『胎児と子供は、人類の歴史を繰り返す』(後編)
スパイラル・ダイナミクスを提唱した米国の心理学者クレア・グレイブスは、1950年ごろに、第7のレベルが出現したと考えています。このレベルは「統合的段階」と呼ばれています。このレベルの人たちには、世界をシステムだととらえ、全体と部分の間の結びつきを発見することを重視するという特徴があります。
スパイラル・ダイナミクスを提唱した米国の心理学者クレア・グレイブスは、1950年ごろに、第7のレベルが出現したと考えています。このレベルは「統合的段階」と呼ばれています。このレベルの人たちには、世界をシステムだととらえ、全体と部分の間の結びつきを発見することを重視するという特徴があります。
人間の胎児は、受胎してから誕生するまでに、人類の進化の歴史を繰り返します。これを「個体発生が系統発生を繰り返す」と言いますが、このことは他の生物にも当てはまります。また、子供が生まれた後の心理的な発達にも、同じことが当てはまると考えられています。
私がこの3曲の反戦歌と出会ったのはもう五十数年も前のことなのですが、今だかつて地球上から争いごとが絶えていません。戦争の犠牲者は一般民間人だけとは限りません、兵士たちもまた戦争の犠牲者なのです。大義名分の存在する戦争など絶対にありません。