以下の記事は、バラ十字会日本本部の季刊雑誌『バラのこころ』の記事を、インターネット上に再掲載したものです。

※ バラ十字会は、宗教や政治のいかなる組織からも独立した歴史ある会員制の哲学団体です。

区切り

美の中を歩く
Walking in Beauty

ビル・アンダーソン
By Bill Anderson

美の中を歩く

アメリカの先住民ナバホ族の言語で、ホジョ(Hózhó)という言葉は、おおまかに言えば「調和と美」を意味します。この言葉には、自然界や宇宙や世界や人間について配慮することが含まれています。つまり、時間と空間の性質、すべての生き物、成長、運動、秩序やコントロール、そして生命の多様なサイクルに配慮することです。

ホジョという言葉の意味はあまりにも広いため、この言葉が表す意味のすべてを含む言葉は英語にはありません。しかし古代エジプトには、ホジョに近いと思われる言葉があります。それはマート(Maat)です。マートとは、真実と正義と秩序の具体的な現れを意味します。以下は、ナバホ族の「祝福の道の儀式」を締めくくる祈りである「美の中を歩く」からの引用です。

美の中を私は歩く。私の目の前の美とともに、私は歩く。私の背後の美とともに、私は歩く。私の頭上の美とともに、私は歩く。私の周囲の美とともに、私は歩く。それは再び美となる。

今日、私は外に出かけ、今日、すべての否定的なものが私から去る。私は、以前のようになり、体に爽やかな風が吹きつける。体が軽くなり、私は永遠に幸せになる。私を妨げるものは何もなくなる。私の目の前の美とともに、私は歩く。私の背後の美とともに、私は歩く。私の頭上の美とともに、私は歩く。私の周囲の美とともに、私は歩く。

私は歩く、私の目の前の美とともに。私は歩く、私の背後の美とともに。私は歩く、私の足もとの美とともに。私は歩く、私の頭上の美とともに。私は歩く、私の周囲の美とともに。私の言葉は美しくなる。一日中、美の中を歩くことができますように。

季節が戻ってきたときにも、歩くことができますように。花粉が落ちた道を、歩くことができますように。足もとの露とともに、歩くことができますように。私の目の前の美とともに、歩くことができますように。私の背後の美とともに、歩くことができますように。私の足もとの美とともに、歩くことができますように。私の頭上の美とともに、歩くことができますように。私の周囲の美とともに、歩くことができますように。

年を取ったとき、美の道をさすらいながら…、生き生きと歩くことができますように。年を取ったとき、美の道をさすらいながら…、再び生きて歩くことができますように。そして、私の言葉は美しくなる。

(以下は2012年3月に、ブラジルの国会上院でバラ十字会の世界総本部代表が発表した文書です。)

皆さまの魂の奥底に、バラ十字会は環境保護を訴えます
Rosicrucian Plea for Spiritual Ecology

21世紀の始まりであり、3度目の千年紀の幕開けにあたり、また、私たちの星と、ひいては人類の生存が重大な危機にさらされているこの時点において、みなさまの心の深奥に環境保護を訴えるのが有意義なことだと私たちは考えます。
● 忘れずにいましょう。私たちが生きている地球という星は、40億年以上もの昔から存在している一方、私たちが知っているような人類がこの地球に出現したのは、たかだか300万年ほど前にしか過ぎないことを。そして、その人類が、この100年足らずのうちに地球を危機に陥れてしまったことを。
● 忘れずにいましょう。地球の3分の2を覆っているのが水であることを。そして、私たち自身の体の75%が水でできていて、水なしには生きていけないということを。
● 忘れずにいましょう。森は、私たちが吸い込む酸素を作り出す、いわば地球の肺なのだということを。森がなければ大気は存在せず、したがって生命も存在しないということを。
● 忘れずにいましょう。人類が出現する数百万年も以前から、地上には動物たちが暮らしていたのであり、私たち人類の生存は、動物たちに支えられているのだということを。また、動物たちが、知性を持った、感受性豊かな生き物であるということを。
● 忘れずにいましょう。自然界の4つの領域は相互に依存していて、それぞれの領域の間には、すきまも明確な境界もないということを。また、そのそれぞれの領域は、異なったレベル、異なった形の意識を有しているということを。
● 忘れずにいましょう。地球は、自体が発生する電磁場に包まれていて、この電磁場が大気と連動して、生命に大きな役割を果たしているということを。
● 忘れずにいましょう。私たちの星が存在することは、偶然の産物、すなわち時間と空間が引き起こした単なる偶発的な出来事などではなく、私たちが〈創造主/神〉と呼んでいる、かの〈宇宙の知性〉が考え出して、そして実行に移した〈計画〉の一環なのだということを。
● 忘れずにいましょう。地球とは、単に人間が存在することを受け入れてくれる星であるばかりでなく、様々な魂が人の体の中に生まれ変わり精神的な進化を遂げた後に、素晴らしい帰結を迎えるための環境でもあるということを。
● 忘れずにいましょう。私たちの星こそ、創造されたものの中でも最高傑作のひとつであることを。地球に似た星は、宇宙にただひとつだけあるのではないにせよ、たぐい稀な天体であり、人類がこの地に暮らせるということは、極めて大きな特権であるということを。
● 忘れずにいましょう。地球は私たちの所有物などではなく、私たちが一生を送る間だけ私たちの裁量に任されているに過ぎないのだということを。そして、地球こそ、未来の世代に受け渡すことのできるものの中でも、最も貴重な財産であるということを。
● 忘れずにいましょう。私たちは、地球に対していかなる権利も持っておらず、持っているのは、地球に敬意を払い、保護保全に努める義務だけであるということを。たったひとことで言うとすれば、地球を愛しましょう。

私たちにはこの地球に生まれてきたという特別な恵みが与えられており、美の中を歩くことによって、私たちは皆、この素晴らしい地球の望ましい未来に貢献します。地球の未来は私たちの手の中にあります。聡明さが指し示してくれる道を、進んでいきましょう。

※上記の文章は、バラ十字会が会員の方々に年に4回ご提供している神秘・科学・芸術に関する雑誌「バラのこころ」の記事のひとつです。バラ十字会の公式メールマガジン「神秘学が伝える人生を変えるヒント」の購読をこちらから登録すると、この雑誌のPDFファイルを年に4回入手することができます。

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