家、冷暖房の設備がないものですから、夏は思いっきり暑く、冬は思いっきり寒いんです(季節の変化をもろに感じています(笑))。
そうは言っても、家族や近所迷惑を気にせずに大音量で音楽を聞くことができるということはホントに楽しいことです(感謝)。
ところで、この隠れ家には毎年、春から秋頃までの季節限定ですが、部屋代を払わずに居候を決めこむ不届き者が侵入してくるのです(笑)。
毎年、春の季節になるとどこからか小さな蜘蛛(くも)が入り込んでくるのです。
さらに毎年、申し合わせたかのように同じ箇所に巣を張るのです。
事務所として使っていた頃には丁重にお引き取り願っていたのですが、ここ数年は「お~。今年も来たか。ところでお前さん、家賃を払う気はあるんですか~?」(笑)。
こういった風に毎回のごとく声を掛けるのですが。返事は毎回「・・・・」です(笑)。
家賃も払わずに我が物顔で住み着く蜘蛛さんは、ときおり入ってくる小さな虫を食して元気に居候を決め込んでいるのですが、季節が秋から冬に変わるころになると命尽きて床に倒れ落ちてしまいます。
そのつど私は「生まれ変わったら又おいで、待ってるよ」と声をかけて裏庭の土に還してあげているのです。
ところが、去年(令和4年)の春にやって来た蜘蛛さんの場合はちょっと違っていました(?_?)。
なんと!! この蜘蛛さん、ダンゴムシを捕獲する名ハンターでした。
去年の夏には確か三匹ほど捕獲したと記憶しています(他に小さな虫も)。
地面を這う様に歩くダンゴムシをどうやって捕まえるのでしょうか?
不思議で仕方ありません。そこで蜘蛛さんに聞いてみました。
「おい、お前さん。どうやってダンゴムシを捕まえるんだい?」。
もちろんのことですが返事は「・・・」でした(笑)。
そうしているうちに季節は秋から冬に近づいてきました。そこで私が「もう少しでお前さんも寿命かな」と声を掛けました。すると数日後のことです、突然に姿を消してしまいました。
どこを探しても見つかりません。どうしたことかと思っていました。すると何日か後、ひょっこりと姿を現しました。
季節は冬の最中です。外では雪も降っています。生きているのが奇跡に思えました。その後はときおり、身体の向きを変えながら寒さに耐え、年を越してしまいました。
そして今現在、令和五年四月、未だに元気に生きています。
蜘蛛の生命力とはこんなにも強いものなのでしょうか? 驚きです。
そこで聞いてみました。「お前さん、いったい何者?長寿の秘訣は?」 するとそれから数日後、またもや姿を隠してしまいました。ここ最近、寒い日が続いたので暖かい場所に避難しているのでしょうか?
そのうちに元気な姿を見せてくれると信じて待つことにしています。
ということで。今度、姿を現しましたら聞いて見ようかと思っています。
「おい、お前さん。どこに『クモガクレ』していたんだい…」と。
ふたたび本庄です。
蜘蛛といえば思い出すのは、芥川龍之介の短編小説『蜘蛛の糸』です。小さいころ読んで強烈な印象を受けたというか、正直に言えばおびえました。
今回調べてみて分かったのですが、この小説の元ネタは、ドイツ生まれのアメリカの作家、ポール・ケーラスの『Karma :A Story of Buddhist Ethics』という本なのだそうです。驚きました。電子書籍もあり、時間のあるときに読んでみたいと思いました。
下記は、山下さんの前回の文章です。
では、今日はこのあたりで また、お付き合いください。
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