投稿日: 2023/08/04

こんにちは。バラ十字会の本庄です。

東京板橋でも、日本の多くの場所と同じように酷暑が続いています。日本本部の事務所では、水道の栓をひねると、給湯器を繋いでいないのにお湯が出ます。

お変わりはありませんでしょうか。

山形県に住んでいる私の友人から、迷言と名言についての寄稿がありましたのでご紹介します。

区切り

記事:『迷言(名言)の迷路にご一緒しませんか?』

バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下勝悦
バラ十字会日本本部AMORC 理事 山下 勝悦

しばらく前に『名言?それとも迷言?』、『迷言?それとも名言?』というタイトルで迷文(?)を書かせていただきましたが、今回はその続きのようなモノと思っていただければと。

もしよろしければ今回もお付き合いのほどを。

数年前から書き貯めた名言・迷言のたぐいもノート三冊目に入りました。

すると、いつの間にか意味不明、解読困難な言葉(迷言)が紛れ込んでいました。書いたのはこの私なんですが、実はそのあたりの記憶が定かでないんです(笑)。

そこで今回はこれらの迷言の迷路に私と一緒に迷い込んでみるというのはどうでしょうか?

では早速に迷い込んでみましょう。

迷路を交錯で作っている子供と親

まず最初の迷路は『青虫は葉っぱの味がする』です。

ちなみに、私は青虫を食した経験が無いのでどのような味かは知らないのですが…といった話ではなくって(笑)。

言うまでもなく、これは比喩的表現ですよね。

『一方的な考え方に固執してはならない』と言った意味の教訓なのだろうと私は解釈しているのですが。

でも、青虫は葉っぱを食べた後にさなぎとなり、その後に蝶に変身し花の蜜を吸って生きる事になるのですけどね……

こう考えると正に迷路に突入ですね。私はこういったことを考えるのが大好きです。友人らからは『単なるひまつぶし』と笑われていますが。

皆さん方はどう思われますでしょうか?

では、次の迷路に入って行きましょう。

『私捨吾入(ししゃごにゅう)』です。

『私を捨て、吾を受け入れる』と、読むのでしょうね。

いわゆる禅語のたぐいかと思われるのですが、書いた時の記憶がはっきりしないんです。

それでも何となく理解できそうなのですが、75年間使い込んで老朽化した脳という名のコンピューターがスムーズに稼働してくれません(笑)。

皆さん方はどのように解読されますか?

バラ十字公園内の迷路(米国カリフォルニア州サンノゼ市)

次の迷路は『吐けば吸える』です。(確かテレビのトーク番組で聞いた?)。

最初に目にした時は深く考えませんでした。

では、なぜその時にメモしたんでしょうね?

記憶が無いんです(笑)。

ところが今は『この言葉は意味が深いよな~』とうなってます(笑)。

皆さん方のご意見はいかがでしょうか…?

次の迷路は『おのが目の力で見ると思うなよ、月の光で月を見るなり』です。

何となく解るような気がするのですが。月の灯りの様にぼんやりとしています(笑)。

記憶が定かで無いのですが、道元禅師のお言葉のようです。知ってる方、おられましたら教えてください。

夜の海岸と月

他にもいくつか意味不明、解読不可能と思える言葉があるのですが、ぼちぼち迷言の迷路から現世に戻ることに致しましょう。これ以上続けますと迷子になりそうです(笑)。

皆様方のご同行を感謝致します、ありがとうございました。お帰りの際には足元にお気をつけてお帰りくださいますようにお願い致します。

私事ですが、先日バンドの練習の帰り道に足を滑らせて側溝(結構深かったです)に転落してしまいました(笑)。

幸いに左手の甲の怪我だけで何とか無事でした。

病院の形成外科の医師から『どうしました?』と聞かれ、さすがに側溝に落ちましたとは言えず。『夜道で足を滑らして転倒しまして…』

すると医師が『それにしては随分と派手にやりましたな~?』。

次に『早く治りますよ』と言われて20針ほど縫われました。

その時に『もし痛かったら言ってくださいね』と言われたのですが。

縫うための麻酔薬の注射の方が怪我の痛みより上でした(笑)。

『おまけ』の話です。

タレントの伊奈かっぺいさんの名(迷)言です。

『座り心地の良い椅子は人間を駄目にします。そんな椅子が好きです』

私の大好きな名(迷)言の一つです。

これはジョーク? それとも教訓? でしょうか。

ちなみに、かっぺいさんの自伝的エッセイを読んでみますと、座り心地の悪い椅子にどうやって心地好く座るかと云ったノウハウ(?)がイラストと共に満杯状態で書(描)かれています。

もう一つ『おまけ』の話です。

『座り心地の良い椅子』で思い出しました。

その昔、LPレコードが高価だった時代のジャズ喫茶店内でのできごとだそうです。

連日のごとく、店内のほとんどの椅子が、レコードが買えない大勢のジャズマニアに占拠されたのだそうです。

彼らは一杯のコーヒーを舐(な)める様に飲みながら店内に居座り、長時間ジャズを聴き続けたのだそうです。

古いレコードプレーヤー

これにはジャズ喫茶の店主も困り果てました。

客の回転率が悪くて商売になりません。

とは言っても帰ってくれとも言えません。

そこで、一計を案じ、店内の全ての椅子を座り心地の悪い造りの物に取り換えたのだそうです『どうだ!!これなら長居は出来ないだろう』と。

するとジャズマニア達は厚くて座り心地の良い座布団を持って店に現れたのだとか(笑)。

結論が出ました!!

『座り心地の悪い椅子は人間をたくましく進化させます!!』

区切り

ふたたび本庄です。話題として登場した「おのが目の力で見ると思うなよ、月の光で月を見るなり」ですが、詠み人が知られていないいわゆる「古歌」というもののようです。

禅宗では悟りを月でたとえることがあり、そのことを考えに入れると、この古歌は別の意味を帯びてくるように思えます。

インターネットで「古歌」を調べてみたところ、禅宗関連以外でも、興味深い歌をいくつも発見することができました。皆さんもいかがでしょうか。

山下さんの文章の冒頭で紹介されていた記事はこちらです。

また下記は前回の文章です。

では、今日はこのあたりで また、お付き合いください。

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